森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

Heaven helps those who help themselves.

2010年01月15日 | 32-20 Blues 
明日、16日より大学入試センター試験が始まります。全国、特に比企地区の受験生のみなさんの合格を祈願いたしまして日本三体文殊として有名な武州野原の文殊様「五台山文殊寺」のお姿をお届けします。

みんな、がんばれ!
 文殊寺は五台山文殊寺と称し、曹洞宗の寺で文殊菩薩を本尊している。開山は、崇芝性岱大和尚である。
 「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があるが、文殊菩薩は、知恵をつかさどる仏さまとして尊ばれ、信仰されている。丹後の切戸、米沢の亀岡、武州野原の文殊寺は、日本三体文殊として有名である。
 この文殊寺は古く、関東地方の平和を願って建立したもので、その後、鎌倉時代に再興され五台山能満寺、更には、大愚山文殊寺ともいわれ、大きな美しい寺であったという。不幸にも文明十三年(1481年)火災に遭い大部分が焼失し、現在は能満寺谷という地名にその名残をとどめている(現在地より三百メートルほど西方立正大学運動場付近)。
同十五年、現在地に比企郡高見の四っ山城主増田四郎重富公が再建し、これを中興の開基とし、徳川時代には寺領二十石の御朱印地であった。その後、たびたび火災に遭い、残っているものは、建物では仁王門と、館跡を物語るかまえ堀だけである。
 なお、毎年二月二十五日の大縁日には、遠近の信者で大変なにぎわいを見せている。
  平成十一年十二月    埼玉県

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>森の中の恍惚:三人寄れば文殊の知恵
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