(1946/フランク・キャプラ監督・製作・共同脚本/ジェームズ・スチュワート、ドナ・リード、ライオネル・バリモア、ヘンリー・トラヴァース、トーマス・ミッチェル、ウォード・ボンド、ボーラ・ボンディ、フランク・フェイレン、グロリア・グレアム)
<郵政解散>などと政治が混乱していて、政治家の人生も大変だなぁとアレコレ考えてしまった先日の夜、翌日には少し時間が出来そうなので、ヒューマンなものが観たくなった。『こんな時にはキャプラだ。』と、最初は「スミス都へ行く(1939)」が浮かんだが、政治の話はまずいかなぁと、結局コチラにした。
久々に泣いてしまった。のどの奥がキューンと痛くなり、次から次と溢れてくる涙。2時間を超える作品で、所々丁寧すぎると思ったシーンもあったが、ラストの数十分は、時々曇る画面に我が眼を拭いながら観ることになってしまった。
46年作というから60年前の作品なのに、オープニングからビックリする。
アメリカのとある田舎町の話。雪の降るクリスマス・イブの夜、一人の男が生死の境を彷徨っている。年老いた母親や妻、子供たち、そして友人達が彼の身を案じて神様に祈りを捧げている。
と、画面は一転、宇宙に飛ぶ。瞬く星の中で、二人の神様(?)の会話が始まる。生死の境を彷徨っている男、ジョージ(スチュワート)を助けようという相談だ。彼は人生に絶望して自殺しようとしたらしい。で、彼を救うのに選ばれたのが、2級天使のクラレンス(トラヴァース)。元時計屋の彼は、信仰は厚いが知能が低いので200年以上天国にいるのに未だに翼がない天使だ。ジョージを救うことが出来たら、今度こそ翼がもらえるらしい。
クラレンスにジョージの一生を説明するという形式で、まずはジョージの少年時代の話から始まる。父親は、住宅ローンを扱っている会社の社長だが、低金利で貸しているので資金繰りは悪い。大株主のホッパー(バリモア)は、時にジョージの父親の経営に口出しをする金の亡者だ。ジョージ少年は、父親の会社の近くのドラッグストアで小僧をしながら、学資を貯めている。
川に氷の張った1919年のある冬の日、ジョージは弟のハリーや近所の友達とスコップ滑りをして遊んでいる。張り切ったハリーが滑りすぎて薄い氷を割ってしまい川に落ちる。弟を助けたジョージは、その時引いた風邪の熱が原因で片方の聴覚を失う(この事は将来、ジョージが徴兵されない理由になる)。
又、息子を亡くしたショックで薬の調合を間違えた店主を救ったことで、ジョージはその後この店の主人との間に深い信頼関係を築く。
それから9年後。大学入学の資金が貯まったジョージが、いよいよ田舎町を出ていこうとする日、父親が病気で倒れ亡くなってしまう。大株主のホッパーは、会社の解体を提案するが、他の株主の意見を聞いた後、ジョージが後を継ぐのを条件に、会社存続を約束する。かくして、大学で建築を学び世界へ旅立とうというジョージの夢は破れていく。
同じ年に高校を卒業したハリーに大学の資金を譲ったジョージには、4年後にハリーに戻ってきてもらい会社を引き継いでもらうという希望があったのだが・・・。
▼(ネタバレ注意)
大学を卒業したハリーは故郷に帰ってくるが、都会で知り合った女性と既に結婚していて、彼女の父親の会社に入ることも決めているようだった。またも、将来計画の狂ったジョージは、ハリーの卒業祝いのパーティ-から抜けだし、一人街に出る。
4年前に少しだけ交流のあった幼なじみのメアリー(リード)と再会、二人はお互いが惹かれ合っていることを確認し、あっという間に結婚することになる。
このメアリーとジョージが結びつくシーンは、ジョージが立ち寄ったメアリーの家に二人の共通の知人から電話がかかってきて、ひとつの受話器を共用した為に二人の顔が急接近したことから始まる。紗のかかった煌めくような画面のワン・ショットで、スチュワートとドナ・リードの気持ちの盛り上がりがコチラに迫ってくる、美しくも艶めかしいシーンでした。
ジョージの自殺の原因は、会計監査員がやって来た日に銀行残高としてあるべき8000ドルもの大金が無くなってしまうことから始まる。元々は叔父(ミッチェル)のウッカリが原因だが、社長であるジョージが粉飾帳簿で刑務所に入らねばならなくなるかも知れない。気が動転したジョージは、クリスマスの準備に楽しそうなメアリーや子供たちにまでも八つ当たりをしてしまう。
一人街に出て酒に酔ったジョージは、酒場でもケンカをしてしまい、ついには町外れの橋から凍るような川に飛び込んで死のうとするのだ。
この時現れるのが、冒頭に出てきた2級天使のクラレンスだ。冒頭のシーンでは声しか聞けなかったが、人の良さそうなおじいちゃん天使である。ジョージの優しさを知っているクラレンスは、ジョージが飛び込む前に自ら川に落ちる。驚いたジョージは、とっさにクラレンスを助けてしまう。
オープニングの状況は、川に飛び込んだ直後の話だろうから、ココからは既に運命が変わっていることになる。川のそばの小屋で服を乾かす二人。自分が助けたはずのクラレンスに、あなたを助けるために飛び込んだと言われ訳が分からないジョージ。
『自分なんか生まれてこなければよかった。』とまで言うジョージの言葉にヒントを得たクラレンスは、ジョージに“もしも彼がこの世に生まれていなかったら”という世界を見せることにする。
ココからが、私の涙を誘った数々のシーンに入っていく・・・。このネタの流れは書かなくても分かりますな。
60年前にこういう話を映像にしたのが凄い。でも、同じように神様(or天使)が登場する「天国からきたチャンピオン(1978)」の元ネタ「幽霊紐育を歩く」も41年の映画だから、凄いと思う方がオカシイのかもしれない。
ひとつだけ言わせてもらうと、“もしも世界”のメアリーが、メガネをかけた典型的なオールドミスの図書館司書っていうのは、分かり易いけど他の設定もあったのではと思いましたな。
自分が居なかったらという世界を見せられたジョージは、自らの存在意義を見出し、自分を何者か知らないと言って相手にしてくれない“知人”を目の前にして、彼等がいかに自分にとって大切な存在であったかをも知ることになる。
生きていくから元に戻してくれ、と神様に懇願するジョージに再び現実の世界が戻ってくる。喜びに打ち震えながら家族の元へ帰っていくジョージ。会計監査員が刑事を連れて家までやって来ていたが、更には思いもよらぬ人々も訪れてきて、クラレンスの苦労が実を結ぶことになる。めでたし、めでたし。
▲(解除)
私が観たキャプラ映画は「或る夜の出来事(1934)」「オペラハット(1936)」に続いて3本目。前2作ともアカデミー監督賞受賞作で、この作品もノミネートされている。そして、3本とも大好きな作品であります。もう一つの監督賞受賞作「我が家の楽園(1938)」はレンタルで見つけてないので、次は「スミス都へ行く」に決定ですな。
このレンタルしたDVDは、「淀川長治 世界クラシック名画100選集」のひとつで、淀川さんの解説とキャプラ、J・スチェワート、D・リードの経歴紹介も入っていた。
キャプラがイタリア、シチリア島出身というのは初めて知った。
ジェームズ・スチュワートは子供の頃からTVでお馴染みの俳優。背は高いけどそんなに強い感じはしなくて、外見はノーマン・ロックウェルの絵から飛び出た様なイメージ。久々に演技を見て、こんなに感情豊かな人だったんだと認識を新たにした。西部劇より、「甦る熱球(1949)」や「グレン・ミラー物語(1954)」の伝記物の印象が強い(どちらもジューン・アリソンが奥さん役)が、経歴を見るとそれら以前の活躍の方が輝いている人だった。「我が家の楽園」「桃色(ピンク)の店(1940)」「フィラデルフィア物語(1940)」。見るべき作品がたくさんあった。 57年の「翼よ!あれが巴里の灯だ」は大好きな作品だ。
50年代のアメリカテレビドラマ「うちのママは世界一(1958~)」で人気者だったドナ・リード。この手のドラマだと「パパは何でも知っている」の方が私には馴染みがあるが、ドナの美しさは当時から認識しておりました。前半でチラッと脚線美も見れましたな。「地上(ここ)より永遠に(1953)」で、アカデミー助演女優賞をとっている。
その他の出演者では、フォード映画でお馴染みのウォード・ボンドがジョージの友人の警官役で、グロリア・グレアムが派手好みの女性役で出ている。
尚、この作品は、第二次世界大戦から帰還したキャプラが、ウィリアム・ワイラーと設立した会社で撮ったものだが、この会社はコレを作っただけで身売りしたらしい。キャプラ、ワイラーという私の最も好きな監督が連携したことがあるなんて、ちょっぴり嬉しい情報でした。
この映画はお薦めです。出来ればもう少し若い時に観ておきたかった作品です。『自分は、他の人の人生にどれほどの良い影響を与えているだろうか?』と自問したくなる映画でした。
ビヴァ!人生。
<郵政解散>などと政治が混乱していて、政治家の人生も大変だなぁとアレコレ考えてしまった先日の夜、翌日には少し時間が出来そうなので、ヒューマンなものが観たくなった。『こんな時にはキャプラだ。』と、最初は「スミス都へ行く(1939)」が浮かんだが、政治の話はまずいかなぁと、結局コチラにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/afa36eb34dff9fd7acffecac13b80a8a.jpg)
46年作というから60年前の作品なのに、オープニングからビックリする。
アメリカのとある田舎町の話。雪の降るクリスマス・イブの夜、一人の男が生死の境を彷徨っている。年老いた母親や妻、子供たち、そして友人達が彼の身を案じて神様に祈りを捧げている。
と、画面は一転、宇宙に飛ぶ。瞬く星の中で、二人の神様(?)の会話が始まる。生死の境を彷徨っている男、ジョージ(スチュワート)を助けようという相談だ。彼は人生に絶望して自殺しようとしたらしい。で、彼を救うのに選ばれたのが、2級天使のクラレンス(トラヴァース)。元時計屋の彼は、信仰は厚いが知能が低いので200年以上天国にいるのに未だに翼がない天使だ。ジョージを救うことが出来たら、今度こそ翼がもらえるらしい。
クラレンスにジョージの一生を説明するという形式で、まずはジョージの少年時代の話から始まる。父親は、住宅ローンを扱っている会社の社長だが、低金利で貸しているので資金繰りは悪い。大株主のホッパー(バリモア)は、時にジョージの父親の経営に口出しをする金の亡者だ。ジョージ少年は、父親の会社の近くのドラッグストアで小僧をしながら、学資を貯めている。
川に氷の張った1919年のある冬の日、ジョージは弟のハリーや近所の友達とスコップ滑りをして遊んでいる。張り切ったハリーが滑りすぎて薄い氷を割ってしまい川に落ちる。弟を助けたジョージは、その時引いた風邪の熱が原因で片方の聴覚を失う(この事は将来、ジョージが徴兵されない理由になる)。
又、息子を亡くしたショックで薬の調合を間違えた店主を救ったことで、ジョージはその後この店の主人との間に深い信頼関係を築く。
それから9年後。大学入学の資金が貯まったジョージが、いよいよ田舎町を出ていこうとする日、父親が病気で倒れ亡くなってしまう。大株主のホッパーは、会社の解体を提案するが、他の株主の意見を聞いた後、ジョージが後を継ぐのを条件に、会社存続を約束する。かくして、大学で建築を学び世界へ旅立とうというジョージの夢は破れていく。
同じ年に高校を卒業したハリーに大学の資金を譲ったジョージには、4年後にハリーに戻ってきてもらい会社を引き継いでもらうという希望があったのだが・・・。
▼(ネタバレ注意)
大学を卒業したハリーは故郷に帰ってくるが、都会で知り合った女性と既に結婚していて、彼女の父親の会社に入ることも決めているようだった。またも、将来計画の狂ったジョージは、ハリーの卒業祝いのパーティ-から抜けだし、一人街に出る。
4年前に少しだけ交流のあった幼なじみのメアリー(リード)と再会、二人はお互いが惹かれ合っていることを確認し、あっという間に結婚することになる。
このメアリーとジョージが結びつくシーンは、ジョージが立ち寄ったメアリーの家に二人の共通の知人から電話がかかってきて、ひとつの受話器を共用した為に二人の顔が急接近したことから始まる。紗のかかった煌めくような画面のワン・ショットで、スチュワートとドナ・リードの気持ちの盛り上がりがコチラに迫ってくる、美しくも艶めかしいシーンでした。
ジョージの自殺の原因は、会計監査員がやって来た日に銀行残高としてあるべき8000ドルもの大金が無くなってしまうことから始まる。元々は叔父(ミッチェル)のウッカリが原因だが、社長であるジョージが粉飾帳簿で刑務所に入らねばならなくなるかも知れない。気が動転したジョージは、クリスマスの準備に楽しそうなメアリーや子供たちにまでも八つ当たりをしてしまう。
一人街に出て酒に酔ったジョージは、酒場でもケンカをしてしまい、ついには町外れの橋から凍るような川に飛び込んで死のうとするのだ。
この時現れるのが、冒頭に出てきた2級天使のクラレンスだ。冒頭のシーンでは声しか聞けなかったが、人の良さそうなおじいちゃん天使である。ジョージの優しさを知っているクラレンスは、ジョージが飛び込む前に自ら川に落ちる。驚いたジョージは、とっさにクラレンスを助けてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/f1/f9c5421eb21abe4af565647276ea2204.jpg)
『自分なんか生まれてこなければよかった。』とまで言うジョージの言葉にヒントを得たクラレンスは、ジョージに“もしも彼がこの世に生まれていなかったら”という世界を見せることにする。
ココからが、私の涙を誘った数々のシーンに入っていく・・・。このネタの流れは書かなくても分かりますな。
60年前にこういう話を映像にしたのが凄い。でも、同じように神様(or天使)が登場する「天国からきたチャンピオン(1978)」の元ネタ「幽霊紐育を歩く」も41年の映画だから、凄いと思う方がオカシイのかもしれない。
ひとつだけ言わせてもらうと、“もしも世界”のメアリーが、メガネをかけた典型的なオールドミスの図書館司書っていうのは、分かり易いけど他の設定もあったのではと思いましたな。
自分が居なかったらという世界を見せられたジョージは、自らの存在意義を見出し、自分を何者か知らないと言って相手にしてくれない“知人”を目の前にして、彼等がいかに自分にとって大切な存在であったかをも知ることになる。
生きていくから元に戻してくれ、と神様に懇願するジョージに再び現実の世界が戻ってくる。喜びに打ち震えながら家族の元へ帰っていくジョージ。会計監査員が刑事を連れて家までやって来ていたが、更には思いもよらぬ人々も訪れてきて、クラレンスの苦労が実を結ぶことになる。めでたし、めでたし。
▲(解除)
私が観たキャプラ映画は「或る夜の出来事(1934)」「オペラハット(1936)」に続いて3本目。前2作ともアカデミー監督賞受賞作で、この作品もノミネートされている。そして、3本とも大好きな作品であります。もう一つの監督賞受賞作「我が家の楽園(1938)」はレンタルで見つけてないので、次は「スミス都へ行く」に決定ですな。
このレンタルしたDVDは、「淀川長治 世界クラシック名画100選集」のひとつで、淀川さんの解説とキャプラ、J・スチェワート、D・リードの経歴紹介も入っていた。
キャプラがイタリア、シチリア島出身というのは初めて知った。
ジェームズ・スチュワートは子供の頃からTVでお馴染みの俳優。背は高いけどそんなに強い感じはしなくて、外見はノーマン・ロックウェルの絵から飛び出た様なイメージ。久々に演技を見て、こんなに感情豊かな人だったんだと認識を新たにした。西部劇より、「甦る熱球(1949)」や「グレン・ミラー物語(1954)」の伝記物の印象が強い(どちらもジューン・アリソンが奥さん役)が、経歴を見るとそれら以前の活躍の方が輝いている人だった。「我が家の楽園」「桃色(ピンク)の店(1940)」「フィラデルフィア物語(1940)」。見るべき作品がたくさんあった。 57年の「翼よ!あれが巴里の灯だ」は大好きな作品だ。
50年代のアメリカテレビドラマ「うちのママは世界一(1958~)」で人気者だったドナ・リード。この手のドラマだと「パパは何でも知っている」の方が私には馴染みがあるが、ドナの美しさは当時から認識しておりました。前半でチラッと脚線美も見れましたな。「地上(ここ)より永遠に(1953)」で、アカデミー助演女優賞をとっている。
その他の出演者では、フォード映画でお馴染みのウォード・ボンドがジョージの友人の警官役で、グロリア・グレアムが派手好みの女性役で出ている。
尚、この作品は、第二次世界大戦から帰還したキャプラが、ウィリアム・ワイラーと設立した会社で撮ったものだが、この会社はコレを作っただけで身売りしたらしい。キャプラ、ワイラーという私の最も好きな監督が連携したことがあるなんて、ちょっぴり嬉しい情報でした。
この映画はお薦めです。出来ればもう少し若い時に観ておきたかった作品です。『自分は、他の人の人生にどれほどの良い影響を与えているだろうか?』と自問したくなる映画でした。
ビヴァ!人生。
・お薦め度【★★★★★=大いに見るべし!】 ![テアトル十瑠](http://8seasons.life.coocan.jp/img/TJ-1.jpg)
![テアトル十瑠](http://8seasons.life.coocan.jp/img/TJ-1.jpg)
本当にこれはみなさんに薦めたくなる作品でしたね。
タイトルだけは知っていましたが今回観れてよかったです♪
改めてキャプラという人は優しい人だったんだろうって思いました。
でもジョージが存在しなかった世界は殺伐としてて悲しすぎました。
私もキャプラ映画は3本になりました。
もっといろいろ観てみたい監督さんです。
短い感想ですがTBします~
時々、ありますねぇ。
キャプラの3本は花太郎さんと同じ作品のようですね。
まだまだ、観るものがありますね~。
Jスチュワートはいい役ばかりで、この映画は人の良さそうな感じが特に良く出ていましたねぇ。
「我が家の楽園」は、一昨年のクリスマスに主人が買ってくれまして。
まだ観ずに大切に(笑)とってあります(笑)ええ加減観ないとなぁ。
「スミス~」もよかったですよん♪
もうすぐ夏休み明けで、子供たちから解放されますな。
そういえば、高校野球残念でした。
「或る夜の出来事」は何回目になるか分かりませんが、今度観た後には記事にしたいと思っています。
先程、まいじょさんのブログにお邪魔しましたが、映画の趣味が似ているようです。コチラからも時々お邪魔させていただきますね。
キャプラの映画、ボクもこれで3本目なんですよ。
「スミス(氏)都へ行く」と
晩年の「波も涙も暖かい」とコレです。
ひょっとしたら「毒薬と老女」もTVで観たかもしれないんですが、なんだか記憶が曖昧で・・・。
今度、「或る夜の出来事」観ようと思ってます♪
おとぎ話のようでいて、感情の描き方が生々しい所もあるのが、面白いんですよねぇ。
ジェームズ・スチュアートはこの作品でしか見たことがないのですが、ちょっとオーバーかなと思う演技でもまったく嫌味にならないのが魅力的でした。「スミス」のほうもいつか見てみようと思います