「ルーカスにもフォースがあるのかも」
これは『スター・ウォーズ』のメイキング・ドキュメンタリーで、『スター・ウォーズ・トリロジー』のボーナストラックにあったものを今回、WOWOWでやってたので観ました。
『スター・ウォーズ』とルーカスの話といったら、マーチャン・ダイジングでウハウハぐらいにしか知らなかったんだけど。これを観ていたら、初めの『スター・ウォーズ』(エピソード4)を制作するのに、エライ苦労の連続で、よくあんな状態で映画が作れたなというカンジでした。
ぶっちゃけ、グタグタ(笑)。
今でこそ、『スター・ウォーズ』シリーズといえば成功が約束された映画で、巨額の資金で作ってる印象が強いけど、初めて作ったときはほとんどバクチみたいなカンジ。
もし、これでコケていたら、今の『スター・ウォーズ』がないわけで、そう考えると怖くなってきた。
グタグタっぷりが顕著なのが、スタッフ・キャスト含めてやる気がないっていうか、労働組合が強すぎるっていうか、とにかく制作しようっていう意気込みが足りない。
まあ、当時のルーカスには今のような名声はなかったし、出てる連中も若造ばっかりだったから仕方がなかったのかもしれない。
そんな中、当時においてスターだったオビ・ワン役のアレック・ギネスが、自ら先頭に立って役を演じて、映画に入っていったっていうエピソードは興味深かった。
なんつうか役柄のそのまんまっていうか、若造どもを引っ張っていったっていうか。もしかしたら、彼にもフォースがあったのかもしれんね。
こういうカンジで、オフスクリーンの制作秘話を公開しながら、『スター・ウォーズ』シリーズの歴史を振り返っていく(主にクラシック3部作)のは、知らないエピソードも結構あったのでなかなかに興味深かった。
蛇足だけど、この『スター・ウォーズ』とルーカスのサクセスストーリーを観ていたら、ホントにすげえなあと思った。
特にハリウッドシステムそのものをぶっ壊して、自分の金で自分の撮りたい映画を撮ったっていうルーカスの行動力と、資金を回収できるだけの映画を撮っちゃう能力がホントにすごい。
『夢の帝国 スター・ウォーズ・トリロジーの歴史』
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