お父さんがヒナに餌を与えます そのあと
糞をくわえて飛び立ちます この行動は大抵の野鳥に見られます 巣を清潔に保つことと糞が地面に落ちて
天敵のヘビに勘付かれないようにすることが その目的です
問題はそのあとです 誰もが解明していない不思議な行動が見られるのです
誰もが解明していないとは思い上がった言い方ですから あまり知られていない行動と言い換えましょう
雄は近くの枝まではあちこちに止まりながら安全を確かめてから巣穴に飛び込みます
その勢いは弾丸のようです 何のためらいもなく一気に突っ込んできます
このことについては 何の不思議も無いのですが 巣を去るときの飛び方が問題なのです
この写真では嘴に糞をくわえていることがおわかりですよね それは良いとして
さて 飛び出すときはスパット出るけれど
巣穴から2,3メートル離れてからは まるで大型の蝶がヒラヒラ舞うようにして飛び去るのです
雄のあの派手な模様が 空中でいわば天女の舞の如くに波打つのです そしてそのあとは
すんなりと飛び去ります 巣穴から7,8mの距離をこの奇妙な舞をしながら飛び去って行くのです
なんだろう なんだろうと考えました 以前にも 八ヶ岳でこの奇妙な飛び方に出会ったことがあります
今日 その答えを見つけ出しました つまりこうなのです あの天女の舞は非常に目立つ行為である
そこにヒントがあったのです 天敵の目を自分の飛翔の方に引きつけて巣穴の位置をさとられないようにする
これが 答えだったのです 自己犠牲によって我が子を守ろうとする崇高な行為だったのです
天敵とはこの場合はカラスですね あの小さな頭(心)に なんと素晴らしい思慮が詰まって居たことか
キビタキの♀です 雌はもともと目立たないのでこの「天女の舞」はありません 自然は不思議の宝石箱です
デジブック 『八ヶ岳山荘での撮影』
デジブック 『日本 三大鳴鳥』
自然界で自分の身を守るのは当然として、子孫を守るために自らが犠牲になる~なんてこれは
動物だからこそ出来るのでしょう
人間にはこのようなことはなかなか出来そうにありませんね
キビタキさんごくろうさま~
これを解明なさったpoloさんもすごいと思いました。いつもありがとうございます
それを何度か目の当たりにされたpoloさんの感動が伝わってきます。
似た行動で、敵が巣に近づいてきたとき、まるで怪我をして弱っているかのような
動きをしながら敵の前に我が身を投げ出し、捕まりそうで捕まらないを
繰り返しながら少しずつ巣から離していくという行動をTVや本で見た事があります。
鮮やかな色をした雄と地味な色の雌、それぞれの役割分担が小さな命を守っていくのですね。
自分を投げ出してしまっては元も子もありません。ですから、非常に奇妙な飛び方をして相手の目をそちらに向けさせる、これが作戦なのです。
もちろん、自己犠牲的行為だと言えます。本当に頭が下がる思いです。
人間世界では、ちょっと見られませんね。動物だからこそ出来ることだと言えるでしょう。
キビタキの雄の頭脳は素晴らしいと思いました。本当のチョウのようにヒラヒラと飛ぶのですよ。
八ヶ岳で初めてこの蝶のような飛び方を見たときは、どこか傷ついた鳥だろうと思いました。
しかし、今回は、親鳥(雄)が立ち去るときは、必ずと言って良いほどいつもその飛び方をするのです。
考えに考えて末に、はたとあの自己犠牲的行為なのだと気付いたのでした。
そうですね、羽をばたつかせながら、まるで傷ついたようなヨタヨタ仕方で敵を引き寄せることがあります。
誠に崇高な行為だと思いました。恐るべし、キビタキの頭脳と言えるでしょうか。
今日から再開しました。
さて、キビタキの巣、よく見つかりましたね。
そして、いろんな観察をされているのがよくわかりました。
自己犠牲の子育てにも驚きました。
「天女の舞」は見たことはありませんが、他のトリたちにも、似た行動があるのかもしれませんね。
ヒバリも巣に戻る時は、数メートル先へ降りて敵がいないことを確かめて、それから巣へ戻ると言われますよね。
鳥の子育ては、神経質なくらい慎重ですね。
子を守って、子孫を残すための知恵だと思いますが、自分を犠牲にしてまでの行為には尊敬してしまいます。
また飛び方から、そのことを見つけられたpoloさんがとても素晴らしいと思いました(*^_^*)
そう、きょうから再開ですか。結婚式が無事終わったのですね。
キビタキの巣はX氏が発見しました。私達はギャラリーです。
一本の木の祠を遠巻きにして観察を続けています。不思議なことが分かってきます。
人間には見られなくなった自己犠牲的行動。これが、雄が飛び立つ度に見られるのです。
実に天女の舞と云う表現がぴったりの飛び方をします。綺麗ですよ。
それそれ、偽傷行為は他の鳥でもありますね。鳥たちは巣へ入るときと出る時に警戒します。
あちらこちらの枝に止まって安全を確かめながら巣に入ってきます。
問題はそのあとなのです。雌には見られない、まるで蝶のような飛び方、つまり天女の舞に似た飛び方で出て行きます。
巣の在処を知られたくないのでしょう。自分の方へ注意の目を引きつけるのだと思います。
八ヶ岳で見たときは、とても奇妙な飛び方だとしか思いませんでしたが、今回はじっくり考えてみました。お褒めを戴いて恐縮です。
素晴らしい事を見たpoloさん!
親が子を守る行為は生き物だったら
当然のことですが飛翔の舞をしながら
敵の目をごまかすのにあの小さな体で
一生懸命している姿に感動を覚えます。
素晴らしい姿を見せていただき感謝します。ありがとうございました。
キビタキの巣を見つけられたのですね。
子孫を守るための行動、凄いことをするのですね。それを発見されたpoloさんはさすがですね
先日高尾山でもキビタキが鳴いていました
(鳥に詳しい人がいて名前を教えてくれました)キビタキと聞いただけで姿がわかりました。
昨日も夕方お見舞いに行ってきましたが
相変わらず音楽を聴きながら寝ていました。
一寸むなしさがあります。