::: テアトル十瑠 :::

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

<チャン・ツィイー、「徹子の部屋」に出演>

2005-12-09 | <memo>
 アメリカに続いて明日から日本でも公開される「SAYURI」。プロモーション来日している主演のチャン・ツィイーがテレビ朝日の「徹子の部屋」に出ていた。

 アーサー・ゴールデンという作家の世界的ベストセラー『さゆり』の映画化ということで、スピルバーグがプロデュースにまわり、「シカゴ」のロブ・マーシャルが監督した。最近のワイドショーでもよく取り上げている映画だ。

 第二次世界大戦後の日本の花街を舞台にした物語らしいんだが、こういう話が“世界的ベストセラー”というのも面白い。私は全然知りませんでした。貧しさ故に身売りされた少女が、苦労を乗り越えて名のある芸者になっていくというのは、まるで宮尾登美子の小説のようだ。

 映画のほとんどをアメリカのセットで撮影。日本の花街を再現したセットは、14週間をかけて作られ、すでに映画を観た人の感想では、スケールの大きさに驚いたそうだ。さすがスピルバーグ、「ターミナル」に続いてコレですか。

 チャン・ツィイーは「初恋のきた道」しか観てないけれど、TVのコマーシャルなんか観ていると全然イメージが違いますな。今日のTV出演も、ハイヒールに胸元の開いた黄色いドレスで、カメラが背後を写したとき、そこも大きく開いていて背中が丸見えでした。中国ではあんなモノは着れないでしょうが、どうにも違和感がありますな。笑顔は素敵だけど。

 子供の頃に線が細かったので、母親がバレエを習わせていたが、本人もそれほど好きでは無かったようで、10代後半に演劇の方に進んだとのことだった。「徹子の部屋」では「グリーン・デスティニー」か「LOVERS」での、アクションシーンを練習している映像も流された。今回の「SAYURI」でも、着物の着方から歩き方、三味線や日舞まで色々と稽古に励んだそうだ。チャン曰く、『最初はとても出来そうにないと思っていても、何回もやっている内に出来るようになる。』そうだ。歩き方では、股に紙を挟んで落とさないような練習をしたと言っていた。

 広告画像では目がブルーに見えるが、確かに撮影ではブルーのコンタクトを入れていたらしい。慣れてないので、痛くて大変だったらしい。
 切り立った断崖か山の頂上のようなところに独りで立っているシーンは、命綱を付けての撮影だったとのこと。ヘリコプターによる撮影で、スケールの大きな映像になっていた。

 ロマンス映画だが、“夢を諦めてはいけない”という話にもなっているらしい。

 日本を舞台にした日本人の話なんだから、やはり日本人に演じて欲しかったけどなあ。宮沢りえちゃんならハリウッドのチャン・ツィイーにも美貌では負けないと思うんだけど・・・。

 日本人俳優は、渡辺謙役所広司桃井かおり工藤夕貴などが出ている。皆さん、英語での出演らしいです。

・オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.com/movies/memoirsofageisha/

・オフィシャル・サイト
http://www.movies.co.jp/sayuri/
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2 コメント

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ポスターは・・ (anupam)
2005-12-10 18:40:39
超きれい・・ですね!チャンちゃんは個人的に好きですが、今回の作品に対しては「いまだに日本はゲイシャ、フジヤマ、サムライかよ~~」みたいな反応もあるらしく、いかがなんでしょうかね?

でもロードショーではともかく、DVD化されたら間違いなく見るとは思います。
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わたしも・・・ (十瑠)
2005-12-10 22:04:17
DVDで観るだろうと思います。

ロブ・マーシャルということで期待はしてますが、内容はそれほど興味は無いですな。



徹子さんに言わせると、アッと驚いた小物がいくつか出てきたそうです。藁で編んである買い物かごが出てきて、懐かしかったとか。
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