Thoroughbred race photo その他写真

中京競馬場の競走馬と、近所で撮影しました野鳥写真です。
その他の道楽です。

JAZZ (村上春樹)

2021-07-17 17:40:21 | 道楽?趣味?
村上 春樹さんの、ジャズマンをテーマにした小品



           <チェット・ベーカー>
 チェット・ベーカーの音楽には、紛れもない青春の匂いいがする。
ジャズ・シーンに名を残したミュージシャンは多いけど、『青春」というものの息吹を
これほどまでに鮮やかに感じさせる人が、ほかにいるだろうか???

先ず、村上 春樹さんの(Portrait in Jazz ) のチェット・ベーカーの書き出し一部。
文豪の先生に異議を唱えるつもりは在りません。
しかし私には、チェット・ベーカーの生き様から、青春の匂いはにおって来ない。
チェット・ベーカーのセイシュンは青い春だったのか?
おそらく灰色では、青く輝く春をすごして いないとおもう。
青は、抜けるような青空を想像する、酒とたばこに薄暗いクラブがJazzから思い浮かぶイメージ。
チェット・ベーカーからは、どう努力しても「青春」に結びつかない。
彼の人生は、若くしてJazzの世界で注目され、人気と名声を手に入れ、同時にクスリと
モロモロノの誘惑に身をまかせ、トラブル通きの生涯だった。
どこか、外見の似ているジェームス・ディーンと被っているところがあるのかな。
ジェームス・ディーンは20代前半で亡くなり、その死を惜しむ声が。
しかし、チェット・ベーカーは、長生きし過ぎたと惜しむ声が。
ただこの人のトランペットの音色は好きだ、ある評論家乾いたようなトーンと表現した。
自分もそう思う。かれは、シンガーでもあり、その歌は好き嫌いがあります。
映画(ベーカー)というタイトだと思った?
実の父親が 本人に「あんな!女みたいな歌い方はやめろ」と言うセリフの場面が印象に。
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GERRY MULLIGA - CHET BAKER QUARTET 1952~53

          <クリフォード・ブラウン>
 クリフォード・ブラウン 残されたレコードで聴くかぎり、クリフォード・ブラウンぐらい音楽的に密度の
高いジャズ・プレイヤーはほかにいない、どのアルバムも見事に質が高く、熱くエモーショナルで、
しかも優れた革新的である。
レコーディングをおこなつた時期は全部あわせたったの4年間しかないが、
ブラウンはそのあいだ目につくすべての機会をとらえ、身を削るように目一杯にふきまくり、
ひときれの挫折もなく迷いもなく、、、

おっしゃるとおり。
しかし優れた革新的である。の行は多少の更に小の疑問が。
それを除きクリフォード・ブラウンの章は全て諸手を挙げて賛成です。
ただ、クリフォード・ブラウンの名演、名盤には、マックス・ローチがドラマーで参加
と言うよりローチのリーダーアルバム多い、この人が全曲ドラムソロを入れる、それが長い、
ドラムソロはLP盤1枚で1曲程度が、それにたたき方にも好みもあり、この人の正確無比な柱時計のような
リズムが耳に負担。
ブラウンはドラマーに恵まれなかった?デビューしたての頃の録音は、
アート・ブレーキーとの組み合わせが多く、煽り立てるようなドラミングに押され気味で?気の毒感が。
ベストマッチは自分はシェリー・マンと思う。
余談です、アート・ブレーキーは、サービス精神の旺盛な人で、若いころに一度コンサートを観に行った。
(本来聴きに行くが正しい)曲はチュニジアの夜、テーマの次にリー・モーガン(tp) ベニー・ゴルソン(ts)
カーティス・フラー(tb)の各ソロの後に長―いブレイキィーさんのドラムソロになる。
汗だくで唸り声を挙げながらドドドドドドドドド、ドンドンドン、、延々と、そのうち バチが折れる?そのバチを
肩越しに両手で後ろえ投げ捨てる。
新しいバチをベースドラムの前にセットした箸筒のようなモノから取り出し叩く、またバチが折れ後ろえ、
その繰り返しが長く通く、ドラマーというよりプロレスラーだ、そろそろアクビが出る時分を見計らって、
リー・モーガンが折れたバチを拾い空きカンでチンチンチンとリズムを刻む。
その後メンバーが揃いやっとテーマに戻りEnd
しかし、今も思うバチはそんなに簡単に折れるものか?仕掛けがあったのか?未だに疑問。
まー疑問のままで。

それでは。








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