息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

調停ー⑦.慰謝料(追記)

2019-08-18 08:46:18 | 息子の交通事故
話が逸れますが、先の参院選前に安倍総理が、ハンセン病元患者家族の訴えを認めて国に賠償を命じた判決を控訴せず、賠償に応じました。


私が驚いたのは、患者の家族や元家族まで補償範囲をを広げたことです。


日本では、犯罪被害者や事故被害者本人への賠償は有っても、その家族までというのは初耳で画期的です。


欧米先進国では結構一般的なのですが、それが日本でも認められました。


上は『悪い先例になる』と危惧した人も多かったらしく、政府は慌てて『(家族への賠償は)今回のみの特例とする』と追加発表したようです。






しかし、息子の事故の件で身に染みて感じたのですが、被害者本人と家族は個別の人間ではあっても、密接に結びついていて、痛みや苦しみを深く共有してしまうのが通常です。


犯罪や事故の被害に遭った際、被害者本人だけでなくその家族にも賠償請求権は認められるべきでしょう。


というか、いずれ日本の法曹界も、世界の流れに従う事になるでしょう。




さて、前回の記事に書いたように、私の慰謝料請求は控えめなものでした。


交通事故の慰謝料の算定基準は、様々と云うかランクがあるようです。

自賠責基準、任意保険基準、赤本、青本など、それぞれ金額が違ってきます。

ネットで調べれば、何百件も解説が出てきます。

ただし、これらネットサイトの多くは弁護士(&事務所)の営利目的の情報サイトですから、鵜呑みにしてはいけないし、ウラを取るべきと私は考えます。

それから、弁護士に依頼すれば、それ相応の出費を覚悟しなければなりません。

少額賠償見込みの案件であれば、弁護士費用に半分以上持っていかれるなんてあるし、それ以前に、弁護士は積極的に受ける事はないでしょう。

当たり前ですが、弁護士の多くは簡単で実入りの多い事案を好みますから。

そして、どう転んでも損はしないのが、民事の弁護士です。