入学式の後、各教室でいろいろな説明を受けた事は前に書いているのだが、それ以外にも記憶に残ることがある。
ひとあたり説明が終わったあと、担任の先生が私に「後で職員室に来るように」と言われるのであるが・・・・。
何の事かわからないまま職員室に行くと、先生の口から「お前室長をやらないか」と言われるのである。
私は「室長」の意味がわからず、先生に「室長って何ですか」と聞いたところ、一瞬驚いたような顔をされるのである。
やっと「級長」と同じ事だとわかるのだが、私が「やったことがないので出来ません」と言うと、先生はまた驚いたような顔で「お前級長をやたことがないのか?」と言われるのである。
それでは「副室長はどうだ」と言われるのだが、全く経験も無く自信が持てないので「それも勘弁してください」と言うほかなかったのである。
結局「放送委員」を引き受ける事になるのだが、1年生の出番は全く無く、「名ばかり放送委員」で終わったのが正直な話である。
しかし、このとき何故私が「室長候補」になったのかさっぱりわからなかったのである、が・・・・。
その理由は2年になってやっとわかるのである。
担任は物理の先生で、私は物理が得意だったこともあり、何かにつけてかなり好意的な対応をしてもらったものである。
さて、2年になって私が「室長候補」に挙げられた理由がわかるのだが、その理由を聞いて我ながら「びっくり」である。
2年になったある日先生から呼び出しがあり、先生専用の部屋に行くと、突然「入学試験の成績がどのくらいだったかわかるるか?」と聞かれるのである。
私は「理科と算数は自信があったが、国語はまあまあで、社会がチョット」と答えると、「さすがだ!」と言う返事が返ってくるのである。
詳しく聞くと「理科、算数、国語は満点で、社会で1問間違えている」と言うのである。
得点は「398点(400点満点で)」だったそうで、結局、この点数が基準となり「室長候補」になったのである。
クラスは、AからFまでの6クラスで、私はE組みであったことを考えると「5番以内」だったのだろうが、今もって「何故これほど勉強が出来たのかわからない」のである。
小学校時代は何の役もやったことが無かったのだが、担任の先生にすれば「これだけの点を取るのだから室長(級長)ぐらい経験しているだろう」と思ったのだそうである。
しかし、「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎればただの人」と言うように、私の成績はここを頂点に、後は「タダひたすら下がり続ける」のである。
ひとあたり説明が終わったあと、担任の先生が私に「後で職員室に来るように」と言われるのであるが・・・・。
何の事かわからないまま職員室に行くと、先生の口から「お前室長をやらないか」と言われるのである。
私は「室長」の意味がわからず、先生に「室長って何ですか」と聞いたところ、一瞬驚いたような顔をされるのである。
やっと「級長」と同じ事だとわかるのだが、私が「やったことがないので出来ません」と言うと、先生はまた驚いたような顔で「お前級長をやたことがないのか?」と言われるのである。
それでは「副室長はどうだ」と言われるのだが、全く経験も無く自信が持てないので「それも勘弁してください」と言うほかなかったのである。
結局「放送委員」を引き受ける事になるのだが、1年生の出番は全く無く、「名ばかり放送委員」で終わったのが正直な話である。
しかし、このとき何故私が「室長候補」になったのかさっぱりわからなかったのである、が・・・・。
その理由は2年になってやっとわかるのである。
担任は物理の先生で、私は物理が得意だったこともあり、何かにつけてかなり好意的な対応をしてもらったものである。
さて、2年になって私が「室長候補」に挙げられた理由がわかるのだが、その理由を聞いて我ながら「びっくり」である。
2年になったある日先生から呼び出しがあり、先生専用の部屋に行くと、突然「入学試験の成績がどのくらいだったかわかるるか?」と聞かれるのである。
私は「理科と算数は自信があったが、国語はまあまあで、社会がチョット」と答えると、「さすがだ!」と言う返事が返ってくるのである。
詳しく聞くと「理科、算数、国語は満点で、社会で1問間違えている」と言うのである。
得点は「398点(400点満点で)」だったそうで、結局、この点数が基準となり「室長候補」になったのである。
クラスは、AからFまでの6クラスで、私はE組みであったことを考えると「5番以内」だったのだろうが、今もって「何故これほど勉強が出来たのかわからない」のである。
小学校時代は何の役もやったことが無かったのだが、担任の先生にすれば「これだけの点を取るのだから室長(級長)ぐらい経験しているだろう」と思ったのだそうである。
しかし、「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎればただの人」と言うように、私の成績はここを頂点に、後は「タダひたすら下がり続ける」のである。