「にゃにゃにゃ、にゃ~」
この映画は「コマ撮り」という方法で撮影されたアニメです。で、そのコマ撮りとは何なのか、公式サイトから以下引用します。
人形をひとコマ(1コマ=1/24秒)ずつ動かし、照明・セット・カメラポジションを変えながら撮影するアニメーションの手法。1日わずか数秒分の映像を撮影することしかできません。
昔懐かしの『キング・コング』や『原始怪獣現る』みたいなものかな~、ぐらいの勢いで観に行きました。
まず、こまねこは可愛いですね。にゃ~、にゃ~、泣いてるところとか。っていうか、女の子だったとは……観てる間は、ずっと手先が器用でマニアックな少年だと思ってました(笑)。
で、評価なんだけど……う~ん、この映画を評価するのって、なかなか難しいなぁ。
というのも、お話そのものは、キャライメージどおりのほのぼのとした小さなエピソード5話からなるオムニバス形式。
適度にお笑いを絡めながら、最後にはちょっとほろっとくる。
でも、特にストーリーに引き込まれるとか、ワクワク興奮するってのはないんです。少なくても、オレ的には。可愛いけど。
でも、この「コマ撮り」の技術はホントにすごい!
CGなんじゃないの? って思うぐらいキャラクタが動き回るし、でも接写するとちゃんと人形っぽく毛羽立ってるし、こまねこの足の裏もイイ感じで汚れてたりするし。
この技術力を考えると、やっぱスゲえ映像だわと感心するしかないです。
さらに公式サイトによると、もともと『こまねこ』(劇場版とは違う)は『過程を見せる展覧会。“絵コンテの宇宙ーイメージの誕生”展』で映像の制作過程を紹介するために作られたとのこと。
そういうバックボーンがあったと考えるなら、この映像を見るだけで制作過程の凄まじさが容易に想像できてしまう。
でも、映画なのに制作方法が評価されてしまうってのも、どうしたものかな……と思ったりするわけですよ。
その一方で、それこそが『こまねこ』だと思ったりもするし……。
なので、点数としては5点です。うまい評価が見つけられなかったので。でも、こまねこの可愛さと、この映像は一見の価値はあると思います。
『こまねこ』(映画館)
映画公式サイト:http://www.komaneko.com/feature/index.html
こまねこ公式サイト:http://www.komaneko.com/index.shtml
監督:合田経郎
点数:5点
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