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立憲主義を守るための戦略本!議員だけでなく市民も必読!!

2016-05-12 | スズキのおススメ+コラム
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一億総選挙革命
座間宮ガレイ著
キラジェンヌ


「投票率が下がっても野党が勝っている選挙区はいくらでもある。…重要なのは、投票率の上下に関わらず、勝つ戦略を立てること」


「2014年の衆院選では、与党と野党の票は、ほとんど互角でしたが、結果は与党が3分の2以上の議席を確保しました。なぜこうなったか。野党が割れていたからです。自民の小選挙区の得票率は48%。共産と非共産リベラルの小選挙区の得票率は、約13%と約32%。合わせれば45%。…現状を回避したいならば、自民党の議席を減らすように「戦略的投票」をしなくてはいけないのです」


「通常の政治活動では信念通りに行動していれば良いかもしれませんが、選挙は信念通りに投票すれば良いとは限らないのです」


「野党共闘を進めようとする勝手連側の「色」も重要になる。もし本当にうまくいかせたいならば、野党5党(※現在は野党4党)との相性が良い勝手連のチームづくりが必要となるだろう。…特定の色が強くなり過ぎないように気を配って、勝手連を形成していくことは良い戦術だ」

 
「選挙で勝たなければ達成できない目標がある…つまり、「選挙で負けると、目標は絶対に達成できない」ということだ」



 いずれも座間宮氏の近著『一億総選挙革命』に出てくる言葉です。重要と思われるものをいくつか挙げてみました。

 この『一億総選挙革命』は、いわゆる選挙のハウツー本ではありません。この夏の参議院選挙あるいは衆参同日選挙に向けて、立憲主義を守るために、私たち議員や一般市民がどのような行動や選択をすべきか、いわば、選挙を勝ち抜くための戦略について、わかりやすい率直な言葉で書かれた本です。

 仕事柄、選挙に関する様々な本を読んできましたが、『一億総選挙革命』はこれまでにはないタイプの本ではないかと思います。特に、野党共闘の実現を目指している勝手連等の市民運動を応援しながらも、野党共闘は地域によってはすぐにできるものではないことやその理由、そして前述のように、野党4党と相性の良いチーム作りの必要性は、選挙の現場にいる人間からすれば皮膚感覚で感じていることですが、そうしたことを活字にしたものは正直初めて見ました。

 何もしないことは、結局、現状に甘んじることを意味します。今の状況には満足していないが何をすればいいのかわからない、そうした方には特にお読み頂きたい本です。

 また、議員や既に運動されている一般の方も、ハッとさせられる部分がきっとあると思いますので、併せて一読をおススメします。
 

 追伸 『一億総選挙革命』の内容や4月の北海道補欠選挙の分析等について、直接、座間宮氏から聞くことができる勉強会を、5月26日(木)午後5時30分から静岡市内で開催致します。是非ご参加下さい!※詳細やお申し込みはこちらをクリック→こくちーず『一億総選挙革命勉強会』

 
※5月26日の『一億総選挙革命勉強会』チラシ

 お読み下さり、ありがとうございます。


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