「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

桜田門にある「警視庁の別荘?」に招待される

2010-01-29 | 日記
「警視庁の別荘?」とは、要するに「容疑者を取り調べる取調室」の事で、全国紙一面で報じられた詐欺事件の「参考人(被疑者)」として呼び出されたのです。
普通の事件ではこんなところに呼び出される事などないのだが、「重大事件」として扱われた結果こうなったのですが、私以外の社員はかなり厳しい取調べをされたらしいのだが、私の場合はかなり「別格扱い」をしてくれたようです。
「別格扱い」をされた理由は、倒産した会社から「建売住宅」を買って被害にあったお客さんの中で、私が担当したお客さんだけが「会社にだまされた」とは言うのだが、誰も「私にだまされた」とは言わず、他の社員が売ったお客さんのように「担当社員と会社にだまされた」とは言わなかったのだそうです。
確かに私の販売の仕方は他の社員とは違い、「無理にハンコを押させる」と言うようなことは一切せず、「一度家に帰って家族と相談してから・・・・」と言う場合、通常は帰さないようにして強引に契約に結びつける事が多いのだが、私の場合は帰してしまうのです。
一度帰してしまうと再び訪れるお客は半分くらいになってしまうのだが、再び訪れてくれるお客さんは「家族を連れて」と言うことになり、基本的には「家族全員、納得の上で契約」と言うことになるのです。
このため営業成績は悪く「お前なんか辞めちまえ!」とよく言われたものですが、この当時、「サラリーマンの年収は100万円以下」だった時代に、悪どく稼ぐ連中の中には「月に500万円以上」も稼く奴もおり、「月に30万から50万」では馬鹿にされるのは仕方のないことだったのですが、これが後になって幸いしたのです。
そして、この事件を含めた20代後半は、様々な「普通の人では経験できないようなこと」を経験できたのです。
この経験をした事により、少々の事では驚かなくなり、世の中の裏もわかるようになったのです。
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