スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

目があるかないか

2009-11-15 15:16:42 | 野鳥観察

この、カワラヒワに限ってこれまでに何回撮影しても目に光を入れることができなかった
多分、目の辺りがくぼんでいると同時にその周辺の色が黒いからでしょう



たまたま、今日初めて目に光を入れるのに成功した
カワラヒワは、たえず頭を左右に振って辺りを警戒している
そのことも、あるいは原因しているかもしれない
今日の成果は、これです
 


さて、私は何事についても諦めの早い男です(だと自分では思っている)
昔、分割払いでバイクを買った次の日に盗難にあったことがあります
それも私の目の前で、
犯人がバイクにまたいで急坂をエンジンをかけずに駆け下りていってしまった
追いかけたがとても間に合わない
後には3年のローンが残った 警察に届けたがついに出て来なかった

こんなこともあります ドイツ製の超小型カメラを友達に頼まれてかした
彼らは新婚旅行でヨーロッパへ意気揚々と飛んでいった
帰国後、曰く「荷物の中のあのカメラだけ盗まれた」と
二度と手に入らない超高級アンティークの品 弁償のしようがありません

その他、上げればキリがないほど、苦くて痛い思い出があります
ところが まるで犬が川から上がってきてブルブルッと水をはじき飛ばすように
私は ほぼ瞬時にそれらの事柄を吹き飛ばしてしまいます
つまり後へと引きずらないのです



ところが、今日はそうは出来ない痛恨事がありました



「今日もあまり成果がないな しょうがないこれでも撮るか」と
例のガビチョウの幼鳥を撮っているその時に、右上の方で
コンコンコンと小刻みな乾いた音が聞こえる
アカゲラだ!それもお腹も頭も赤い雄!
この数年間、出会いはするがことごとく撮影に失敗している
カメラを右上に振って画角の中央に入れ露出も確かめたその次の瞬間
藪の獣道から女性が出てきたのだ 一瞬の内にチャンスは消えてしまった
私はあの犬たちのようにブルブルと頭を振ったけれど悔しさが残った
この精神的凹みは当分治らないだろう

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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
polo181さん、こんばんは (monma2004)
2009-11-15 20:33:11
カワラヒワの目が光っています。目がはっきりすることで、鳥の生気が大いに感じられます。
 アカゲラのシャターチャンスを失った辛さはよく判ります。ふだんいつでも撮れる野鳥でもこれと決めたチャンスに、人が通りかかって撮れなかった悔しい経験がありますが、めったに出遭えない珍鳥の場合はなおさらです。
 次の機会に是非チャンスを物にしてください。
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残念でしたね (花ぐるま)
2009-11-15 20:33:13
アカゲラさん惜しかったですね。
でも~世の中皆が鳥を撮っているのではなく
散策をしている人も要るので仕方ないですね。

再トライしてください。

カワラヒワの目が良く分かります。光っています。
それにガビチョウって目の続きに白い線が入ったような顔なんですね。
これまた小さい鳥さんなのでしょう
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poloさん今晩は (じゃこしか)
2009-11-15 20:44:10
 poloさんの鳥に対する執念は愛情にゆえんにされていることが、はっきりと窺われます。
 どちらも小鳥たちの特徴が良く出ておりますね。そして解説が良く理解できました。
 またpoloさんの物事にあまり拘らない性格が理解出来ましたが、私の場合はまったくその反対で、早く忘れてしまいたいと思いながらいつまでも引き摺ってしまいます。
 
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生き生きした写真 (kogamo)
2009-11-15 20:59:33
こんばんは☆
鳥の目が撮れると、ほぼ成功ですね。生き生きした写真になりますからね。
たしかに。カワラヒワの目の周りは黒いからよけいに難しいですね。
明るい所へ顔が向いてくれるとよいのですが、偶然にたよるしかありませんね。
ニセアカシアのような実を食べに来ていたのでしょうかね?
過去の事情…大変でしたね。私ならいつまでもうらみ事言います(笑)
アカゲラのお話、わかります。そう言うことはよくあることなのですが、それにしても悔しいですね!
そう言えば私、昨日アカゲラに会いましたよ。真黒なシルエット姿でしたが…私でも会えたのですから、これからもチャンスは何度もあるでしょうし、リベンジでゆきましょう。
元気出してくださいね。
ガビチョウの幼鳥、メガネかけたような顔ですね。
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私も似たような経験が (serena)
2009-11-15 21:28:38
あります。
私の場合、鹿だったので、またそのうちに、、と諦めることが出来ましたが、poloさんの今回の経験はどんなに苦い思いか想像を超えます。
遠からずもっと良い機会が訪れることを祈ってますね。きっと来ますよ。
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monma2004さん、こんばんは (polo181)
2009-11-15 22:28:46
コメントを有り難う。トリ撮りは一瞬のことですから、目に光を入れるのは至難の業と言えば大げさだけれど、実はそう簡単なことではないと貴方はご存じですよね。お互い、同じような経験をしているのですね。私は、数年の間、アカゲラの雄を追い求めております。何度もシャッターチャンスがありながら、成功しておりません。今日のは、決定的な良い条件のアカゲラでした。距離よし、光良し、姿勢良し、それがあの女性があと一秒遅く出てくれれば、成功したのです。さて、いつのことになりますやら。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2009-11-15 22:36:38
コメントを有り難う。仰る通り、誰もが鳥を撮っているのではありませんから、これは仕方のないことです。ではありますが、アカゲラが留まっている条件が最高でした。あのようなチャンスはちょっと巡り会うことは難しいと思います。彼らは賢いから、カメラを向けるとくるりと木の裏側へ隠れてしまいます。今日のは、夢中で木の幹を叩いておりましたから、相手はこちらに気づいていませんでした。そう滅多に訪れるような場面ではありません。
カワラヒワの撮影には成功しました。目に光を入れるのがとても難しい鳥です。ガビチョウはヒヨドリとほぼ同じ大きさです。
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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2009-11-15 22:46:56
コメントを有り難うございます。子供の頃からだと思いますが、嫌なことは出来るだけ早く忘れる、それが賢明なのだと、自分で”発見”したのでした。ですから、喧嘩をしても、次の瞬間には相手にこちらから話しかけております。
そのように努めているのだけれど、今日のあの一事は残念至極。ファインダーの中で相手を捉えていましたからね。しかし、今回のは希望があるにはあります。それは、鳥は毎日ほぼ同じコースを動きますから、今日発見した場所で、待ち構えると言う手です。次回はやってみようと思っています。
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kogamoさん、こんばんは (polo181)
2009-11-15 23:00:46
コメントを有り難うございます。鳥の撮影で神経を使うのは、目に光が入るかどうかですね。注意しても、たびたび成功しないことがあります。確か、エナガやヤマガラも光を入れるのが難しいと思いますが。。写真の出来映えが大違いですよね。ニセアカシアの実を食べていたのでしょうか。
kogamoさんも鳥を撮っていらっしゃるから、今日の私のようなことは何度も経験しておられることと思います。今日の私の場合はほんの一瞬ですよ。なんと、タイミングが悪かったのでしょう。あと1秒あれば、シャッターは切っていました。アカゲラはかなり数が多いですから、いずれまたチャンスが訪れることでしょう。それまでのお楽しみとします。ガビチョウは、至近距離でした。
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serenaさん、こんばんは (polo181)
2009-11-15 23:08:02
コメントを有り難うございます。アカゲラの雄はとても綺麗な鳥です。ここ数年、ジャスピンを撮るのを目標としてきました。そのチャンスが、目の前に現れたのでした。あと一秒の差があれば、シャッターは切っていたから二枚や三枚は確実に撮れたはずです。光良し、距離良し、露出良し、すべての条件が最高の状態でした。今年中に成功させたいので、来月も八ヶ岳へ行こうかなと思っていた矢先でした。ベニマシコやミヤマホオジロなども現れる頃なので、寒いのを我慢して出かけましょうか?
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