ルリビタキ(ツグミ科) 英名:Red-flanked Bluetail
昆虫や節足動物を食べる
午前10時に多摩川の堤防にカメラを据えて座ろうとしたその時に
遠くの方で、「オーイ、オーイ」と呼ぶ声がする
あの香しき男性だ
その様子がいつもとは違っていることが、動き方から分かった
左膝を痛めているにもかかわらず息せき切ってクサッパラを駆けてくるのだ
彼は、目を輝かせて「山に登ろう、ルリビタキのポイントを教えてやるよ」と言った
「えっ、山だって?どの山だよ」と脚に自信のない私は尻込みをする
なーに、車で行けば造作のないことだと彼はいう
彼は自動車はもっていない いつも徒歩で移動している
「駐車場はあるの?」とすぐさま尋ねる
過去数十年違反ばかりしてゴールド免許を貰ったことがない私は怯んだ
がしかし、これまで一度もルリビタキは見たことはないし、蹴ってしまう誘いではなかった
しばらく考えて、私は、「よし、車はここに置いて登ろう」せいぜい一時間だろうと言って荷物をまとめた
目指すは対岸の里山
休み休み歩いて、目的地に到着した
彼は10年この方、天気の日は必ずここにやって来るのだという
途中朝日を拝んだり、富士山の撮影をするのだという
着いたところは、まるで獣道のように狭い
彼が座る場所には既に丸太が置かれている
10年間の歴史を感じさせる朽ちた丸太だ
驚いたことに彼は、カセットプレイヤーを取り出してテープを回し始めた
10年かけてとり貯めた野鳥の声だという
さまざまな声に混じってこれがルリビタキの鳴き声だという
ヒッチョロチョロチョロリと綺麗な声が流れ出す
かなりな音量で鳴らすのだ
2時間経ち、3時間経った
諦めかけたおりもおり、遠くで「ヒッチョロチョロチョロリ」とこたえたのだ
彼は私の背後で囁くように、「来るぞ」と言った
興奮で胸が高鳴る 落ち着いて、落ち着いてと自分に言い聞かせる
これは後で分かったことだが、「幸福を呼ぶ青い鳥・ルリビタキ」として有名なんだとか
そして、先ほど帰宅したのだった
昨日のカワセミの写真は、活き活きとしてまさにpoloさん面目躍如といったところですね。
ルビタキは初めて見ましたが、青色がとても美しい小鳥ですね。
夏鳥として道内にも渡ってくるらしいのですが、ここ道東ではまだ見かけたことは有りません。
来年には心がけて探してみます。
ブルーの色が好きです。
私は今年の4月の山開きの前にこのルリビタキを
上高地で見ました。
写真を撮ったのですがとてもとても遠いので鳥がいるかな?位しか取れませんでしたが、確かこの鳥さんでした。
18倍ズームでも撮れないかも知れませんが、
poloさんよかったですね。
今日はお疲れでしょう。
長い間歩かれたのですから。
しかも重たいカメラを背負って。私は今日は8時から3時半までお掃除でした。
網戸と雨戸の水洗いでした。
肉眼でルリビタキを見ると、ちょっとほっそりとした、クロっぽいトリといった感じです。色までは視認できませんでした。私の場合は、このガイドがいなければ、一生見付けることが出来ないトリだと思いました。とても綺麗な声で鳴きますよ。
おそらく、夏場には上高地にいるでしょうね。寒い11月から4月まではこの辺りの里山にもいるらしい。
18倍ズームなら撮影できると思いますよ。今日は、久々に本格的な”登山”となりました。でも、まだまだ息が切れません。登れますよ。
貴女はお正月の準備で忙しいですね。頑張ってください。
姿も色もいいですよね。
鳴き声をテープに取ってあるとは凄い。これぐらい打ち込まないといい写真は撮れないのでしょう。
でも早朝4時起きですか。見る、聴く、撮ることに執念をかけた生活なんでしょうか。鼻つまみの香りを放つくらいに。
彼が言うには、ルリビタキはそうざらにいるトリではないそうです。日本三大名鳥の一つだそうです。スズメほどの小さなトリです。でも、ビックリするほど綺麗なトリです。毎朝4時に起きて、まず朝日を拝み、山に登って富士山を撮影するそうです。それの後で、色々な野鳥の撮影に入ると言っていました。凄い人です。美にたいする執念の人だと思います。
カメラが直ってよかったですねー。
ルリビタキ、綺麗な色をした鳥ですね。
3年前の春、長野県のいりや湿原という所に、花の
観察会に行った時に、ルリビタキをみました。
講師の方が教えてくれて余りの綺麗さに強く印象に残ってます。それ以来はじめて見ました。
「例の香しき人」、色々なことに知識が豊富なのですね。
poloさんにいい場所を教えてあげようと思うのは相通ずるものを感じるからなのでしょう。
体臭はブログを読ませていただいている分には感じませんので、私はこの出会いに感謝しています。
物の考え方が清らかな人なのですね。
同じような人に何時か出合ったことが有るような気がします。時々ひょっと現れるこういう人の存在、希少価値の人大切にすべきかと思います。