雑種犬みね侍の赤鼻DIARY(withちよ

愛犬ミネジを亡くし失意の日々・・・。たまに千代も出てきます。

千代の最期

2011-12-14 16:48:40 | Weblog
遺体は昨日朝、荼毘に付しました。
お骨は葬儀屋さんが供養してくれるとのことで、すべてお任せしました。
当初はこっちで受け取って、しばらく経ってから近所の山にでも埋めてやろうかと思ったのですが、
いろいろ親が言うもので、結局形見としてヒゲを3本もらうだけにしました。

出棺時には、なぜか近所のおばちゃんも駆けつけてくれw
母と私とおばちゃんの3人でお見送りしました。
葬儀屋さんの車まで私が遺体を運びましたが、前よりさらに軽くなってる感じでした。

ここ最近はあまり食欲もなかったそうです。
そんな中、土曜の夜に牛スジ肉をペロリとたいらげたそうで、
結局それが最後の晩餐となったようです。
日曜にも同じものをやろうとしたらそれには口をつけなかったと・・・。
あと下の記事でも書きましたが、死ぬ2,3日前には少し夜鳴きをしていたみたいです。
今から思うと死期を悟って最後の力を振り絞っていたのかもしれないですね・・・。


ちょうど去年の秋頃からボケ症状が悪化し、
気がつけば起きてる間中ひたすらその場でグルグル回り続け、疲れたら眠る・・・
そんな生活が1年くらい続いていました。
さらに春~夏には目のフチの下に腫瘍が出来、日に日に巨大化。
が、それもなぜか夏の終わりと共に突然ポロリと取れ、
それからは腫瘍の再発もなく、見た目にはほぼ骨と皮の状態でしたが
食欲もありすぎるほどあり、まだ大丈夫かな?と個人的には思っておりました。
ただここ1か月くらいは寒くなったせいもあるのか、
確実に弱っていってるのが目に見えてわかりました。
足取りがおぼつかなかったり、そもそも横になってから立ち上がることも
なかなかできずフラフラしたり、死ぬ2日前には躓いてその場で転んで
でんぐり返しのようなポーズで1回転してしまって地面に伏せたまま動けず
見かねておかんに抱きかかえられて家に戻されていました。
さすがにそれを見た時は、もう長くはないかなと思いましたが、
結局それが生きてる千代を見た最後となってしまいました。
先週土曜日の4時過ぎ夕方のことでした。

今思えば翌日、日曜日にも会いに行けばよかったなと思います。
長くはないとわかっていながらなぜかもう少し(ギリギリ年を越せるくらいは)
大丈夫だろうと勝手に思ってしまっていました。
というのも、立てなくなってもしばらく寝たきりになるというのは
よく聞く話だったのでてっきり千代もそのパターンだと思い込んでいました。
がいやはや、さすがそこは元祖サムライ犬、寝たきりなんぞなるものか!!
・・・と思ったかどうかはわかりませんが、結局死ぬ前日まで、
フラフラしながらも自分の足で立って歩いていたというからたいしたものです。
それを聞いてどうやら私は千代を見くびっていたな・・・と、反省しました。
最期まで、なんとも侍犬らしい、素晴らしい精神力の持ち主でした。


振り返ってみると、2度の大きな危機を乗り越え我が家にやってきたなんとも幸運な犬でした。
1994年秋、子犬の時に捨てられ放浪→親戚の家の前で拾われるも、
翌年その親戚のおばちゃんが病気で亡くなりおっちゃんに保健所に
連れて行かれそうになる→うちに引き取られ、現在に至る。

でも本人(犬)はおそらく納得いってないでしょう。。
やはり犬は最初の飼い主が一生の飼い主なわけで、こう何度もコロコロ変わられると
混乱するし、実際千代の性格にもそれが表れていたように思います。
すぐキレる・・・とか喧嘩っ早い・・・とか(同じことか?笑)
あと、なんでか毛の長い大型犬が大嫌いだったなぁ。。ゴールデンレトリバーとか。
それを言うとミネジも一応毛が長くて千代よりも大きい犬なのに
なぜかミネジを襲うことは一度もなかった(まぁ私が気をつけてたのもあるけど)
千代なりに気を遣ってくれてたのだろうか??

今だから言えますが、何度も脱走もしました。
覚えている限り、10年間で3回はあったかな~。
散歩中に離れたり、リードに繋いだと思ったはずがちゃんと繋げてなかったり、
家の中に入れていたらいつのまにか裏の扉が開いていてそこから外に出ちゃってたり。。
あの時ほど肝を冷やしたことはなかったです・・・ほんと。
結局急いで外に出て探したらすぐ見つかったんですけどね、
車がびゅんびゅん通ってる交差点の真ん中とかで(爆)
あの時牽かれててもおかしくなかった。。滝汗
本当今だから笑える話です^^;

そんな数々の危機を乗り越え、17年・・・短いようで長い、長いようで短い犬生、
本当にお疲れ様でした。
ここ半年くらいで一応覚悟はできていたはずなのですが、
やはりいざいなくなってみると悲しいものです。
しばらくは涙と鼻水隠しにマスクが欠かせない日々になりそうです(自爆)

そして昔の思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡っています。
そういえば、犬にも走馬灯ってあるのかな?
千代が最期に見た光景の中に果たして私の姿はあったのだろうか?
気になるところではありますが、まぁこれは一生謎のままですね^^;
あんなこともあったなー、こんなこともあった、、
そういえばミネジはこうだけど千代はこうだったなー等々ミネジとの比較で
見えてくる部分も多いです。
しばらくはこのまま千代の思い出に浸って・・・まぁミネジの世話もあるので、
完全に浸りきることもできないですが、
家で一人でいる時なんかは確実に千代一色の脳内状態です(汗

いろいろあったけど、千代に出会えて本当よかったです。
考えてみたらミネジに出会えたのだって千代のおかげです。
千代を飼う前、飼っていた犬が行方不明になって落ち込み、
もう一生犬は飼わないと決めていた私でした。
が、それが千代の登場とともにあっさり崩され気がつけば千代の魅力にメロメロ(笑)
そこから他の犬にも興味を抱けるようになりました。
ミネジが犬嫌いだったのを克服できたのだって千代のおかげですしね。
千代の功績は意外に大きいかも?w
生きてる時は単なる喧嘩上等バカ犬かと思ってましたが(爆)
ああ見えて結構従順なところもあったし、
何より普段はそれほどきかんぼうでもなかったし、
むしろミネジの方がわがままし放題でやばいですw
絶妙のタイミングでくしゃみしたりあくびしたり太鼓の音に合わせて吠えたり
妙に空気の読めるところもあって、実はめちゃくちゃ頭のいい犬だったのかもしれません。w
見た目も雑種とはいえ、日本犬の特徴色濃く、短い毛並みとピンと立った耳。
完全に巻ききらない差し尾も凛々しく、中途半端に赤い鼻もいかしたチャームポイントでした。

あ、そういえばしっぽに関して思い出しました。
ここ1年くらいはしっぽの先の毛は完全に禿げてしまっていましたが、
その禿げたしっぽの先がミミズのようにやたらクネクネと動いていました。
あれは若い頃には見られなかった動きです!!不思議だった。。
年老いてしっぽの先をあんな器用に動かせるようになるなんてww
何か意味があったのだろうか??笑
本当最後の最後まで笑わせてくれました^^


千代の数々のエピソード、またちょっとずつ書いていこうと思います。
というか、既に思いつくまま長々と書いてしまいましたが^^;
まぁ誰も見てないし・・・いいっか!!笑
本当は生きてるうちに(ここ半年くらいの間)書くつもりだったのですが、
むしろ生きてるうちからなんだかそういうの書き綴ってたら
早く死んでしまいそうで怖かったんですよね^^;
でも覚えているうちに早く書かないとどんどんミネジの記憶に上書き保存されて
いってることに最近気づいてしまい・・・あれ、こういう時千代ってどんな反応してたかな?と、
思い出せなくなってることが増えてる事実・・・やばい!これはやばい!!
でもそれを言ったら千代の前に飼ってたわんこの記憶も気がつけば、
千代の記憶で上書きされていました^^;
こういうの私だけ?
我ながら悲しすぎる記憶システムです・・・涙
なのでまだかすかに覚えてるうちに少しでも書きとめておきたいと思います。


ブログのタイトル(withちよも変更せず、このままいきたいと思います。^^

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 千代永眠 | トップ | お花をいただきました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事