18歳人口減少、大学に危機感
神戸新聞12月28日付け、一面記事
2018年以降、国内の18歳人口の減少がさらに深刻になるとされ、兵庫県内を始め全国の大学は、「2018年問題」として危機感を抱いている。
18歳人口は、既に戦後2回目のピークだった1992年の60%まで減少。一方で、大学の入学定員は増加が続いており、受験生の奪い合いが激化する。
文部科学省などによると、国内の18歳人口は1966年に戦後1回目のピークとなる249万人に達した。その後は減るが、再び増加、第2次ベビーブーム世代の1992年に205万人となった。
しかし、20年後の2012年は119万人に減少、2013年は123万人に増えたが、推計ではほぼ横ばい状態が続き、2018年以降は減少傾向が加速する。2031年には、100万人を下回る見通し。
一方、1992年に54万人だった大学入学者は、大学の新設などで定員が年々増え続け、2013年は61万人。ところが志願者数は、92万人から68万人に減り、数字上は大学に入りやすくなった。
兵庫県内でも1992年の高校卒業者数は約78,800人だったが、2014年は、45,400人にまで減少。逆に、大学や短大への進学率は、42%から60%に増えている。
そこで、大学間競争の激化は避けられず、県内の大学関係者は、「新しい魅力で受験生を奪わないといけない時代。この大学でなければ…という明確なメリットがないと引っ張れない。」と話す。
実際、あの手この手を使っての少子化に立ち向かう様々な動きがすでに始まっている。
(以下の25面記事は省略)
神戸新聞12月28日付け、一面記事
2018年以降、国内の18歳人口の減少がさらに深刻になるとされ、兵庫県内を始め全国の大学は、「2018年問題」として危機感を抱いている。
18歳人口は、既に戦後2回目のピークだった1992年の60%まで減少。一方で、大学の入学定員は増加が続いており、受験生の奪い合いが激化する。
文部科学省などによると、国内の18歳人口は1966年に戦後1回目のピークとなる249万人に達した。その後は減るが、再び増加、第2次ベビーブーム世代の1992年に205万人となった。
しかし、20年後の2012年は119万人に減少、2013年は123万人に増えたが、推計ではほぼ横ばい状態が続き、2018年以降は減少傾向が加速する。2031年には、100万人を下回る見通し。
一方、1992年に54万人だった大学入学者は、大学の新設などで定員が年々増え続け、2013年は61万人。ところが志願者数は、92万人から68万人に減り、数字上は大学に入りやすくなった。
兵庫県内でも1992年の高校卒業者数は約78,800人だったが、2014年は、45,400人にまで減少。逆に、大学や短大への進学率は、42%から60%に増えている。
そこで、大学間競争の激化は避けられず、県内の大学関係者は、「新しい魅力で受験生を奪わないといけない時代。この大学でなければ…という明確なメリットがないと引っ張れない。」と話す。
実際、あの手この手を使っての少子化に立ち向かう様々な動きがすでに始まっている。
(以下の25面記事は省略)