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お正月といえば

2011年12月30日 | つぶやき
お正月といえば、いつも

出てくる思い出があります。

それは、50円玉をお年玉

として、母からもらって、

欲しいものを買う、

たのしい思い出です。


けれど、母はいつも

仕事でいません。

看護婦(今の看護師)で、

いつも夜勤でした。

父は死んで、いません。

私が、保育園から

小学1年生の頃でした。


私と母は、母子寮での生活です。

その母子寮は五台山の下にあり、

前から、大島崎神社でして、

だから、毎年お正月には

この神社が初詣客で

いっぱいになります。

私は、もらった50円で、

ずっと並んだ、露天商の店を

見て回り、好きなものを買うのです。

いつも一人でした。

一つ一つ買う度に

50円が減っていくのです。

そして、50円ですから

あっという間になくなります。

この頃、パン一つ5円ぐらいですから、

50円は、今のお金にすれば、

1500円ぐらいでしょうね。

小さい頃の私にしても、

少ないお年玉だとは

分かっていました。

毎年50円玉しか

もらえないのです。

今みたいに、親戚の人からや、

近所、知人の方から

もらう事もない家庭でした。

そして、夜勤でいつも

疲れきった母からもらうので

わがままは言えません。


けれど、今はそれが

良かったと思える

良い思い出です。


当時は、お店等どこも

閉まっていて、外は

人気も少なく、シーンと静まり、

そして、時間が止まったように

のんびりした風情でしたけれど、

改った新年を迎えるという、

引き締まったものも

あったように思います。

それに比べ、今は半日と

あまり変わらないお正月が

あるように思う私は、

歳を重ねたおじさんの悲哀

というものでしょうね。


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