(1983/ジェームズ・L・ブルックス監督・製作・脚本/デブラ・ウィンガー、シャーリー・マクレーン、ジャック・ニコルソン、ジェフ・ダニエルズ、ジョン・リスゴー、リサ・ハート・キャロル、ダニー・デヴィート/132分)
(↓Twitter on 十瑠 から)
随分前に録画していた「愛と追憶の日々」を観た。ジャック・ニコルソンの役は元宇宙飛行士だった。女好きの助平な宇宙飛行士。「ゼロ・グラビティ」を観た後だけに、なんか変な偶然。
[10月30日 ]
「愛と追憶の日々」。あからさまなセックスに関するセリフが出てくるのは「ラスト・ショー」のマクマートリーらしさ全開。母と娘のセックスライフ。娘の方はW不倫で、なんか在り来りな夫婦関係だし何が面白いんだろうという感じ。母親の方は少し個性的だけど、いずれにしてもテーマらしいものが・・?
[10月31日 (以下同じ)]
ジョン・アーヴィングの「ガープの世界」のようなものを狙ったんだろうか?原作はこちらのほうが早いんだけど。シャーリー・マクレーンが50歳くらいの役だったけど、実際もそれくらいだったんだね。若い頃から出てるから、ニコルソンより随分年上だと思ってしまうけど、四つしか違わないんだね。
「愛と追憶の日々」。もう一度見始めたけど、エマ(ウィンガー)の3人目の妊娠と夫婦喧嘩の所でstop。長男坊主が後半はグレそうになりながらグレないのに感謝したい気持ち。母親の方のドラマは見てて面白いけど、娘の方は典型的なダメな夫婦だからつまらない。デボラの美しいのは再確認したけど。
オスカー受賞作品だった「愛と追憶の日々」。原作が売れてたんだろうか?確かに前半にコミカルなシーンもあって、母親絡みのエピソードはアメリカ人に受けそうではあるな。後半のお涙頂戴も女性陣には受けそうだし。僕がウルッとしたのは、ニコルソンが病院まで見舞いに来たシーンかな。
そうだ。これって、もっとシャーリー・マクレーンの母親を軸にして話が進めばもっと楽しめたのかも。きっとそうに違いない。
オスカー受賞作と知ってたから随分と保存していたけれど、特別個性的でもないし(ニコルソンとマクレーン以外は)、ストーリーもスリリングじゃないし期待はずれだった。仰角のアングルとか、広角レンズを使ったショットがあって語り口には工夫が見られたけれど、やっぱしストーリーが・・。
同じ1983年のアカデミー作品賞にはどんなものがあったんだろうと調べたら、ローレンス・カスダンの「再会の時」、ピーター・イェーツの「ドレッサー」、フィリップ・カウフマンの「ライトスタッフ」、ブルース・ベレスフォードの「テンダー・マーシー」と地味目な作品ばかり。幸運な受賞だったんだろうな。
ジェームズ・L・ブルックスはTV出身でこれが映画監督デビュー作。デビュー作でいきなり監督賞と脚色賞を受賞したことになる。
因みに、これ以外に僕が見たブルックス作品は、「ブロードキャスト・ニュース (1987)」、「恋愛小説家 (1997)」くらいだ。
上のつぶやきで「ラスト・ショー」のマクマートリーと書いたが、これは原作者のラリー・マクマートリーのこと。「ブロークバック・マウンテン」の脚本でも有名な彼であります。
この映画のプロダクション・デザインを担当したのは「ラスト・ショー」の監督ピーター・ボグダノビッチの元奥さんポリー・プラット。「ブロードキャスト・ニュース」も担当したようです。
ストーリーは(↓)借り物です。
<親でもあり一人の女としても生きる母親と、その娘の固い絆を30年もの長きに渡って描いた感動ドラマ。一家の主人を早くに亡くしたものの、その辛さを微塵も感じさせない、まるで友達同士のような親子。その隣に元宇宙飛行士が引っ越してくる。やがて娘は母の反対をよそに結婚。一人になった母親は、型破りで自由奔放な宇宙飛行士を初めは嫌っていたが、次第に心惹かれて行く。娘の方は出産に育児にと大変な日々。そんな中、亭主が浮気して……。様々なエピソードを通し、親子のつながりや女性の自立とは何かを、重くならずさらりと綴った秀作。監督J・L・ブルックスはCBSテレビで活躍後、本作で監督デビュー、いきなりアカデミー作品、監督、脚色賞を受賞するという才能の持ち主。その知的でユーモアあふれるセンスが作品全体に反映され、登場人物の繊細な心の描写を素敵に描いている。出演者達もJ・ニコルソン(本作でアカデミー助演賞受賞)以下全員が好演。なかでもS・マクレーンは彼女のとぼけた魅力と抜群の演技力を発揮し、5度目のオスカー候補にしてついに主演女優賞を獲得している。アカデミー賞以外にもゴールデン・グローブ賞やニューヨーク映画批評家賞などの主要部門を独占している。>(allcinemaの解説より)
(↓Twitter on 十瑠 から)
随分前に録画していた「愛と追憶の日々」を観た。ジャック・ニコルソンの役は元宇宙飛行士だった。女好きの助平な宇宙飛行士。「ゼロ・グラビティ」を観た後だけに、なんか変な偶然。
[10月30日 ]
「愛と追憶の日々」。あからさまなセックスに関するセリフが出てくるのは「ラスト・ショー」のマクマートリーらしさ全開。母と娘のセックスライフ。娘の方はW不倫で、なんか在り来りな夫婦関係だし何が面白いんだろうという感じ。母親の方は少し個性的だけど、いずれにしてもテーマらしいものが・・?
[10月31日 (以下同じ)]
ジョン・アーヴィングの「ガープの世界」のようなものを狙ったんだろうか?原作はこちらのほうが早いんだけど。シャーリー・マクレーンが50歳くらいの役だったけど、実際もそれくらいだったんだね。若い頃から出てるから、ニコルソンより随分年上だと思ってしまうけど、四つしか違わないんだね。
「愛と追憶の日々」。もう一度見始めたけど、エマ(ウィンガー)の3人目の妊娠と夫婦喧嘩の所でstop。長男坊主が後半はグレそうになりながらグレないのに感謝したい気持ち。母親の方のドラマは見てて面白いけど、娘の方は典型的なダメな夫婦だからつまらない。デボラの美しいのは再確認したけど。
オスカー受賞作品だった「愛と追憶の日々」。原作が売れてたんだろうか?確かに前半にコミカルなシーンもあって、母親絡みのエピソードはアメリカ人に受けそうではあるな。後半のお涙頂戴も女性陣には受けそうだし。僕がウルッとしたのは、ニコルソンが病院まで見舞いに来たシーンかな。
そうだ。これって、もっとシャーリー・マクレーンの母親を軸にして話が進めばもっと楽しめたのかも。きっとそうに違いない。
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オスカー受賞作と知ってたから随分と保存していたけれど、特別個性的でもないし(ニコルソンとマクレーン以外は)、ストーリーもスリリングじゃないし期待はずれだった。仰角のアングルとか、広角レンズを使ったショットがあって語り口には工夫が見られたけれど、やっぱしストーリーが・・。
同じ1983年のアカデミー作品賞にはどんなものがあったんだろうと調べたら、ローレンス・カスダンの「再会の時」、ピーター・イェーツの「ドレッサー」、フィリップ・カウフマンの「ライトスタッフ」、ブルース・ベレスフォードの「テンダー・マーシー」と地味目な作品ばかり。幸運な受賞だったんだろうな。
ジェームズ・L・ブルックスはTV出身でこれが映画監督デビュー作。デビュー作でいきなり監督賞と脚色賞を受賞したことになる。
因みに、これ以外に僕が見たブルックス作品は、「ブロードキャスト・ニュース (1987)」、「恋愛小説家 (1997)」くらいだ。
上のつぶやきで「ラスト・ショー」のマクマートリーと書いたが、これは原作者のラリー・マクマートリーのこと。「ブロークバック・マウンテン」の脚本でも有名な彼であります。
この映画のプロダクション・デザインを担当したのは「ラスト・ショー」の監督ピーター・ボグダノビッチの元奥さんポリー・プラット。「ブロードキャスト・ニュース」も担当したようです。
ストーリーは(↓)借り物です。
<親でもあり一人の女としても生きる母親と、その娘の固い絆を30年もの長きに渡って描いた感動ドラマ。一家の主人を早くに亡くしたものの、その辛さを微塵も感じさせない、まるで友達同士のような親子。その隣に元宇宙飛行士が引っ越してくる。やがて娘は母の反対をよそに結婚。一人になった母親は、型破りで自由奔放な宇宙飛行士を初めは嫌っていたが、次第に心惹かれて行く。娘の方は出産に育児にと大変な日々。そんな中、亭主が浮気して……。様々なエピソードを通し、親子のつながりや女性の自立とは何かを、重くならずさらりと綴った秀作。監督J・L・ブルックスはCBSテレビで活躍後、本作で監督デビュー、いきなりアカデミー作品、監督、脚色賞を受賞するという才能の持ち主。その知的でユーモアあふれるセンスが作品全体に反映され、登場人物の繊細な心の描写を素敵に描いている。出演者達もJ・ニコルソン(本作でアカデミー助演賞受賞)以下全員が好演。なかでもS・マクレーンは彼女のとぼけた魅力と抜群の演技力を発揮し、5度目のオスカー候補にしてついに主演女優賞を獲得している。アカデミー賞以外にもゴールデン・グローブ賞やニューヨーク映画批評家賞などの主要部門を独占している。>(allcinemaの解説より)
・お薦め度【★★=悪くはないけどネ】
TVのメロドラマのような展開だなぁという印象です。
オスカー受賞してたんですね…。
>もっとシャーリー・マクレーンの母親を軸にして話が進めばもっと楽しめたのかも。
ですよね!
娘のパートはまったく感情移入できなくて退屈でした。
一般的に評価が高めなのが不思議です。
そうそう、TV畑出の監督で、脚本も監督ですからネ。
>娘のパートはまったく感情移入できなくて退屈
ですよね!
あの在り来りな感じがあっけらかんとして受けたんでしょうね、アメリカの大衆には。
でも僕は夫婦喧嘩にうんざりする子供達がしまいには可哀想にも思えてきたし、、終盤の展開もドラマの結びとして曖昧で好きにはなれないですね。