垂れ込めた雲の下で、簡易椅子を出して川の流れを眺める。マフラーをぐるぐる巻きにしてスタジャンのチャックを上まで上げる。川面を駆け下る風は頬を突き刺す。寒が戻った。ハクチョウを諦めた私は、この頃カワウに興味を持ちだした。だが、あれだけ数多く見られたカワウが今日は1羽もいない。曇りの日は彼等は漁を休むのか。野生は生きるのに精一杯で、暇な時間などまるでない。目の前のダイサギがしきりに餌を探している。私が観察した2時間の間に彼は一匹も捕らえることが出来なかった。しびれを切らせて場所を変えた瞬間を撮影できた。飛び立つ瞬間と舞い降りる瞬間だ。寸分の狂いもなく小さな石の上に着地した。また彼の「待ち」の時間がはじまるのだ。
目を上げると、五日市線の鉄橋の遙か向こうに奥多摩の山々が見える。どうやら、西から天気は回復に向かったようだ。
目を上げると、五日市線の鉄橋の遙か向こうに奥多摩の山々が見える。どうやら、西から天気は回復に向かったようだ。
何時もコサギやカワウに取られています。
性格がのんびりしているのでしょうか・・・・・
小さな石の上に寸分の狂いもなく着地したのが表の一枚目で、裏の二枚目が飛び立つ瞬間。お見事です。
この写真以外にダイサギの動作をいっぱい目の中に焼き付けておられたのでしょうね。一度その映像を見てみたいものです(笑)
さざ波が立っている川では魚が見つけにくいのでカワウたちはいないのでしょうか。
着地と、飛び立ちの一瞬を見事に捉えていらしゃる。
こんな写真を捉えた成果があれば、寒さを厭ってはいられないし、吹っ飛んでしまって、小躍りしたい気持ちになることでしょう。
着物の袖のようで、日本舞踊をふと連想してしまいました。
カメラをじっと構えてその動きある瞬間を切り取る。
息詰まる瞬間ですね。
寒さなんか感じないと仰るけれど今日から明日にかけてはまたまた寒さが戻ってきましたよ。
白鳥が近くにいるとの情報で、また希望がわいてきたのですね。
その写真の前にダイサギの華麗な飛翔姿を拝見できるとか。
楽しみです。
この後、彼女はゆっくり羽根を広げ川面をスレスレに別の場所に移動ですか。
この前は、捕餌の様子を載せられて「サギの生態シリーズ」が出来ますね。
私の方では、多摩川の護岸工事で殆どの場所から水鳥がいなくなってしまいました。
綺麗になるのはよいのですが、自然河床がなくなってしまうのでこれから又前のように来てくれるかが心配です。
下の写真で、poloさんの撮影場所が判りました。
そちらの方を通ることがあったら覗いてみましょう。
まだまだ、そちらには自然が残っていますね。羨ましいです。