垂れ込めた雲の下で 2006-02-17 14:22:42 | 水鳥 垂れ込めた雲の下で、簡易椅子を出して川の流れを眺める。マフラーをぐるぐる巻きにしてスタジャンのチャックを上まで上げる。川面を駆け下る風は頬を突き刺す。寒が戻った。ハクチョウを諦めた私は、この頃カワウに興味を持ちだした。だが、あれだけ数多く見られたカワウが今日は1羽もいない。曇りの日は彼等は漁を休むのか。野生は生きるのに精一杯で、暇な時間などまるでない。目の前のダイサギがしきりに餌を探している。私が観察した2時間の間に彼は一匹も捕らえることが出来なかった。しびれを切らせて場所を変えた瞬間を撮影できた。飛び立つ瞬間と舞い降りる瞬間だ。寸分の狂いもなく小さな石の上に着地した。また彼の「待ち」の時間がはじまるのだ。 目を上げると、五日市線の鉄橋の遙か向こうに奥多摩の山々が見える。どうやら、西から天気は回復に向かったようだ。 « うららかな春 | トップ | ダイサギの飛翔アニメ »
12 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 お寒いのにご苦労様です。 (sakura) 2006-02-17 14:35:45 ダイサギは本当に餌を捕るのが下手ですよね。何時もコサギやカワウに取られています。性格がのんびりしているのでしょうか・・・・・ 返信する 風もあったようですね (あまもり) 2006-02-17 16:35:23 奥多摩の山々のもっともっと西のほうの大阪は、昨日まで2、3日続いた雨模様が今日になってようやく晴れてきました。でも肌を刺すような冷たい風が吹いています。川面のさざ波を見ますと東京も風が強いようですね。小さな石の上に寸分の狂いもなく着地したのが表の一枚目で、裏の二枚目が飛び立つ瞬間。お見事です。この写真以外にダイサギの動作をいっぱい目の中に焼き付けておられたのでしょうね。一度その映像を見てみたいものです(笑)さざ波が立っている川では魚が見つけにくいのでカワウたちはいないのでしょうか。 返信する 二時間の粘り勝ち (anikobe) 2006-02-17 20:13:33 寒い中、頑張った甲斐がありましたね。着地と、飛び立ちの一瞬を見事に捉えていらしゃる。こんな写真を捉えた成果があれば、寒さを厭ってはいられないし、吹っ飛んでしまって、小躍りしたい気持ちになることでしょう。 返信する sakuraさん、こんばんは (polo181) 2006-02-17 20:40:35 コメントを有難う。カワウはとても漁が上手くて、簡単に捕らえて次々に飲み込んでしまいます。それにひきかえ、サギは漁が上手くない。だから、あんなにほっそりしているのでしょうか。水鳥公園はカルガモとバンしか居なくなったので、ちょっと上流で撮影しています。新聞には、11日に多摩川の日野市流域で20羽近いハクチョウを観察したとありました。それによって、まだ夢が残った格好です。 返信する あまもりさん、こんばんは (polo181) 2006-02-17 20:51:31 コメントを有難う。今日は北風が吹いてとても冷たかったですよ。なんだか、水鳥の観察を始めてからこのかた、寒さをものともしなくなりました。夢中になると寒さを忘れてしまうのかも知れません。風邪もひきませんし。あまもりさん、それは逆ですよ。表の一枚が飛び出す瞬間で、裏の一枚が着地の瞬間です。これによって、ハクチョウの着水の姿勢もおおよそ見当がつきます。sakuraさんへの返信の中でも書きましたが、東京都日野市にも数日前に二日間ハクチョウが飛来したとの記事が新聞に出ていました。これによって、あわい期待が出てきました。ダイサギの飛翔の姿勢を沢山撮影しました。できれば、明日それらを張りだします。どうしてカワウが1羽もいなかったのか、本当のところは分かりません。彼等のある奇妙な姿勢を是非カメラにおさめたい。笑 返信する anikobeさん、こんばんは (polo181) 2006-02-17 20:57:42 コメントを有難う。トリはいつかは飛び立つ、だから根比べと思って待ちます。意外や意外、かれは場所を変えただけです。10メートルほどヒョイッと飛びました。何か食べるものが欲しいのでしょうね。彼は真剣に川面を眺めていました。夢中でファインダーを覗き続けるので、寒さなんかどこかへ行ってしまいますね。お陰で、風邪もひかないし、夜のよく眠ります。上の二枚の写真は私としては上出来だと思っています。笑 返信する ダイサギ2態 (スイポテ) 2006-02-17 23:09:57 羽を広げた姿のなんと美しいこと!!着物の袖のようで、日本舞踊をふと連想してしまいました。カメラをじっと構えてその動きある瞬間を切り取る。息詰まる瞬間ですね。寒さなんか感じないと仰るけれど今日から明日にかけてはまたまた寒さが戻ってきましたよ。白鳥が近くにいるとの情報で、また希望がわいてきたのですね。その写真の前にダイサギの華麗な飛翔姿を拝見できるとか。楽しみです。 返信する 綺麗なサギですね (熊子) 2006-02-17 23:11:12 羽を広げて、着地の瞬間と、飛び出す瞬間と、とてもいい画ですね。一度だけサギを見たことがあります。サギは餌取りが下手なの?、生きていくって大変ですね。ここは近くなんですか。椅子もってカメラ構えて、いいな、お疲れ様でした。 返信する poloさん、お早うございます。 (upplain) 2006-02-18 07:28:37 粘り勝ちですね。この後、彼女はゆっくり羽根を広げ川面をスレスレに別の場所に移動ですか。この前は、捕餌の様子を載せられて「サギの生態シリーズ」が出来ますね。私の方では、多摩川の護岸工事で殆どの場所から水鳥がいなくなってしまいました。綺麗になるのはよいのですが、自然河床がなくなってしまうのでこれから又前のように来てくれるかが心配です。下の写真で、poloさんの撮影場所が判りました。そちらの方を通ることがあったら覗いてみましょう。まだまだ、そちらには自然が残っていますね。羨ましいです。 返信する スイポテさん、こんにちは (polo181) 2006-02-18 10:08:29 コメントを有難う。写真をお褒め頂いて、とても嬉しいです。有難う。ダイサギはかなり大きいですから見応えがあります。フワリと舞い上がり力強く羽ばたきます。その瞬間をじっと待っているのだけれど、その間あまり寒さを感じません。笑 この返信が終わったらJIFアニメを掲載します。画質がかなり落ちるので不満なのだけれど。。新聞の地方欄で、ここよりやや下流でハクチョウが2日間観察されたとの記事があったので、望みはつながりました。ヨーロッパでは高病原性トリインフルエンザでハクチョウが沢山死んでいるので、ちょっと心配ですね。 返信する 熊子さん、こんにちは (polo181) 2006-02-18 10:12:38 コメントを有難う。近くの多摩川です。車で5分です。路上駐車をして、土手の上でカメラを構えてシャッターチャンスを待ちます。使い慣れないカメラなので、ちょっと神経を使います。今日は、この返信のあとで、飛翔のアニメを掲載しますから見てください。彼等の飛ぶ姿勢がよく分かると思います。義兄が名古屋から青梅マラソンにやって来るので、ブログの更新が途絶えるかもしれません。 返信する upplainさん、こんにちは (polo181) 2006-02-18 10:18:41 コメントを有難う。五日市線が多摩川を渡るやや下流です。そのあたり一体で、水鳥を見ることができます。さらに下流に行けば、昭島水鳥公園があります。そのあたりを、カメラを持って歩き回っております。どこにでもいるサギやカワウでも、よくよく眺めているととても面白いです。カワウは魚しか食べませんがサギは小動物なら大抵何でも食べます。この時期は餌が少なくて彼等は生き延びるのに大変なことでしょう。護岸工事は止む終えないのでしょうが、川床が荒らされるから、元に戻るのには相当時間がかかることでしょう。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
何時もコサギやカワウに取られています。
性格がのんびりしているのでしょうか・・・・・
小さな石の上に寸分の狂いもなく着地したのが表の一枚目で、裏の二枚目が飛び立つ瞬間。お見事です。
この写真以外にダイサギの動作をいっぱい目の中に焼き付けておられたのでしょうね。一度その映像を見てみたいものです(笑)
さざ波が立っている川では魚が見つけにくいのでカワウたちはいないのでしょうか。
着地と、飛び立ちの一瞬を見事に捉えていらしゃる。
こんな写真を捉えた成果があれば、寒さを厭ってはいられないし、吹っ飛んでしまって、小躍りしたい気持ちになることでしょう。
着物の袖のようで、日本舞踊をふと連想してしまいました。
カメラをじっと構えてその動きある瞬間を切り取る。
息詰まる瞬間ですね。
寒さなんか感じないと仰るけれど今日から明日にかけてはまたまた寒さが戻ってきましたよ。
白鳥が近くにいるとの情報で、また希望がわいてきたのですね。
その写真の前にダイサギの華麗な飛翔姿を拝見できるとか。
楽しみです。
この後、彼女はゆっくり羽根を広げ川面をスレスレに別の場所に移動ですか。
この前は、捕餌の様子を載せられて「サギの生態シリーズ」が出来ますね。
私の方では、多摩川の護岸工事で殆どの場所から水鳥がいなくなってしまいました。
綺麗になるのはよいのですが、自然河床がなくなってしまうのでこれから又前のように来てくれるかが心配です。
下の写真で、poloさんの撮影場所が判りました。
そちらの方を通ることがあったら覗いてみましょう。
まだまだ、そちらには自然が残っていますね。羨ましいです。