スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

のどかな多摩川

2006-06-21 10:20:36 | 水鳥
これは昨日撮影したものです。ご存じ、表はカワウ、裏はカルガモ。カワウはすでに沢山の魚を捕らえたことを示すように喉の辺りが膨らんでいる。魚たちが息絶えるのを待って飲み込むのだろう。緩やかな流れに任せて漂っている。この日の暑さは半端じゃなかった。家を出る前にコップ3杯の水を飲んだけれど、日照りに焼かれていると汗がどっと噴き出してきた。すぐに喉がカラカラになって、熱中症の不安がよぎった。

カルガモは何を思ったのか、「カエッ、カエッ、カエッ」と鳴きだした。二者の性格は全く違います。カルガモは雑食性だから年中餌に困らない。だからかどうか、おっとりのんびりしています。さすがに厳冬期の2月には、身体を膨らませて目を閉じる姿を見かけることがあります。それ以外は鈍重ではあるが元気者です。

他方、カワウはどん欲です。しかも素早い。彼の潜水時のスピードはおそらく自由形の世界記録保持者も勝負にならないほど速い。せいぜい深さ1メーター程度のところを泳ぐのでその残映が水紋となって現れる。だから、カメラで追いかけることが出来ます。トリ脅しがあった時は、彼等は為すすべをなくしたかのように、電線に留まって遠くを眺めていた。

いつもマイペースのカルガモ、他方せっかちなカワウ。今では、トリ脅しが外されたので平穏に暮らしています。私はあまりの暑さに耐えられず、早々と退いたのでした。


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12 コメント

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これが自然 (あまもり)
2006-06-21 12:30:39
多摩川にのどかな風景が戻って良かったですね。

もう二度とヒラヒラが登場しませんように。

喉を膨らませたカワウとのんびりと鳴くカルガモ。

裏表とも多摩川の自然が漂ってきます。

暑さに退散したpoloさんの姿も多摩川の自然を彷彿とさせます。

水鳥観察は、これかの時期は早朝か夕方にされたほうがいいのではありませんか。

poloさんが熱中症で倒れられては困ります。
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2006-06-21 14:22:09
コメントを有難う。のどかですよ。祭日は釣り人で賑やかになるから、水鳥達は遠慮をしています。でも、週日となると人出が少ないので、彼等はのびのびと遊びます。カルガモなんかは、石陰に隠れて川の流れを避けて足を休めているのを見ることができます。冬のように首を突っ込んで逆立ちをするのも見られません。餌が豊富にあるのでしょう。昨日の暑さにはたまげました。5月生まれは暑さにも寒さにも弱い。梅雨が終わったら、すぐに八ヶ岳へ退散です。ホント、熱中症は恐い、頭がクラクラしましたからね。
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念願の写真 (じゃこしか)
2006-06-21 16:10:17
 poloさんこんにちは。

 暑さの中poloさん念願の写真をゲット良かったですね。でも余り無理なさらないで下さい。

 まだまだpoloさんの東京レポートを楽しみにしているのですから・・・



 ところで最近テレビで知ったことなのですが、カワウの水かきは、同じ水鳥仲間の鴨類に比べて、大きくて数も多いそうです。因みにカワウはペリカン目とのことです。
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polo181さん、こんにちは (monma2004)
2006-06-21 16:10:55
 カワウを中心に広がる波紋と川渕の緑を写しこんだ水の色が、多摩川の広さと静かさ、長閑さを見事に伝えていますね。

 カルガモの映像がとても気に入りました。仲間でも呼んでいるのでしょうか、表情が可愛いですね。
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コンバンワ (torara)
2006-06-21 20:15:58
対照的な鳥ですね

カルガモはとても愛らしい。

松島湾で見たウミ鵜は潜ったところから随分遠くに顔をぽっかりだしていましたっけ。

見失ってしまうような距離でした。



熱中症 私も最近夏には何回かかかります

あまり自慢にはなりませんが・・・・

これも体力が昔に比べて衰えているのでしょう

水を飲め飲めと家人は言いますがそんなに飲めないのに無理だと心の中で思ってしまいます

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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2006-06-21 20:28:35
コメントを有難う。当然のことですが、冬場、水鳥達は陸で日向ぼっこをします。一方夏場は、水中での生活が長くなります。冷たい水の中が心地よいのでしょうね。よりよい写真をと願って出かけますが、雨でないときは日照りが強くて長時間は絶えられません。世の中”全て良し”ということは滅多にありません。へぇ、カワウはペリカン目でしたか。計測方法があれば、彼等の泳ぐ速さを測りたい。餌を追うときの水中での泳ぎはあのイアン・ソープよりも速いこと間違い無しですよ。
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monma2004さん、こんばんは (polo181)
2006-06-21 20:36:14
コメントを有難う。上の写真を高く評価してくれて有難う。カルガモは可愛いですね。誰に向かって鳴いているのか、”カエッ カエッ カエッ”と、クチバシをパクパクさせていました。今日の雨に備えて、昨日の内に撮影しておいたものです。今、多摩川は静かです。釣り人達はポイントがあるらしく、水鳥達の側へは行きません。彼等は遊び場がゆったり広くあるので、とても幸せですよ。
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toraraさん、こんばんは (polo181)
2006-06-21 20:49:31
コメントを有難う。やっぱり思いは一つですね。カワウとカルガモを比較すれば、なんたって、後者が可愛い。ウミウはカワウより大型で力強い。そうとう深くに潜りますから”航跡”を残しません。ですから、どこに顔を出すかは見当がつきませんね。これは、私の想像ですが、彼等は魚を追って、水中でそれを飲み込むのではないかと思っています。ダイサギのように獲物を銜えて飲み込むのを見たことがありません。

熱中症は恐い。身体がだるくてなかなか体温がさがりません。ですから、ここ数年は、梅雨が上がれば、八ヶ岳へ避難することにしています。約二ヶ月。

脳卒中や心筋梗塞の予防のためにも水は沢山飲んだ方がいい、と言われています。体力の減退はどうすることもできませんが、遅らせることは可能でしょう。
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カワウとカルガモ (スイポテ)
2006-06-21 21:38:56
穏やかな水面と表裏の2羽の対照的な野鳥。

多摩川の広さ、大きさがよくわかります。

冬場しか水辺で野鳥を見る事なんて出来ないと思いこんでいた私でした。(目から鱗、そうなると鳥の姿を追いたくなります)

留鳥は、いるんですよね。こうしてカワウもカルガモも、ダイサギも。

先日、淀川の近くを自転車で走っていたら、頭上をアオサギが追い越して淀川方面に飛んでいきました。

大きかったです。

わが家の枇杷は雀や椋鳥の食事場になっています。

もうそろそろ終わりですが。
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スイポテさん、こんばんは (polo181)
2006-06-21 22:03:27
コメントを有難う。そうですよね、非常に対照的な水鳥です。かたや、すばしっこくてどん欲なカワウ、そして他方、おっとりのんびりやのカルガモ。でも、両方とも好きです。眺めていて飽きません。望遠レンズを、野鳥観察用の望遠鏡代わりにして彼等の動きを観察しています。楽しいですよ。そうそう、ダイサギもいます。でも、この時間帯はサギは居ませんでした。

へぇ、アオサギがねぇ。私はこの冬以来アオサギを目撃しておりません。もともと数が少ないので心配しています。ダイサギより一回り大きいので、見応えがあるのだけれど、いつ現れてくれるか、待っているところです。

ああ、そうですか。枇杷が鳥たちの餌になってしまいましたか。彼等は随分と喜んだことでしょう。良いことをしましたね。
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