≪私のデジカメ仏≫

ー仏を中心としたフォトログを作りますー

9821anaのちょい旅 (千葉の大仏 5)

2014-09-17 08:53:22 | 古跡 神社・寺 旅

 

 

千葉の大仏 5

 妙楽寺 (千葉県長生郡) 重文・大日如来像期間外の特別拝観)

  嘉祥年代(848~851年)慈覚大師の創建と伝えられています。
  (藤原仏により荘厳な世界が築かれ信仰の深さ、歴史の深さが感じられます。

  

 
近年迄は険しい男坂を登って大変だったそうです
 今は墓地の傍に駐車場が出来て平坦な道で行かれます


         普段は堂が開いていても格子越しにお参りします。 特別に中に入れて頂きました。
平安時代初めに慈覚大師円仁により創建された古刹で、大日如来を中心に不動明王毘沙門天の三尊をお祀りしています。

       
   多聞天(平安)      不動明王 (平安)              御本尊 大日如来            本尊を横から…

本尊 大日如来像は  カヤ材  木造り 一木割り矧(はぎ)造り 2.8メートル(思った以上に大きい)です。
                胎蔵界の丈六仏で県内でもっとも古く、東日本においても特別な大きさです。
                全体にふくよか、流麗な衣文は平安の中央様式
                太い腕、豊かな胸、黒漆の堂々たる重量感は東国の力強さがでています。
寄木造り ・・・・・・・  複数の木材を組み合わせてつくったもの。 平安後期よりはじまる。何人もの部分を分業で造れる。 
木割り矧(はぎ)造り・ 内刳りして木芯を取る
為、像を一度二つに割り、再びつなぎあわせる。 平安時代に盛んになる。

この工法が現代までの木造り彫刻の主流になっています。

仏像の巨大化。 大きな像を造るための材料の確保が容易になり、全国各地で丈六級の大きな仏像が造られるようになりました。

 分業が可能 仏像が大量生産できるようになりました。
 東大寺の南大門 運慶・快慶 の二王門像等 代表作でしょう・・・

  なかなか個人では、行きにくい所です。 本当に有難うございました。またご縁があります様に・・・