栃木県足利市、北関東自動車道「渡良瀬川橋」の東、「五十部町(よべちょう)」に鎮座する手の神社『大手神社(おおてじんじゃ)』に参拝です。
民家に挟まれた参道を入ると両毛線を背に境内が広がっています。社殿前に二の鳥居(中鳥居となっている)。
水盤には「水」の文字。
大手神社の伝説
祭神は天の岩戸開きの神話で有名な天手力男命(あめのたじからおのみこと)で、人間の手の神様として尊信し、手を病む者または手の上達を願う者の祈願神であり、手の型を描いた絵馬を奉納する人が多い。
ところが、また別にいつの頃からか、その祭神は平将門であるとして、その将門が藤原秀郷に殺害されたのは、桔梗姫が秀郷に将門の居場所を指さして教えたからだと伝えられ、その後、大手神社の敵は桔梗姫であるということから、この神社のある新屋敷町では、桔梗のすべてをきらい、たとえば着物の柄にいたるまで使用しない習慣があるといわれている。
足利市観光百選入選平成四年四月新屋敷町自治会 氏子一同
では、参拝。もちろん「ばね指」と「タイピングの向上(最近誤打が多いので)」をオネガイです。
明治十八年とある扁額。
屋根の妻には手の奉納額。
願い事が叶ったらお礼として手の絵馬を納めます。絵馬やお札等は神社の南東「吉田工務店」様が販売所となっているようです。(案内図掲示あり)
境内にポツンと小祠が。稲荷社のようでした。
社傳に曰く勸請年月詳かならす社域二百六十一坪平地にして社宇壯巌清洒なり境内には古杉老榎中空まて聳ひ又珍さましきは本社の前側に千年も經たる五尋にも餘れる槻木ありて中空なるにより朽腐し中間より遂に折れしは明治七年なり今は根株のみなりしか其株の中央より清水滾冽して旱霖とも其水滴涸なく里俗此水を神水と稱し手痛の病ひを患ふる者祈誓をなし此神水にて洗へは忽ち平癒の驗しありとて日日詣するもの麕至し平癒の報賽として大手形の額を奉納する例めしにより奉額殿三舎は透間もなく積重ねたり實に神威赫灼ならむか
「下野神社沿革誌」風山広雄 編
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