映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』
シュゴッダム国のコーカサスカブト城ではいま、戴冠の儀式が始まろうとしていた。そう、ついにギラ・ハスティーがシュゴッダムの王となる日が来たのである!他国の王様たち、ヤンマ、ヒメノ、リタ、カグラギも一堂に会し新国王誕生の瞬間を迎えようとしたその時―1人の女性がギラの前に現れる。
映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』
突如世界が4つに分裂してしまった!? それぞれの世界へ飛ばされてしまう桜井景和、鞍馬祢音、吾妻道長、ツムリ。そして、何故かそれぞれの世界に現れる、どこか様子が違う4人の英寿!?なんと英寿も4人に分裂してしまったのだ!
観てきました!
例によって例のごとく、予告動画も観ずにNO情報で参戦してきたんですが、
いやぁ面白かった。予想以上に面白くてびっくりしました。毎回裏切らないなぁ。
まずはキングオージャーから。
キングオージャーは、申し訳ないんですけど通常放送をあんまり腰を据えて観てなくて
(すみません!でもカロリー高すぎて、真剣についていく余力がなくて・・・)
劇場来る前にちょっと復習しておくべきだったかな?と不安もあったんですけど
全然大丈夫でした。面白かった。すごく面白かった。これからは真面目に見ます。
なにしろまぁ、台詞まわしが独特で格好良いんですよね。もろ好みです。
「我が王!」っていうシーンとかな。そんなんもう、好きしかないよ・・・。
「誰かの犠牲のうえにある平和じゃなく、みんなの、小さな平和を守りたい」
みたいな感じのね(うろ覚え。
それで最後に、ケーキを食べて「美味しい」で終わるラスト、良かったです。
あと、「古来より、クモの糸は地獄につながっているものだからね」
っていうのもクスリと来ました。そういう言葉遊び、好き。
今にして思えば、やや駆け足的な展開ではあったし、アクションも少なめで、
戦隊にしては珍しくストーリーで魅せていく重厚な造りになっていて、
ぶっちゃけこの時点で「これはギーツ負けたな」と思うような仕上がりでしたw
(いや、別に勝負してる訳じゃないけど。
しかしですよ。しかしですよ。
流石は高橋脚本な訳ですよ。
スタート直後からのアクションシーン。
「あぁ、ギーツはアクションメインで魅せる方向なのかな」と思いきや。
本編では完璧超人である英寿に、ありとあらゆるお笑いシーンを演じさせるというw。
それはアレよ、イケメンにお笑いさせたら、そりゃもう卑怯ってヤツよwww。
もう、この時点で100点突破ですよ。こういうギャグ大好きだもんw。
さらにさらにそこからの。「何も持たない英寿」のターン。
最近の本編感想でよく言ってる「英寿は強キャラ過ぎて、逆に見せ場が作れない」っていう問題を
こういう形で逆手にとってくるか!っていうね。
本編では第一話から最強キャラだった英寿は、悪い言い方をすれば
「そりゃ強いから、なんでも好きなように行動できるよね」的な面もあったかと思うんですけど、
劇場版ではそれを全てはぎとって。強さも知恵も運もなくして。
でも。「何もない英寿」でも、「戦う心」「諦めない心」を持っていた。
「強いから戦える」んじゃなく、「戦う心があった」からこそ「強くなれた」
その原点を見せられるエピソードになってたの、もはや唸るしかないよ。天才かよ。
んで。敵と同じく「神の力」をもってして戦うことになるわけですが
(敵の方が、自分の力+ギーツの力、の分だけアドバンテージがある状態。
「仲間ライダーたちの思いを背負って戦うギーツ」に対して
敵は、自分の崇拝者(配信の相方)からも愛想を尽かされてしまう。
その違いが勝敗を分けるっていう見せ方も良かったし。
あと。前半のバッファロケットを、後半のギーツロケットで回収するとこも大好き。
とにかくもう、そういう構成が最の高!なのよ。芸術。
流石は高橋さんだなぁと、目からウロコがボロボロと落ちまくるような完璧なストーリーでした。
すごく面白かったです。高橋脚本やっぱ好きだわ!と再確認しました。
しかし。息子も言ってたけど、入場者特典はIDコアじゃなく
ギーツが終盤で持ってたあのカードが欲しかったよね(苦笑。
後半の入場者特典とかかもしれないけどw。