スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

身近な花の勉強・初級者用 38

2007-08-31 14:56:18 | 趣味

ムクゲ(アオイ科・フヨウ属)
最初、これをフヨウとして紹介したが、横浜のおーちゃんからの指摘で
ムクゲと訂正しました
7月10日の33番で既出だから、「ダブルブッキング」となる
中国、インド原産の落葉樹
乾燥に強く、荒れ地にも耐えるので、庭木の他に
路側帯にも植えられる
ムクゲとは漢名の木槿の音読みだそうだ
フヨウと同じく朝咲いて夕方萎む1日花
この時期散歩をすると、至るところで見かける
白とピンクが多い
韓国の国花
学名: Hibiscus mutabilis



ハナトラノオ(シソ科・ハナトラノオ属)別名 角虎の尾(カクトラノオ)
耐寒多年草 北米原産
地下茎で増える 草丈は60~120㎝
写真は、花が終わりに近い状態を撮影したのかも知れない
虎の尾と言うからには、フサフサと花を付けていなければならない
四方に角錐形の小さな花を沢山付ける
学名: Physostegia virginiana



クレオメ(フウチョウ科・クレオメ属)別名、西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)
文字通り、蝶が風に吹かれて飛ぶ姿との意でしょう
非耐寒一年草 
一々種を撒いて育てるのだろうか
垣根の間から随分と沢山顔を出していた
学名: Cleome spinosa



いつもの散歩道を歩きながら”物色”していた
以前、チドリソウを撮影させて貰ったお宅に近づいた
庭いじりの好きなご当主のご老人は前庭にしゃがみ込んで雑草をむしっていた
カクトラノオが目に付いたので、さっそく
「コンニチワ いつも綺麗にされていますねえ」と背後から声をかけた
「いやぁ!この前のヒトだね」と振り返っりながら答えた
ずいぶんのお年だけれど、記憶は確かだ
「写真を撮らせていただけませんか、綺麗な花が揃っていますね」
と、私はあのカクトラノオが気になったので、お願いした
「どうぞどうぞ、このようにしゃがんで撮ると良いのが出来ますよ」と
撮影する位置や角度まで指示してくれる
「ところで、これは何という花なのですか」とその名前を尋ねた
「さ~て、なんだろうなぁ、ちょっとマッテナ!婆さんに聞いてくる」
ややあって、遠くの玄関で手招きをしている
ちょっとお茶を飲んで行きなさい、あれはトラノオと言うらしい
是非上がって裏庭の盆栽を見てくれと言う
なるほど、招いただけあって見事な盆栽だ、
と思っただけで、知識のない私にはその価値がわからない
相手の話を聞くだけ

それにしても不用心な話だ
何処の誰とも分からない人間を招じ上げて、お茶を出す
おまけに、驚いたことに帰り際に、これでも飲んで
良い写真を撮りなさいと告げて、冷蔵庫から○○○○ンDを一本
私に持たせたのだった
大変人懐こいご夫婦だった
帽子を脱いでお礼を述べてその場を辞したが、心配が残った
「あのようなヒトが、振り込めサギに遭うのだろうか」と



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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (横浜のおーちゃん)
2007-08-31 15:34:41
顔を見て話をすれば人柄もわかって安心なんでしょう。電話だとだまされますね。
最初の花は、葉の形などからもムクゲのように見えます。
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横浜のおーちゃん、こんにちは (polo181)
2007-08-31 15:45:39
コメントを有難う。やっぱりムクゲですか。ありがとう。さっそく訂正のメモを入れます。
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昨今は (花ぐるま)
2007-08-31 17:27:05
怖い世の中だからこういう善人の人と会うとホッとしますね~
さもなければpoloさんの人柄が顔に出ていて信用されたものと思われます。
ムクゲの花、一重も美しいですね~
そろそろフヨウの花もおしまいになりかけています。
ムクゲも大分枝を小さく切り詰めました。
ハナトラノオもドンドン増えて仕方が無いので大分切りました。
秋への準備です。
クレオメはヨーロッパへ行くと公園などに良く植わっています。
可愛らしいしかも派手な感じの花で公園に良く似合うと思います。
今日も雨は降りませんでした~それでまた公園へ水遣りに
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2007-08-31 21:03:12
コメントを有難う。このご老人は見るからに善人で、穏やかな人でした。お茶はともかくとして、お土産にドリンクを持たせてくれたのには面食らってしまった。
やっぱり、貴女は1ランク上だから、このような花は珍しくもありませんでしょう。ハナトラノオは初めて見ました。淡い紫色で、非常に綺麗でしたよ。
クレオメも今回が初めてです。この近辺ではあまり見かけません。図鑑で調べて初めて知った次第です。
植物にとっては、水が命ですから水やりが大切です。ボランティアをご苦労様。
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昔は (torara)
2007-09-01 09:51:23
こんにちわ

昔はこんなオタクが多かったですよね
まったく今の世の中は物騒になってしまって

私も花の写真を撮るときは出来るだけお断りして撮らせていただきます

花を切ってあげるから持っていらっしゃい
と沢山切ってくださるお宅もあって
こちらが恐縮してしまいます
でも嬉しいですね。

ハナトラノオ私も大好き
私(tora)のシッポですからね?????
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toraraさん、こんにちは (polo181)
2007-09-01 10:43:33
コメントを有難う。そうなんですよ、昔はみな他人とも気さくに話をして、たまには招じ入れる人もいました。この老夫婦はまさしくその当時の”化石”です。”お土産”をくれたのにはさすがに面食らってしまった。他人さまの花を撮影するときは、一言声をかけた方がいいですね。
わざわざ、花を切ってくださる、その気持ちがとても嬉しいです。toraraさんのお人柄でしょう。
なるほと、toraのしっぽ、そういえば、花の好きなトラノオさん、ぴったりです。
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人柄ですね (あまもり)
2007-09-01 12:51:21
poloさんの人柄がその花好きのご老人を安心させたのだと思います。ほんわかとした暖かみを感じます。
見知らぬ人を用心しなければいけない世の中って、なんだかいやですね。でもまだまだ世間は捨てたもんじゃないと感じました。
poloさんの出会いには、こうした世間はまだ捨てたもんじゃないというお話が多いのが嬉しいです。

ムクゲとフヨウの花は、ほんとよく似ていますよね。
最近でこそ、葉っぱの違いを知りましたが、それまで見た目で判断していました。ムクゲは低い、フヨウは高いとだけ。いい加減なもんですね。
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2007-09-01 14:56:40
コメントを有難う。ご記憶にありますか、両手を広げて口をとがらせてチドリが飛ぶ真似をしてみせた、あのお年寄りです。片隅に咲いていたハナトラノオを指差して名前を尋ねたのをきっかけに、玄関から招き入れられたのでした。彼の方が明らかに大先輩だが、私もかなりの年齢。そうしたことから安心感があったのでしょうね。好々爺とは彼のことでしょう。誰にも騙されることなく安全に暮らして欲しい、と思いました。八ヶ岳のスーパーで重いカゴのスペースを作ってくれたあのお下げの少女。仰るとおり、世の中まだまだ捨てたもんじゃないですよ。
ムクゲとフヨウ、現時点ではお手上げです。勉強が足りません。葉の形や、シベの形状等に大きな違いがあるのかなと思っています。覚えてもすぐに忘れる、これが問題なのです、いや実際。
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すっきり! (ラベンダーK)
2007-09-01 16:05:35
先日お客様にいただいた切り花の名前がわからなくてブログに載せようかと思っていたところでした。
「ハナトラノオ」名前がわかってすっきり!
花をくださったお客様も名前がわからないとおっしゃっていたので教えてあげられます。

ムクゲとフヨウは似ていて区別するのが難しいです。
でもブログだといろいろと教えてもらえて助かりますね。
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ご親切なご老人 (おみや)
2007-09-01 17:24:45
poroさんこんにちわ
すっかり涼しくなってきましたね。poroさんのページを覗いたら綺麗なムクゲの花が目に飛び込んできました。高速道路の両側にも此花が咲いていました。
同じ仲間では無いのですが高山に「ヒメトラノオ」という可愛い花があります。

poroさんの姿から信用して家に上げたのでしょうね。
最近「オレオレサギ」が以前にもまして多くなったのだそうです。今朝の新聞を読みながら年を取ると
「若い時には考えられないようなことでも簡単にだまされてしまうのかもしれないね、余程気をつけないと」と話し合っていました。
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