80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)

自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

根北線 沿革・停車場一覧

2011年05月22日 | 鉄道―北海道内廃止国鉄線沿革・停車場一覧

斜里~以久科~越川(12.8km) 1970(昭和45)年12月01日バス転換


 釧網本線斜里駅(現 知床斜里駅)から以久科駅を経て、越川駅(以上、斜里町)を結んでいた根北線は、知床半島の農村及び鉱物資源の開発を目的として、根室地方の標津、更には厚床を結ぶべく1937(昭和12)年に工事が始まったが、1940(昭和15)年には戦時体制の為工事が中断された。
 1952(昭和27)年に工事が再開され、1957(昭和32)年11月10日に越川まで開業したが、標津を結ぶ計画は放棄された。国道244号の越川付近には当時のコンクリート技術の粋を集めて建設されたコンクリートアーチ橋の幾品川第一橋梁の残骸がある他、未開通区間の数箇所で延長工事の名残が見受けられる。
 この路線ではタコ部屋労働が行われたが、幾品川第一橋梁の工事ではその記録が残っている。そこで、斜里町では、技術史的にも郷土史的にも価値があるこの橋梁を保存する事にしたそうだ。
 根北線は、開業まもなくモータリゼーション等の影響で赤字に転落してしまい、国鉄諮問委員会が示した赤字線廃止勧告に基づき、廃線となった。
 斜里バスは、1959(昭和34)年から長らくの間、斜里から根北峠を経て標津までの区間を運行していたものの、越川まで路線が縮小され、現在では平日のみの運行となった。

















一般駅・旅客駅
停車場名位置 開設廃止記事
いくしな
以久科

 04.6
S32.11.10
S45.12.01
S33.08.20 貨物・荷物取扱廃止(一般駅→旅客駅)

にしにせん
西二線
 仮乗降場
 --.-
記事参照
S33.--.--
S45.12.01
局設定仮乗降場

当時の写真には、延長10mに満たないホームから約10m程のところに800m地点のキロポストが写りこんでいた事から、04.8キロ地点から07.8キロ地点の間に存在していたと推測される
しもこしかわ
下越川

 08.2
S32.11.10
S45.12.01

じゅうよんごう
十四号
 仮乗降場
 --.-
S33.--.--
S45.12.01
局設定仮乗降場
じゅうろくごう
十六号
 仮乗降場
 --.-
S33.--.--
S45.12.01
局設定仮乗降場
こしかわ
越川

 12.8
S32.11.10
S45.12.01
S35.07.25 貨物取扱廃止(一般駅→旅客駅)
S37.04.01 荷物取扱廃止(旅客駅)


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