「柿」 カキノキ科 ☆9月26日の誕生花☆
花言葉は… 恵み・優美・自然美
今朝の最低気温は午前6時の5.3℃。 最高気温は午後3時の9.6℃。
明け方から雨が降ったり止んだり、午前中いっぱい続き、一時霙も降りました。
午後には止みましたが、お日様は覗きませんでした。 風が強く、今日も寒い一日でした。
大阪でも初雪が観測され、11月中に初雪が観測されるのは、24年ぶりだそうです。
午前9時、気温6.0℃。 雨の止むのを待って傘持参で歩き出しましたが、100mも歩かない
うちに再び強く降り出し、散歩は断念しました。 車で例の畑の中にぽつんと立つ柿屋さんへ
行って来ました。 平素は農機具などを納める小屋です。 私より少し若い小父さんが
和歌山から仕入れて来て売っています。
「柿」 美味しいですよねぇ。 あのカリッ、コリッとした食感は堪りませんね。 皮を
剥いてテーブルの上に置いておくと、その前を行き来する度につまみ食いをしてしまいます。
普通、スーパーでは1個100円位でしょうか。 このお店では立派な柿は5個で300円、
少し器量の良くないものは8個で300円です。 2皿買ったら奥からもっと器量の悪い柿を
持ち出して、2つおまけしてくれました(笑。
「柿」の原産地は中国の揚子江流域で、古い時代に日本へ入っ来たと考えられています。
ですが、日本からヨーロッパや北アメリカに伝わった為、世界中で「kaki」の名が通用する
そうです。 「カキ」の名は、秋の山野になる赤い実からアカキ(赤木)、実が堅いことから
カタキ(堅)、つやつやして輝いていることからカカヤキ(輝)など多くの説があるそうです。
学名は “diospyros kaki” で、“diospyros” はギリシャ語で“神の食べ物”を
意味するのだそうです。 なんだか誇らしいですね(笑。 本来「柿」は渋柿で、甘柿は
日本で突然変異種として発見されたものとか。 その渋柿が渋いのは、お茶などにも含まれて
いる水溶性の“タンニン”のせいで、渋抜きはその“タンニン”を非水溶性にに変える作業なのだ
そうです。 私の子供の頃は、渋柿をお米の中に押し込んで甘くなるのを待ったものです
(炭酸ガスが作用したのでしょう)。 “柿が赤くなると医者が青くなる”と云われるほど
「柿」の栄養価は高く、特にビタミンCはレモン、イチゴに匹敵するほどだそうです。
ビタミンCといえば酸っぱいイメージですが、ちょっと意外ですね。
上の写真は柿の葉の紅葉です。 結構奇麗に紅葉するんですね。
「鶴柿 鶴の恩返し」 山口銀行編纂 山口むかし話より…
『昔、昔、ある日のこと、鶴の親子が八代(やしろ)の里を空高く飛んでおりました。
八代の里は柿の木が多いところ。 たわわに実ったおいしそうな柿の実をみて、子鶴は、
食べたいと欲しがりました。 けれども鶴は木の枝にとまることができません。 どうやって、
もいだらいいだろうと、親鶴は柿の木をぐるりぐるりと飛んでおりました。そこへ一羽の
カラスが飛んできて、熟れた柿を美味しそうに食べ始めました。 これをみて親鶴は柿の木の
下へ降りて行き 「カラスさん、私たちにも一つ熟れた柿をもいでおくれでないかね」と、
頼みました。 カラスは 「もいでやってもええがの、お前さんは器量良しじゃ、よう熟れた
柿じゃ着物が汚れるじゃろうから、まぁこれがよかろうて」 といって、まだ固い柿の実を
鶴に投げました。「カラスさん、子供が欲しがりますので、もっと良く熟れたのをお願い
します」とまた、丁寧に頼みました。 「それなら、ちょっと待っちょけや」と言ったきり、
カラスは鶴に採ってやろうともせず、自分だけ良く熟れた柿をたべ、種やへたを下へ
バラバラ投げ捨てました。 いつまでたっても採ってくれそうにありませんので、鶴はまた
頼みました。 すると、カラスは腹を立てて 「そんなら、お前さんが登って好きな物を
もぎんされ」 と言ったかと思うと、固い柿の実を鶴に向かって投げつけました。
これを、じっとみていたお百姓さんは、ぬけぬけと柿を食べているカラスを追い払い、
良く熟れた柿を鶴に採ってやりました。 鶴の親子は喜んですっかり食べるとグルーガルー、
グルーガルーとお礼を言いながら飛んで行きました。
それからしばらくたった、ある寒い日のこと、このお百姓さんの家に大騒動が起こりました。
お百姓さんの子供が干柿を食べていて、柿の種をのどに詰めてしまったのです。 すると、
いつぞやの鶴が、お百姓さんの慌てた姿を見て、訳を聞くなり 「私がお助けしましょう」と
お百姓さんの家へ飛んで行きました。 そして鶴は、苦しんでいる子どもの口を開けさせると、
その長いくちばしでなんなく柿の種をついばみ出してしまいました。
お百姓さん夫婦は大喜びで鶴にお礼を言い、「八代の柿ぁ うまいんじゃが、種が多くて
しょうがない。種さえなけりゃ、八代の柿は周防一じゃが」と言いました。 これからです。
八代の柿は干柿にすると、どうしたわけか種がすっかりなくなってしまい、子どもが種を
のどに詰める心配がなくなった、ということです。 こうして八代では、干した柿を干柿とも
吊るし柿とも言わず、鶴の恩返しと考えて、鶴柿(つるがき)と言うようになったそうです』
「ひげ爺の子供見守り隊日誌」
今日の見守りは2時半(1~2年生)と3時半の2回でした。 雨は止んでいたので、少し
早く出て、付近を散歩して見守りに加わりました。 4年生の男の子が帰って来ました。
「おかえり~」 「ただいま~、おっちゃん今日なぁ、理科の実験した」 「ほ~どんな実験や?」
「おっちゃんフラスコって知ってる?」 「そりゃ知っとるよぅ、おっちゃんは化学の学校へ
行っとったんじゃけぇ」 「あんなぁ、フラスコの瓶にちょっとだけ水を入れて栓をするねん」
「おうおう」 「でなぁ、そのフラスコを火であぶるねん」 「ふんふん」 「そしたらなぁ、栓が
ポンって教室の天井まで飛ぶねん」 「なるへそっ、そりゃ凄いのぅ、おっちゃんはもっと凄い
のを知っとるで」 「なにぃ?」 「あのな、牛乳瓶に熱いお湯を入れたり捨てたり2~3回するん
じゃ、ほいで牛乳瓶の口に剥いたゆで卵を乗せるんじゃ。 ほしたらのぅ、しばらくすると
茹で卵がにゅ~と牛乳瓶の中に吸い込まれて、ポンて落ちるんじゃ」 「へ~面白そう、今度
やってみる」 「で、何でゆで卵が牛乳瓶の中に入るか分かるか?」 「うん、今日習うたもん、
冷えて空気が縮むんじゃろう」 「おう、それもある。ほいじゃがのぅ、本当は水蒸気が空気を
追い出して瓶の中は水蒸気だけになっとるんじゃ」 「・・・」 「その水蒸気が冷えて縮む
けぇ卵が吸いこまれるんじゃ」 「へ~・・・」 まだ4年生には難しかったかなぁ(笑。
「年間5000kmへの道」… 今年計485.7km(6,938,503歩) 残り…143.0km
今日の歩数 9,884歩 (生来は科学者に…見守り)
11月総歩数 591,572歩=414.1km(1歩を70cmに換算)