ばれるずBLOG

三重県の魅力発信!
市民活動団体「A BARRELS」のBLOGです。
毎週金曜日に更新◎

2020年11月20日 23時15分18秒 | 三重県全域
こんばんは、ヅメです。

さて、三重県には幾つもの博物館があります。一番大きいのは津市にある総合博物館として、一番小さいのはどこだろう、なんて考えてみました。

まあ、私営でやっているところ、テーマ限定でやっているところはさておいて、個人的に一番驚いたのは、桑名市博物館です。市の博物館なのに、とにかく小さい!初めて行った際は確か無料で、特に見るべきものも見当たらず、30分ほどで出てきました。まあ、それはそれで楽しいんですけど。惜しいな、と思ったのを覚えています。東海道の有名な宿場町だし、名産もあるし、駅のホームには中原中也の歌碑だってあります。もっと誇るべきものはあるよな、というのが正直な感想でした。

そんな訳で、桑名市博物館でお金を取れるような特別展が行われる、なんて聞くと驚くのです。それも「妖刀村正」です。



村正は桑名の刀工です。但し、一人の刀工の名前ではなく、実際には何代かいた模様。ということは桑名に生まれた誰かが特に優れていた訳ではなく、桑名に刀づくりの文化があり、その中の特に優れた方が、「村正」の銘を打ったのかと推測します。良質な砂があり、鋳物が盛んな町だったので、技術が発達したのかな。
「徳川家に代々災いをもたらす」ために妖刀と呼ばれていますが、刀の一大産地であり、質が良く、三河からも程近いということで、沢山出回っていたため、凶事を起こすのも村正が多かったというのが真実のようです。まあ、反体制がもてはやされるというのは、徳川幕府のように安泰な政権が続くと、よくあることで。

時代が変わって刀なんて実用上は何の意味もなくなってから地域隆盛に貢献するというのは面白い話ですね。桑名市博物館の館長が若い方に代わったということなので、これからも面白いイベントが開かれるかもしれません。また、近年は「刀剣女子」がブームになっているようで、珍しく若い女性がたくさん訪れたとも耳に聞こえてきました。これからも目が離せませんね。

次はともこさん、宜しくお願いします。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素敵な思いが詰まったお弁当 | トップ | 美味しいカフェインレスコー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

三重県全域」カテゴリの最新記事