スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

トリの世界に DV はない

2008-01-16 17:59:23 | 野鳥観察

左側が雌で右側が雄です
先客は雌だった
右上の方にある木の枝に雄が留まってチーチーチーと鳴いている
「早くその場所を譲ってくれよ」と叫んでいるのだ
ところが、雌は一向にお構いなし
しびれをきらした雄が挑んできた
一瞬、雌は怯んだが・・・




体勢を立て直して蹴り落とすようにして雄を追いやろうとする
その形相は真剣そのもの
ツバサを一杯に広げて相手を威嚇する
羽で、バシッとはたき落とすような格好になった
力では、雄雌互角なのだ
雌は決して見劣りしない




勝負あった!
雄はすごすごと逃げ去り、雌はバンザイをする
ドメスティック・バイオレンスは、カワセミ世界では存在しません

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
polo181さん、こんばんは (monma2004)
2008-01-16 18:56:21
 凄いシーンですね。つまり場所取りというのは、餌を確保できるかどうかという彼らにとって、命がかかっている問題ですから絶対に譲るわけには行かないのでしょう。
 実に得難いシーンを見事にキャッチされました。
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今日も素晴らしい大作 (あまもり)
2008-01-16 19:08:59
カワセミには自分専用の留まる枝があると以前教えてもらいましたが、絶対死守しようとする様にはすごい迫力がありますね。
この男女のカワセミにとってはまだ恋の季節ではないようですね。
それともオスはこのメスの子供なんでしょうか。まだ親離れしたくないという。
でも時期的にもそんなことはもうないですよね。幼鳥はもう立派に一人前になっているでしょうから。
最後の場所を死守しきったメスの雄叫び、オスのシュンとした姿。
もう最高です。
巣作りの季節には、オスはメスに魚を運んでくると聞いていますし、ひょっとしてカワセミの世界は女が強い?なんて思ってしまいました。でもこれは冗談ですよ。
いやぁ、面白いドラマを見せていただきました。素晴らしい大作に拍手です。
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poloさんは (花ぐるま)
2008-01-16 20:31:15
鳥語が分かるんですね~
凄い!!
今日の写真はとてもリアルですね。
きっと成人式を終えてこれからは大人になるぞ~
と宣言してこの木はだれにも譲らんぞ~
と思っているセミコさん。
すごすごと去っていくセミオ君。
最近DVも逆のもあるらしいですが???

でもとっても素晴らしい写真ですね。
大成功
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monma2004さん、こんばんは (polo181)
2008-01-16 21:20:52
コメントを有難う。そうなのですよねぇ、場所取りは熾烈な戦いに発展する場合があります。クチバシが相手のクチバシにがっちり組み合わさって、両者が首を振るのを見たことがあります。それは、それは、物凄い形相です。写真を誉めて下さって、とても嬉しく思います。ありがとう。偶然撮れたラッキーなシーンです。
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2008-01-16 21:32:47
コメントを有難う。場所取りで熾烈な戦いをするのを何度も見たことがあります。上でも書きましたが、クチバシ同士がガッシリ組み合って、両者が首を振る。ヘタをすれば、首の骨が折れますよね。そのような場面を見たことがあります。残念ながら写真には残せませんでした。カップルが出来上がるのは3~4月だと思います。まだ、番はできていません。親子の関係は完全には否定できませんが、それも可能性としては、少ないと思います。もうすっかり成鳥になっています。良い場所を絶対に譲らないこの雌、ごくごく普通の雌の成鳥だと思います。強いですね、私はびっくりしました。一番子が登場するのが5月だったと思います。まだまだ、だいぶ先のことですね。
沢山の拍手を頂いて、とても恐縮です。これで、もう明日の分がないので、またまた、”放浪”の旅をします。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2008-01-16 21:42:15
コメントを有難う。前後の状況から、事情を判断しています。また、私の判断に間違いがあるかも知れません。カワセミの捕食は二通りあります。一つは、ホバリングをして、魚を狙って水に突っ込む、二つ目は木の枝などに留まって下を眺めながら物色して、水に飛び込む、です。後者の方が餌を取る確率が高いようです。それに、楽ですよね。ですから、格好の枝や木は争いの元になります。今日のがそれだと思っています。写真を誉めて下さって、とても嬉しいです。さ~て、明日は寒い日だとのこと、何処で何を撮ろうか。
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雌雄のカワセミ (Luna)
2008-01-16 22:27:01
カワセミの飛翔どころか雌雄での勝負のホバリングを捉えられたんですね。最近はどこの世界も女性(雌)が強い?子育てと言う大事業を行うにはしっかり餌を取って子育てに耐えられる力を養わなければなりませんから、必然的に強くなるのでしょうか。それとも雌雄に関係なく、個の生命力の成せる技なのでしょうか。
いずれにしろ、万歳のアピールをした雌の姿が印象的でした。
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絶好のシャッターチャンスでしたね (serena)
2008-01-16 23:04:14
この一連の写真はドラマです。
このような写真(実際の場面はもちろん)は見る可能性もない私にはとても貴重なものです。
これも辛抱の成果ですね。

家庭内暴力は必ずしも男性が女性を虐めるとは決まっていませんよ。そういうケースが多いだけです。
弱きものよ、何時の名は女なり。。とか言う観念が通用しているので、女に虐められた男が訴え出ても信用してもらえないことの方が多いというのも事実です。
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こんばんは (横浜のおーちゃん)
2008-01-16 23:10:23
久しぶりにカワセミに会われたのでしょうか。
それも凄い場面ですね。
この雌の迫力はなかなかのもので、人間社会を思わせます。
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Lunaさん、こんばんは (polo181)
2008-01-16 23:11:11
コメントを有難う。これらの写真で、私が狙っていた課題のほとんどが解決しています。でも、このように二羽ではなくて、一羽でのホバリングと飛翔を捉えたいと思っています。
結局、餌をめぐる争いだろうと思います。良い場所を占有すれば、それだけ沢山餌を食べられるのだから、その場所を守りたいのが本能でしょうか。だから、この様に必死になって守ろうとするのだと思います。
明日は、何を追いかけようか、思案中です。笑
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