保護猫ちゃんがトライヤル期間を経て、正式譲渡になったのが9月16日。
ご縁あった2匹
好奇心旺盛でいつもご機嫌なキヨラ、
顔があえば威嚇するシャラ。
はじめての多頭飼い、5ヶ月のチビっ子2匹の愛しげな景色に、いちいち目がハートになっておりました、が。
ある日からキヨラの調子が悪そうなので、気になって病院に連れて行きました。
〈猫伝染性腹膜炎〉、
突然発症するウイルス。
不治の病の代表で対症療法のみとの事。
ウイルスをもっていても発症しない子もいるそうですが、子猫は急性に進行し、死亡率も高いと聞いて驚きました。
あんなに元気にしていたのに、食欲がなくなり、張りも無く、急に痩せました。
なのに腹水が溜まりだして、お腹だけが膨れてきて。
まだ先代猫の死が癒えてないだけに、こたえましたが、彼女が目をあければいつも[しあわせな空気に包まれてるなぁ]と思ってもらおうと、覚悟を決めて付き合いました。
お世話になった保護主さんが、ちょうど同じ病気の子を看取ったばかりだったので、アドバイスと、あたたかい心をもらい励みにしました。
キヨラは、
悟っているかのように、いつもまっすぐの瞳で、しんどいだろうに、ちゃんと気持ちをこちらに向けてくれました。
先代猫とも突然の病気からの別れだったので、これはいつか来た道。
散ってゆく花びらのようないのちを、拾ってはそっと置き、拾っては重ね、時間を共にしました。
哀しいけれど、優しい時間。
涙がでるけれど、ほほえむ時間。
5ヶ月キヨラ、美しいいのちでした。
キヨラには感謝しかありません。
ありがとう
そして・・・
もう1匹のシャラは・・
ただでさえ威嚇してなついていないのに、
キヨラの病気発症から、引きこもりに拍車がかかり、キヨラともあまり交流せず、家庭内野良化がひどくなっていました、・・・が!
キヨラが亡くなってから、シャラに大変化。
顔を見、ニャ、ニャ、と声を出し
人間と交流しようという意志を感じるようになりました。
思い出したように威嚇はするし、コソコソビクビクとご飯を食べているけれど、それでもそれでも驚きの変わりよう。
すごいわ…
生きることに、前向きです。
齢5ヶ月の猫
泣けてくるほどに、濁りなくまっすぐです。
人間は情けない、、、痛感。
教えられます。
キヨラに、感謝、
シャラに感謝。
5ヶ月のいのち達に感謝。
ありがとうね
読んでくださり
ありがとうございました
埴生美伽子
キヨラありがと
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