9月議会は既に閉会しましたが、閉会中も随時、特別委員会等が開かれています。昨日(24日)から、本年度は私も所属している「決算特別委員会」が本格的に始まりました。また明日(25日)には、同じく私も委員である「食の安全・安心推進条例検討委員会」が開催されます。
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※10月25日静岡新聞記事
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※本日(10月25日)の決算特別委員会(教育委員会の決算に対する質疑)
決算特別委員会とは、昨年度(平成23年度)決算を議員の目から審査し、そこから見えてきた問題や課題等を来年度(平成25年度)予算編成に反映させようとするものです。9月議会での議決で正式に設置され、例年、10月~11月にかけて集中的に委員会を開き審査します。常任委員会は各定例会で通常2~3日間程度開催されるのに対し、決算特別委員会は、本年度は計13日間(実質的に審議するのは12日間)開かれます。1日あたり、1~2部局、合計で19部局・組織(代表監査委員も入れると20)の決算を審査します。委員会は通常、午前10時半に開会し、休憩も入れながら午後4時位まで続きますので、時間的にも長く拘束されることになりますし、当然ながら、質問するための準備として様々な資料を読み込んだりしますので、かなり大変な作業です。また、決算特別委員会の定数は17名ということもあり、議員は4年の任期中に1度ずつ委員を務めることとなっています。
以前も申しましたが、「議員は質問して何ぼ」だと思いますので、部局・組織ごとに必ず一度質問するようにしています。しかしながら、常任委員会の場合は実際に質問する議員が7名程(委員長や2名の副委員長は殆ど質問しないのが慣例)ですので1時間位質問できるのですが、決算委員会の場合はその倍の14名(+委員長と2名の副委員長)いますので、30分質問するのも「雰囲気的に」難しいというのが2日間の質疑を終えた率直な感想です。
そもそも、現在のような審査方法でいいのか大変疑問があります。委員の数が多いのは様々な視点から活発な議論が出来ていいようにも思えますが、実際には連日、遅くとも午後4時頃には終わるような運営となっていますので、それぞれの質問時間(特に制限が設定されているわけではありませんが)は実に短いものとなっています。ですから、なかなか議論も深くならず(自分の質問の仕方にも問題はあるのでしょうが)表面的な議論ばかりになってしまっているように思います。
所属している常任委員会の所管以外の部局に対しても質問できるのは現在の方式のいいところではあります。しかし、やはり所管以外の部局についてはどうしても知識や理解が浅くなってしまいますし、集中して開催されますから、連日の準備にも限界があります。そうした点も議論が浅くなる要因だと考えます。正直なところ、このような現在のやり方は、決算審査を一応やったというアリバイ作りのため?とも思えてなりません。
現在の方式よりも、各常任委員会を閉会中にそれぞれ少なくとも2日間は開催し、所管の部局の決算を審査した方が、質疑時間も十分にとれますし、議論もより深くなると考えます。現在、議会改革についても適時議論されていますので、そうした提案をこれからしていきたいと思います。
当然ながら、残りの決算委員会についても、引き続き全力で審議に臨んでいきます。残念ながらインターネット中継はありませんが傍聴は可能ですので、お時間が許す方は傍聴して頂きたく存じます。
お読み下さり、ありがとうございます。
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※10月25日静岡新聞記事
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※本日(10月25日)の決算特別委員会(教育委員会の決算に対する質疑)
決算特別委員会とは、昨年度(平成23年度)決算を議員の目から審査し、そこから見えてきた問題や課題等を来年度(平成25年度)予算編成に反映させようとするものです。9月議会での議決で正式に設置され、例年、10月~11月にかけて集中的に委員会を開き審査します。常任委員会は各定例会で通常2~3日間程度開催されるのに対し、決算特別委員会は、本年度は計13日間(実質的に審議するのは12日間)開かれます。1日あたり、1~2部局、合計で19部局・組織(代表監査委員も入れると20)の決算を審査します。委員会は通常、午前10時半に開会し、休憩も入れながら午後4時位まで続きますので、時間的にも長く拘束されることになりますし、当然ながら、質問するための準備として様々な資料を読み込んだりしますので、かなり大変な作業です。また、決算特別委員会の定数は17名ということもあり、議員は4年の任期中に1度ずつ委員を務めることとなっています。
以前も申しましたが、「議員は質問して何ぼ」だと思いますので、部局・組織ごとに必ず一度質問するようにしています。しかしながら、常任委員会の場合は実際に質問する議員が7名程(委員長や2名の副委員長は殆ど質問しないのが慣例)ですので1時間位質問できるのですが、決算委員会の場合はその倍の14名(+委員長と2名の副委員長)いますので、30分質問するのも「雰囲気的に」難しいというのが2日間の質疑を終えた率直な感想です。
そもそも、現在のような審査方法でいいのか大変疑問があります。委員の数が多いのは様々な視点から活発な議論が出来ていいようにも思えますが、実際には連日、遅くとも午後4時頃には終わるような運営となっていますので、それぞれの質問時間(特に制限が設定されているわけではありませんが)は実に短いものとなっています。ですから、なかなか議論も深くならず(自分の質問の仕方にも問題はあるのでしょうが)表面的な議論ばかりになってしまっているように思います。
所属している常任委員会の所管以外の部局に対しても質問できるのは現在の方式のいいところではあります。しかし、やはり所管以外の部局についてはどうしても知識や理解が浅くなってしまいますし、集中して開催されますから、連日の準備にも限界があります。そうした点も議論が浅くなる要因だと考えます。正直なところ、このような現在のやり方は、決算審査を一応やったというアリバイ作りのため?とも思えてなりません。
現在の方式よりも、各常任委員会を閉会中にそれぞれ少なくとも2日間は開催し、所管の部局の決算を審査した方が、質疑時間も十分にとれますし、議論もより深くなると考えます。現在、議会改革についても適時議論されていますので、そうした提案をこれからしていきたいと思います。
当然ながら、残りの決算委員会についても、引き続き全力で審議に臨んでいきます。残念ながらインターネット中継はありませんが傍聴は可能ですので、お時間が許す方は傍聴して頂きたく存じます。
お読み下さり、ありがとうございます。