13日土曜日は詩吟松江ブロックの新年会でした。
毎年200人以上が参加されて盛大にホテル一畑で行われます。
昨年12月に参加を取りまとめ、余興の練習も始めました。
演目は水戸黄門、私は町娘の役。
お正月に着物出して、帯小物も合わせて準備万端。
全員気合が入っていました。
仮装用の玩具のかつらも購入、紋所の印刷もできて貼るだけになっていました。
美容院に着付けも予約、久しぶりの着物にワクワク(詩吟会の着物以外)
それは11日に突然の連絡でした。
昨年から病気治療中の詩吟支部長の訃報でした。
10日の練習日には年末お見舞いに行った時は元気で2月の大会の練習を病院でしているという話でした。
余りに突然のことで言葉がありませんでした。
12日午前、先生がお悔やみに行かれ状況がわかってきました。
病気そのものでなく治療で心臓に負担がかかり、最後は心臓だったと聞かされました。
午後から葬送の吟の練習をしました。
祝い吟は何回か吟じたけど葬送は初めて、とても悲しい今の私たちそのままの詩でした。
上手に歌わなくていい、大声は出さない
何時もとは違う歌い方です。
まともに声が出るか心配でした。遺影を見たら涙で声が詰まってしまうに違いない・・
新年会は12時から。私たち支部全員が欠席するのは避けたいと葬儀に間に合う2時まで参加することになりました。
礼服を提げて会場へ。
親しい人には新年の挨拶もできて楽しい時間ではありましたが心から喜べません。
出てくる料理は急いで食べ、しまいには男性が2時には失礼しないといけないから残りの料理全部一度に持ってきてくれと催促。
味わってる暇ありません。
せかされて降りて着替え、乗り合わせで会館に向かいました。
私が初めて松江大会で入賞した時支部長も入賞。
二人で県大会に出場してお世話になりました。
その時支部長は入選、本部大会に出場して見事優勝されたのでした。
大きなトロフィーを見せていただきました。
次はお前たちだと言われたのにその後誰も本部に行けません。
どころか県大会で何の賞ももらえませんでした。
ことしの初盆に良い報告ができるよう皆で頑張らないと。
去年も入院中の力になるように、喜んでもらえるようにと頑張ったけど全然だめだった・・
もう教室に出てこられないのだと思うと寂しい。悲しい。
松口月城作 吟友の逝去を哀悼す
悲報 一朝 夢を驚かして来る 哀愁 限りなく 涙頻りに催す
詩歌 吟詠 多年の友 万里 蓮台 回らざるを奈せん (かえらざるをいかんせん)
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