ひげ爺さんのお散歩日記

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

イチョウ(銀杏)

2013年11月28日 21時21分03秒 | 日記

   ♪鳩~がとび立つ公園の~ 銀杏は手品師 老いたピエロ~
       うす~れ陽~に ほ~ほえみながら~ 季節の~歌を…  (♪公園の手品師)

     「イチョウ(銀杏)」 イチョウ科 <11月26日の誕生花>
          花言葉は… 長寿・鎮魂・しとやか

今朝の最低気温は午前9時の8.9℃。  最高気温はお昼正午の9.7℃。
午前中は曇り勝ち、雲の切れ間から僅かに日が差す程度でしたが、午後は雲が取れて日差しが
戻って来ました。 しかし気温は上がらず、最高気温が10℃を切りました。
冷たい風が強く吹き、寒い一日でした。

冬の足音が聞こえる… と云うか、もう冬ですね。 今日は西日本各地から初雪の便りが
届きました。 母をデイケアに送り出し、9時過ぎに散歩に出ました。 9時が今朝の最低
気温だったんですね。 先日妻の誕生日の日におまけで貰ったヒートテックの下着を来て、
2枚のロングTシャツ、真冬用のウインドブレーカー、起毛の手袋… 完全冬装備です。
後はスキー用の下着と耳あて位しか無いのですが…。 鼻息が鼻の下の髭で結露するので、
ハンカチで拭きながらの散歩でした(笑。 今日はラジオ番組“月間留守番電大賞”の発表の日です。 
大賞ではありませんが、次点に選ばれたたのは… 「結婚している息子がうちに来て、夕食を食べて
帰ったんです。 すると息子が“やっぱり家の味噌汁は美味いなぁ”って言ったんです。 
私は思わず、よっしゃ嫁に勝った!ってガッツポーズをしました… ピ~」(笑。
後日、放送スタッフがこのお母さんに聴いた後日談は… 「お嫁さん、息子の健康を考えて、
薄味にしてたんですねぇ。 私が勝ったのではないんです。 LLだった息子が最近Lに
なってましたし。 やはり息子の健康を一番気に掛けているのはお嫁さんなんですねぇ」…
話しは最後まで聴いてみないと分からないものですね(笑。








「イチョウ」が落葉を始めました。 と云ってもここ2~3日の強い風で落とされたのです。
自然に落葉すると、先に落ちた葉から変色するのですが、一気に落葉したので落ちた葉も色
鮮やかです。 「イチョウ」は全国に57万本も植えられていて、街路樹として最多の品種
だそうです。 「イチョウ」は1属1種。2~4億年前から姿を変えずに存在しているとか。 
原産地は中国で、日本には平安時代後期~鎌倉時代に渡来したそうです。 名前の由来は中国。
葉の形が鴨の脚に似ているところから、鴨脚(イーチャウ)と言い、この“イーチャウ”が訛って
「イチョウ」になったと言う説も有ります。 「イチョウ」は「銀杏」の他に「公孫樹」とも書き
ます。 これは、いちょうの木を植えた後、孫の代になってようやく“銀杏の実”を食べる事が
出来るようになるからだそうです。 「イチョウ」の黄葉を見ると、冒頭のフランク永井さんが
歌った“♪公園の手品師”を口ずさみ、長閑な秋の公園の光景を思い浮かべます。
イチョウは手品師… 地面を啄ばんでいた鳩が一斉に飛び立つ様子が、手品師が鳩を取り出した
様に見えたのでしょうか。 2番の歌詞は…ぱらぱらと舞い落ちる落葉の様子を…
♪慣れた手つきで ラララン・・・カードを撒くよ”と歌っています。 これも手品師がカードを
配っている様に見えたんでしょうね(笑。 

ブログ友達の稗島千江さん(児童向けの童話“黒ずきんちゃん”などの著書がある作家さん)が
以前地元の古老から聞き取り、今に語り継がれているイチョウの木に纏わる昔話を紹介します。
『昔んこつよ… 霧島山んふもとに、それは仲の良い夫婦が住んじょったげな。 じゃけんどん
こん夫婦には、どうしてん子供に恵まれんかったって。 ある日んこつ、夫婦は水神様んお参りを
して、毎日願かけをするこつにしたげな。 こんげな夫婦ん姿に 水神様が願いを聞いて
くりゃったっちゃもんね。 それかいしばらくすっと、やっと可愛い女ん子が生まれ たっと。
そん子ん名前をお浪とつけち、たいそうな可愛がりようじゃった。 やがてお浪は年頃になっと、
美しい娘になったげな。 じゃけんどん、お浪の様子がどうもおかしいとじゃげな。 玄関にある
お浪ん草履が毎朝濡れちょるとじゃげな。 ある夜んこつ、娘ん足音に気付いた夫婦が、お浪ん後を
つけち行くと、お浪は家の近くに ある池ん傍で急に消えてしもうたげな。 しばらくすっと、
お浪は一頭の白馬に変わって、池ん周りを走り周り始めたっと。 夫婦はびっくりして ただ
びっくりして、見ちょるだけじゃったげな。 あくる日ん朝(翌朝)夫婦は お浪ん聞いたっと。
したら、お浪は涙を零しながら答えたげな。 「おとっさん、おっかさん、私ん本当の姿を見られた
からにゃ、こん家んいるこつは出 来んもんね。長い間、本当に有難うございました。これから先、
私ん逢いたいときゃ、 霧島ん大池に来てくりゃりよ」 お浪は、それかいまもなく、家かい姿を
消したげな。夫婦は可愛いお浪んこつが、忘れられんで お波が言うたごつ 霧島山ん大池に行った
っちゃげな。 「お浪ぃ!おっかさんとおとっさんが来たよ。はよう顔を見せちくれんねぇ!」
そう云うて、池ん向こうておらんだら大池ん水面からお浪ん姿が浮かびあがったげながあ。
「おとっさん、おっかさん、お帰り下さい。私は2度と顔を見るこつが出来ません」と言うなり
お浪は消えてしもうたと。 夫婦はそれでん おらび続けたげな。ほんじゃけんどん、それっきり
顔をみせてくれんかい 仕方ねえかい「お浪のいう通り家ん帰るかい、もういっぺん顔を見せち
くれんね…お浪ィ」と言うたそん時、大池ん水面が激しく波打って、美しいお浪ん姿が現れたっと。
じゃけんどん、それもあっという間んこつで、お浪の姿がみるみる大きな白蛇に変わったげな。
「おっかさん、おとっさん、私ん本当の姿は、白蛇なんです。もう二度とここには来やらんで下さい。
そして、こん池のほとりにある 銀杏の枝を杖にして、戻って下さい。 戻ったら、そん杖を庭に
挿して下さい。 そん枝かい芽が出て、木が繁っちょる間は まこち良いこつがあります」
白蛇になったお浪は こんげ言い残すと、大池ん中に消えてしもうたげな。 お浪が言うたように、
庭に挿した銀杏の杖は、芽を出し、どんどん伸びて、大きな 銀杏の木になったげな。そして、銀杏の
木がほこる(茂る)ようになっと、夫婦のくらしは まっこち豊かになっていったげな』
…方言で語られる昔話… 優しい語り口でほっこりしますね。

       「ひげ爺の子供見守り隊日誌」
今日の見守りは2時半(1年生)と3時半の2回でしたが、3時から見守って来ました。
少し早く着いたので校庭でやっていた“大縄跳び”を見ていました。 4年生の男の子が
帰って来ました。 「おかえり~」 「ただいま~、今日なぁ、大縄跳びで151回跳べたんやで」
「おうおう、おっちゃんさっき見とったよ。 凄いのぅ。 ほいじゃが、最後に引っ掛かった
奴は皆に “お前が引っ掛からんかったら…”って言われたろう」 「ううん、言わん。それを
言ったら先生に怒られる」 「ほうかぁ、言うたらイケンよのぅ」 とは言ってみたものの…
私が子供の頃なら何人かが「お前のせいじゃ」と言って冷やかし、取っ組み合いの喧嘩になる
事も有ったでしょう。 言いたい事が云えない仲良し… 上手く言えませんが、今の子は刺激が
少なくなって、かえって軟弱な子が増えているのではないかと…。 いじめが問題になっている
今のご時世では、禁止ワードを作るしか仕方ないのでしょうね。  

「年間5000kmへの道」… 今年計4850.0km(6,928,619歩) 残り…150.0km
今日の歩数    24,979歩 (♪公園の手品師散歩+冷やかし禁止見守り)
11月総歩数  581,688歩=354.7km(1歩を70cmに換算)