から、抜粋し、ご紹介します。
イエスは弟子たちに言われた。
「群衆は私を誰と言っていますか?」
彼らは答えて言った。
「バプテスマのヨハネだと言っています。又、
他の人達は、エリヤだと言い、又、昔の預言者
の一人が復活したのだと、言っています」
イエスは弟子たちに言われた。
「それでは,あなた方は私を誰だと言いますか」
ぺテロが答えて言った。
「あなたは神のキリストです」と言った。
「静まりと黙想の朝に」では、このぺテロの
告白について唯一神観に徹しているユダヤ人が
、主イエスを「神」と言った事に重大な意味が
ある、と記しています。
その後、イエスは彼らを戒めて、この事を誰に
も言うなと命ぜられた。
逆に、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、
長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、三日目によみがえる」と言われた。
しかし、この言葉は弟子達には判らなかった。
それから8日たってから、イエスはペテロ、
ヨハネ、ヤコブを連れて、高い山に登り祈られた。祈っている間に、み顔の様が変わり、み衣が、まばゆい程に白く輝いた。
すると二人の人がイエスと語り合っていた。
それはモーセとエリヤが栄光のうちに現れ、
イエスのエルサレムにて成し遂げようとする
逝去の事を語っていた。
「静まりと黙想の朝に」では
主イエスの変貌の出来事は、神の子が神性の上
に人性をつけて受肉したのがイエスである。
変貌山の出来事は、内なる神性が光の漏れ出る
籠(かご)の様な状態であった。
スイスの神学者ゴーデーは「あの時、主が望ま
れるなら栄光の姿に変わって、父の身元に行く
事ができたであろう」と言っている。
この時、モーセ、エリヤの話題は「エルサレムで遂げようとする最後の事」であった。
主の関心事は十字架である。
十字架に歩まれた主に、感謝したい。