江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

夏休み報告(その1) 「かわいそうなぞうと飼育員のおなはし」

2019-08-26 | 江戸川区教組
ちなみに今年から、大田区に異動して、人生で始めての8月いっぱい夏休み!

東京大空襲戦災資料センター夏休み企画
最終日の企画は、
「かわいそうな飼育員さん」と題名をつけたくなるような
🤭体験者+高校生の劇😆🎶

みなさん、
絵本「かわいそうなぞう」を読むと、違和感が溢れてきませんか?

例えば、
・本当に逃げ出すと危険だと思っていたのか?動物に襲われるより空襲の方がよっぽど切迫感があったと思うけどなー(-ω- ?)
・食糧不足の中での口べらし?だったら象は最初に「処分」されるんじゃないの?
・何で仙台の動物園がほしいと言えたの?仙台の人は平気で東京の人だけが怖がったってこと?
・飼育員さんたちは葛藤しつつ、結構粘りつつ、というかだいぶ命令違反をしつつ象を生き永らえさせてるけど、戦時下の切迫感が感じられないなー😑

などなど

これに園長代理役の方の言葉が答えてくれました。

・まず、これは忖度のはなし❗
猛獣を処分しろというのは、軍の命令ではなく、今でいう都知事の命令だった。
・しかも軍の歓心をかうためと、民衆に戦時下の緊張感を与えるためにプロパガンダとして行われたことだ。だから全国で、処分しろといわれたのは東京だけ❗
・だから飼育員としては、処分する必要性を感じないし❗それどころか、園長や園長代理には都知事の意図も伝えられていて、結果、飼育員も処分に実質的な意味がないとわかっていながら手をくだしていた❗


体験者の人(当時は子どもでした❗)が、当時の上野動物園の園長代理の日記をもとに劇にしてて、高校の演劇部員といっしょにやってるんだけど、迫力があったよ。

だって、私たちからしたら、園長代理も体験者の方も、遠く離れた世代で、感覚的にいうと本人登場って感じがして
タイムスリップ感😝

実際には演劇教育の専門家早川さんのアドバイスがあって、クオリティが上がっているのですが。

今までにない体験の語り継ぎ?!
戦災資料センターは手弁当ながらも心ある人の力が集まったいい博物館だなー👍





-K.A-

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