永田のヘッドの瞬間。
東北電力ビッグスワンスタジアム
結果 2:1
まず、表題の「!×10」は、このゲームで対川崎のホーム戦は10連勝になった意味です。
川崎は、J2時代から良き好敵手として数多のゲームを対戦してきましたが、そう言えばこのところホームで負けたのを見たことがありませんでした、しかし9試合も連続で勝利していたとは思いませんでしたけどね。
今日のゲーム、結果は2:1で連勝を10に伸ばして「不敗神話」が継続する事になりました。
スターティングメンバーは、左サイドバックの松尾が出場停止なので、中野が入った以外はいつものメンバーでした。
バックアップメンバーには、若手がこぞって入っていましたが、海本の名前もありましたよ。
さて、ゲームはアルビが長めのボールを多用する珍しい入り方でしたが、その後は川崎のパス回しからの攻撃と、アルビの速攻の戦いだったように思います。
ゲーム自体は、ほぼイーブンかなと感じました。
ある意味、膠着状態に陥ると、セットプレーがゲームの趨勢を決するパターンとなります。
アルビの先制点も、左サイドを突破した松下が得たファールからのセットプレーでした。
松下が蹴ったFKが、ゴール前で混戦となって、最後は永田がヘディングで押し込んで幸先の良い先制点をゲットしました。
後半に入って、どちらが先にゴールを奪うかが、大きな山だと感じていました。
結果的に追加点はアルビが取ることになります。
ドリブル突破したアレッサンドロをペナルティエリアの微妙な位置で川崎のDFがファールで止めてしまいます。
最初、主審のジャッジはペナルティエリア外と判定しましたが、副審からの申告でPKのジャッジ変更となります。
当然、アレッサンドロはゴールを沈めて、2:0のスコアとなりました。
でも、今度はアルビに災難が降りかかります。
右サイドを突破されて、そこへ付いていた中野がペナルティエリア内で川崎の選手を倒してしまいます。
これが何と一発レッドで退場、当然PKとなってしまいました。
ところが、ど真ん中に蹴られたPKを北野がしっかりと弾いて、大ピンチを逃れ事ができました。
でも、残り時間は30分以上もあり、しかも一人少ない人数で戦う事になります。
当然、ボールポゼッションは川崎が圧倒的に支配して、パスを回しながらアルビのほころびを突いてきます。
結局、久しぶりに復帰した我那覇にゴールを決められて、2:1のスコアとなります。
アルビは時々、カウンターは繰り出すものの、ゲーム終了までペナルティエリア前に釘付け状態にされて、とにかく耐えざるを得ない時間が続きました。
4分のロスタイムを凌いだアルビは、1点差を守りきって勝利をゲットしました。
結果的に、北野がPKを止めたことが、このゲームのハイライトだったと思います。
画像を見て、前半と後半のエンドを私が間違えていると思う方もいるでしょうが、ゲーム前のトスで、エンドが入れ替わったことを補足しておきます。
あと、今日の写真はいつもと何だか違うと感じられた方がいるかも知れません。
その方は、良い観察力をお持ちです。
実は、今日は知人と席を交換して、何とSS席で観戦いたしました。
ピッチまで、300mmの望遠でも足りない場所でしたが、選手の距離感が良く分かって、ゲーム自体はとても見やすかったですね。
さすがに、お値段の高い席だけの事はあります。
この攻防で、松下がファールを得た。
FKが永田のヘッドにつながる。
アレッサンドロが倒されたシーン。
微妙な位置だったけど、最終的にPKと判定された。
アレッサンドロは自ら得たPKをしっかりとゴール。
中野が一発レッドを食らったシーン。
北野がPKを止めたシーン。
素晴らしい集中力だった。
もっとも、隣にいた子供が助走をした瞬間に蹴る方向が分かったとのこと。
子供に読まれるようじゃ、止められて当然か。
最後は、元気印の矢野が足を痙攣させて倒れてしまった。
亜土夢が交代でピッチへ。
2:1のスコアでゲーム終了。
ゴール裏へ挨拶に来た選手達は、大歓声に迎えられた。
久しぶりに、入場者数が四万人を越えました。
今日は、三宝亭サンクスデー。
入場者へオレンジのパネル(三宝亭の割引券附き!!)が配布されて選手入場時に掲げられました。
ゴール裏は、文字が浮かび上がる様に仕掛けが。
望遠ズームでは、全体を写すことができませんでした。
アルビレックスチアリーダーズの現メンバーは、今日のゲームが最後のお目見えとなりました。
彼女らも、厳しいプロの世界に生きています。
毎年実施される、セレクションで生き残らないと次の年はメンバーから外れてしまいます。
川崎のゴール裏。
噂によると、臨時列車を仕立てて新潟へ乗り込んで来たとか聞きました。
今日は、7ブロックを埋め尽くす動員力を見せてくれました。