こんにちは、ヅメです。
さて、唐突に。
日本には大小合わせて6,852の島があるそうです。そのうち約430の島が有人島とされています。都道府県別でみると沖縄県が一番多いのかな、と思っていましたが実は長崎県が一番多く、72の有人島があります。
我が三重県は、8島。全国で11番目となり、多い方です。神島、答志島、菅島、坂手島、渡鹿野島、間崎島、賢島、横山島。横山島を除けば定期便があり、また航路もそれほど長くないので、比較的行きやすいのが特徴ですね。
GWにそのうちの一つ、答志島へ行って来ました。
鳥羽港から定期船で30分弱。雨男の私にしては珍しく快晴、波もなく穏やかな天気でした。海も透明度が高く、小魚の群れが回遊しており、地図で見れば本土とはわずかな距離なのに、やはり隔絶された気持ちになります。夕食も豪勢ですっかり休日を堪能してきました。
ただ、こういう場所って、「観光地」ではないような気がします。「見どころは?」と尋ねられると困ってしまう。何もないからです。Vacationを楽しむところですね。語源通り、「空っぽ」を楽しむところのようです。
路地は狭く、曲がりくねっており、車は殆どが軽トラック、それからスクーターが大活躍しているようでした。島には、殆どお店がありません。ガイドマップを見て歩いたのですが、結局島ではお土産を買えませんでした。探せは色々とあるのでしょうが。宿の人からは、鳥羽一番館の割引券をもらいました。
島を離れ、鳥羽一番館に入って感じたのですが、あそこは「昭和」という感じがします。昔ながらの、土産物店の集積。情報・ネットが発達していなかった時代は、観光旅行に行くとそういう店でお土産を買うのが当たり前でした。キーワードは「その土地でしか買えない」なのですが、単純に言えば通販でも買えそうなものが結構並んでいます。店舗はたくさんあるのですが、品ぞろえも価格も余り変わっていません。
鳥羽一番館を出、信号を渡ったところには鳥羽マルシェがあります。こちらは鳥羽で採れた海産物や農作物の産直市場です。市場といっても館内はとても綺麗で、市場特有のごちゃごちゃした感じはありません。ここの良いところは、新鮮な旬の食材が、安く手に入ることでしょうか。私も大はしゃぎでコショウダイやマグロの胃袋など普段滅多に見ないものや、アオサ、クレソンなどを買ってしまいました。
ただ、一般的な概念としての「お土産物屋」ではないですね。ちょっと知り合いや近所に配るには、やはり地元の「名菓」のようなものの方が都合が良いかも。
まあ、どちらが良い、悪いというものでもなく、それぞれに応じた使い方があるということですね。あれもこれもと観光地を巡る旅も楽しいけれど、旅館でぼんやりと潮騒を聴きながら読書をする旅も楽しいのと一緒です。
是非、両店とも末永く繁盛して欲しいものです。
次回はしづかさんです。よろしくお願いします。
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