息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

加害者を訴えるべし

2019-07-31 14:02:45 | 息子の交通事故

この度の息子が車にひかれた事件で、幾つかの教訓を得ました。


その第一は、『被害者になったら訴えろ!」です。


私が思うに、交通事故の場合は、”弱者と強者”が比較的ハッキリしています。


車と歩行者、車と自転車、自転車と歩行者、それぞれ後者が弱者です。


そしてほとんどの場合、”弱者=被害者”の立場となり、死亡或いは致傷します。


怪我をしたら、まず訴える意志を示すことです。


(「軽い怪我」と思っても、後から重篤化することもよくあります)


通常、警察の現場検証が行われ、医者に行き診断書を貰います。


それをもとに、警察で、告訴又は被害届を提出する意思がある事を示すことです。




警察は忙しいので、なるべく事件を抱えたくありません。


ですから、警察の担当者は、刑事でなく民事で済ませるように、話を持っていくキライがあります。

いわゆる『民事不介入』、トットと手を引き、"処理済み"にしたいのです。


また一般人にとって、『訴える』という行為は躊躇(ためら)いがちな事です。


ですから、二の足を踏むわけですが、告訴にしても被害届にしても、専門家を頼まず自分でも書類は作れますし、後で取り下げることもできます。


逆に事故後に意思を明確にせず、後になって訴えるとなると、書類が”捜査終了”した警察から既に検察庁に回っていて、ややこしい手続きが必要になります。


被害届や告訴は、加害者と保険会社に対しプレッシャーをかける事にもなり、有効な手段です。


民事のみならず、刑事も視野に入れているぞ!という意思表示です。






調停ー③.刑事罰を加害者に

2019-07-26 16:25:34 | 息子の交通事故

人の命を奪う、人に怪我を負わせる、これは犯罪です。


銃刀や鉄パイプ、角材などを使ったり、拳を使ったりして人を傷つければ、傷害致死、傷害致傷・・・


ですが、世論や警察は、車(とか2輪車&自転車)を運転して同様の事をしでかした場合、
『過失』を付けて、加害者に甘いような気がします。


被害者が亡くなり刑事の案件となっても、判決に”執行猶予”が付くことが多いと聞きます。


ナゼ?・・・・


被害者やその家族にとっては、いたたまれない、怒りの感情が昇華できないです。


また、ふた昔前には、例えば暴行された女性に対し『交通事故に遭ったと思って・・・』なんて慰め?言葉が使われました。(当事者じゃないから、そんなセリフが言える・・・)


被害者に対し、『天災』のようなもの、だから運が悪かったと思って諦めろ的なニュアンスで使われていました。


その一方で、『車は走る凶器』という言葉もあります。


だったら、『凶器』を使った犯行・・・・なのに過失?


どっちなの?


モヤモヤしますね。








調停ー②.解決はカネしかない・・・のか??

2019-07-23 13:09:51 | 息子の交通事故
第一回・調停での調停委員たちの説明で、『保険会社(=&加害者)』は金銭での決着を望んでいると告げられました。


暗に、ソレ以外の代償による解決は難しい、と云うか無理だと宣告しているのです。


確かに場が(裁判でなく)調停ですし、刑事罰とかはあり得ません。





しかしです。


そう云われたからといって、ヤラれた方にしてみれば、「はい、そうですか、分かりました」・・・・なんてアッサリ言えるわけはありません。


理屈じゃなくて。


生身の凡人ですから、「こっちが受けた痛みと苦しみを,相手にも味合わせてやりたい」・・・私の感情は復讐、”仕返し”を訴えているのです。


そしてその感情こそが、これまでの1年以上の私の闘争の原動力だったことも確かです。


カネでカタつけられちゃって、イイのか?


それで満足できるのか?


それだけで満足して良いのか?


カタルシスが無い・・・しばらく悩んでしまいました。





地裁・調停での決着 ・・・➀

2019-07-16 14:35:00 | 息子の交通事故
前回までは時系列をさかのぼって、長々と保険会社が繰り出してきた3人の『担当者』と私との交渉を綴りました。


今回からは時を元に戻し、調停の決着までの云わば最終章でございます。


ですので、話としては、以下の5/27公開の記事の続きとなります。



地裁・調停への上申書(その一部を・・) (1)

https://ameblo.jp/1372339/entry-12464274817.html





私の相手は、保険会社と被害者の代理人である弁護士に変わり、舞台?は調停になりました。


端折って経緯をまとめますと・・・・

・調停書記官は、私に相手の弁護士が調停に出した”申立書”を、事前に郵送してきました。

・それに対しに、私は”上告書”を調停に郵送し、弁護士の言い分(=申立書)の全てに反論しました。

・第一回の調停が執り行われ、『調停は話し合いの場であり、(裁判と違い)事件やその後の出来事の是非を争ったり、罪を問う場ではない』と調停官は私に宣告しました。

・そして、『相手(=保険会社とその弁護士)は、金銭で償う用意があるので、明細を出して欲しい』と伝えられました。

・私には「金銭だけでの解決で満足するのか?それが正しいのか?」というジレンマと云うか、葛藤があったので、領収書は無いものも多いけど、どうします?・・・というやや突き放した『明細』を、相手の弁護士に送りました(↓)。


https://ameblo.jp/1372339/entry-12454848950.html




少なくともこの事案に関しては、保険会社とその弁護士は勝てるとは思っていないでしょう。


だとすれば、『なるべく被害額?を少なくしたいし、手間ヒマかけずトットと終わらせたい』と考えるのが、普通の弁護士だろうと私は考えました。


私にすれば、負ける事はあり得ないので弁護士の助けは不要ですし、こっちは、この件で動いているのは私だけですから、事件の解明の為に長引くのはむしろ大歓迎です。











(17) 担当者全員ー仕事放棄、弁護士相手の調停へ

2019-07-12 17:31:17 | 自転車通学

逃げにかかった3人目の担当K氏に、翌日私は返信しました。


以下です。




******************
■■ ■■(←3人目の担当K氏)

ご多忙中、ご返信ありがとうございます。
今回頂戴したメールの記述から判断させていただきますと、9月✕日のメールでお願いしました【 8月✕✕日付けで頂戴したメールの内容(事故後の貴社の対応に関する『お詫び』)を文書にして送って欲しい 】という私の要望は、拒否されたということで宜しいですね。
認識いたしました。

その件でついでに申し上げますと、今回の■■(←担当K氏の名前 )様からの返信が遅れた理由として、メールには『加害者の意向確認の為に・・・』と書かれてあります。
それには違和感を感じます。
何故なら、メールで私が■■(←担当K氏 )様に申しあげていることは、貴社の対応の問題点であります。
云わば、貴社と私どもの間の事であって、加害者を持ち出すことは論点がずれているというか、事この問題に関しては、加害者は関係ないように思えます。
また私は、加害者の事故責任については、現時点では私から■■(←担当K氏 )様へのメールでは未だ言及していません。

あと一点、■■(←担当K氏 )様のメールに■■(←弁護士の名前 )弁護士に関する記述を度々お見受けいたしますが、■■弁護士はこの事案に関し貴社:■■■■■■(←保険会社の名前 )の代理人を受任したということですか?
であれば、メールのやり取りを含め私の交渉相手は、■■(←3人目の担当K氏 )様ではなく、■■(←弁護士の名前 )弁護士である、という事を暗に仰りたいのでしょうか?
■■(←弁護士の名前 )弁護士から私のほうへは、貴社の代理人であるという意思表明はありませんのでお伺いいたします。
私の理解力不足もあるでしょうが、ポイントがわかりません。

以上、よろしくお願い申し上げます。

■■ ■■(←私の名前 )


*以下念のために、2018年9月✕日07:50に当方から■■(←担当K氏)様に送付したメールをそのままコピーいたしました。

・・・・・・・・コピー文・・・・・・・・・・・・・・

********************


私の返信の内容としては・・・・
・『メールや口頭では謝るけど、謝罪文は出さない』という予想通りの回答の再確認。
・加害者を持ちだし、論点をすり替えていることの指摘。
・曖昧な、弁護士への委任


以上の3点です。


特に弁護士の事に、私は苛立ちを覚えます。


担当K氏は、当初から『弁護士』という言葉をそこかしこにチラつかせています。


もし、”弁護士”云々に言及すれば、一般人である私がビビると思っているとしたら、大間違いです。



私は息子と我が家の被害について、誰よりも詳細に検証しました。


その結果、事件(=交通事故)の際、息子に一点の非も無かった事は確信しています。


過失割合で言えば、100対0 です。


また、保険会社のナンセンス且つ恫喝めいた非人道的な対応に対しても、音源その他の証拠があります。


仮に相手が弁護士に変わったとしても、何の不安も恐れもないのです。


むしろまともな弁護士であれば、この事案は加害者と保険会社に理はない、争っても勝ち目は無いと認める筈です。


しかし、保険会社の3人『担当者』は、最後の”所長代理”の肩書を持つK氏でさえ、責任を取ろうとはせず、弁護士を代理人として、裁判所の調停に解決を依頼しました。


昔風に云えば、3人は『給料泥棒』ではないでしょうか。


何故なら、弁護士を雇ったのも、調停に持ち込んだのも、それなりのコストを保険会社が払う訳ですから、3人の担当は、少なくともこの件に関しては"仕事"をしなかった=無能と云われても反論できませんね。


冒頭の私からのメールの数日後、くだんの弁護士から、保険会社の依頼を受任し、調停に申し込んだという内容の封書が届きました。

そして結局、担当K氏からは、私のメールへの返信はありませんでした。

息子が被害に遭ってから、10か月が経過していました。




これまでが、時系列を遡って記述した、保険会社の3人の担当と私とのやり取りの全容です。


この後は、下の今年3月のブログ記事に続くことになります。


交渉(16) 弁護士登場

https://ameblo.jp/1372339/entry-12447979994.html