調停委員の一人が口をあけました。
(私としては、先に私が書記官に送った文書と参考資料の束を見てもらえたかどうかが、まずは気になっていました。)
調停委員の話した要旨は・・・
・(私の送付した書面は)見たということ。
・調停は”裁判”ではないので司法判断はしない。つまりは言い分もあるだろうし、ハラも立っているだろうが、調停は解決に向けての話し合いをする場であり、双方とも歩み寄るべきだということ。
・事故や、その後に起きた事などの有無や、是非を争う場ではない。
大雑把に云って以上ですが、始めに被害者当人である中学生の息子を心配する言葉をいただき、私どもの苦労も察し、労わる言葉を戴きました。
まぁ相手はプロですから、その辺はソツがないのかも知れませんが、(今までの事がありますので)とても嬉しかったです。
実は私は、送付した書面の文中に、ひとつの質問を入れておきました。
その質問の答えが聞ければ、『全部読みました』という言葉は、ある程度信用できると想定していました。
何しろ送った書面と添えた資料は、厚さ3センチです。
我ながら云えば、素人の域を超えた量です。
それを専門家である調停委員がまともに読んでくれるか、一抹の不安があったのです。
そして調停委員は、自らその質問にも応えてくれました。
つまりは、彼らは私の主張を書いた書面を読んでくれたのは確かで、私としてはそれだけで目的の半分は達成したと感じました。
『読むのは当たり前じゃない?』と思うかも知れませんが、そうとも言えません。
何故なら、書面はA4で40ページ以上で参考資料と証拠も多く、そうとう時間を要します。
現に保険会社の”担当者”たちは、『読んだ』と言いながらまともに呼んでいなかったし、今まで相談した弁護士たちも、(時間が限られているとはいえ)多くは斜め読みさえしなかったのです。
ところで、私の「その質問」とは何かですが、長くなりましたので次回とさせていただきます。