ばれるずBLOG

三重県の魅力発信!
市民活動団体「A BARRELS」のBLOGです。
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目の付けどころが、ディープ

2013年10月30日 23時20分32秒 | 北勢
 こんばんわ。
鉄道オタじゃないっ!廃墟がたまたま鉄道に関するものなだけでっ!と言い張る伊藤です。
タイトルは某電機メーカーの企業スローガンからいただきました。
その企業がある亀山の話題でIGZO!(笑)

 秋の亀山と言えば「B-1グランプリ(亀山みそ焼きうどん本舗)」「アート亀山2013」、今年は「ご当地ラーメングランプリ」と市民活動が満載っ!
先日の休日は「アート亀山2013」に行きました。
(去年の様子は「アート亀山2012、行ってきました」から)
インスタレーション(体験できる芸術)が多く、印象に残っています。







 上の画像は「カサブランコ」。
商店街の材木屋さんに傘のお花が満開です。
ブランコというだけあって、載れますよ♪(ただし、体重制限有……かも?)
11月4日(月)まで開催されていますので是非足を運んでみてくださいねー。

 さてディープな本題。
一巡してねこの館に帰りに寄り、「ねこさん」こと伊藤幸一さんにご挨拶。
去年のバレルズイベント以降、亀山に行った際はたまーに立ち寄っています。
今回も近況やねこさん自身の活動(あるこうかいのガイド)の話をしていました。
亀山の魅力を知っているねこさんに、何気ない好奇心でぽろっと質問。
「亀山に廃墟ってあるんですか?」って。
そしたらねこさん「ある」って言うんだからさあ大変!
アートのショートトリップで終わるはずの今日が廃墟ツアーに!
「行くんやたっら急がなあかん、日暮れまでに間に合わん」と、ねこさん巻き込んで行ってきました!







「関西線加太トンネル建設遺構」



 亀山から車を走らせ、約30分。
名阪国道を柘植インターで下り、加太方面に進みます。
インターのすぐそばの行き止まりが目的地。
しばし目を凝らすと……あったあああああ!
これは煙突で用途は諸説有るそうです。
もう一つ、立て坑址というものがあってそこから手作業でトンネルを掘っていったのです。







 まさにこの絵のような感じだったのでしょう。
加太トンネルを短い工期で完成させるために両側と中央の立て坑からの四面から掘ったといわれています。
何故急がれたのか?
時代背景として挙げられるのは、明治維新後の日本人は近代化の象徴を蒸気機関車に感じたからでしょう。
JRの前身の前身、関西鉄道株式会社が明治21年(1888年)に創設され、2年後には四日市~草津間の東海道が開通しました。
第一次鉄道ブームの最中で開業申請した鉄道会社50社のうち開業したのがわずか12社、その過熱ぶりを「近来流行ノ鉄道病」と例えられたそうです。
流通体系の変革は資本主義、のちに軍事産業を支えることとなったのです。
現代でも加太トンネルは現役であり、こちらの動画にも見ることができます。

 廃墟一つに歴史と浪漫溢れるディープな亀山を見ました。
案内をしてくださった伊藤さん、ありがとうございます。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
時空を越えて (ねこさん)
2013-10-30 23:48:09
面白かったね。
あの空間に100年以上前に人がひしめくように作業していたとは今では想像もできないけど、レンガの構築物はまぎれない、証人だね。ちなみに加太にはもうひとつ廃墟トンネルがあるよ。こちらは林業に使われたらしいけど。
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〉ねこさん (伊藤)
2013-10-31 00:24:58
コメントありがとうございます。

先日はありがとうございました。
ひょんなことから廃墟ツアーに連れて行ってもらったことに感謝します。
詳しく調べようとして郷土史料を見たのですが、力不足の所為か見当たらなかったのが残念です。
しかし、水先案内をしてくださったおかげで知ることができ、良かったとも思います。
もう一つの廃墟はまた後日教えてください♪
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