日本一大きな山口の木造地蔵菩薩
(千葉県市原市山口232)
平安時代後期から鎌倉にかけ相次ぐ戦乱、天平地変、餓鬼が相次ぎ
現代では想像もつかないほど当時の人びとは末法の世の到来と地獄に落ちる不安と恐怖の日々でした。
だれでも差別なく地獄から救ってくれる地蔵菩薩はもっとも頼りとなる仏でした。
この地蔵は 音信山の光明寺の本尊で寺が池和田に移転する為運ぶ途中に
地蔵尊のあまりの大きさに養老川を渡れず、麓の山口村に置いて行ったとされています。
江戸時代この地蔵菩薩の供養料として光明寺から下田2反を山口村に置いて行った記録があるそうです。
地蔵菩薩 (座高2.75m 日本一大きい) 変わった形の地蔵堂 萱葺きであったとの事 (大正六年大暴風で崩壊昭和三六年復元修理)
当初は 金箔が貼られ、衣の部分は採色され、大きく張った膝、深く掘られた衣のひだ、力あふれる鎌倉時代後期の作です
座像の地蔵菩薩は珍しいですネ。
普段は扉に、穴が切られて、そこから拝み中には入れません
堂横に石仏が・・・でも何か変ですね・・・? 頭が斬られて無くなり似合った石 が載せてあります 明治の器物破損の影響でしょうか・・・?
あまりの大きさに圧倒された一時でした。