素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーギーツ 32話「慟哭F:最後の審判」

2023-04-29 17:22:22 | 仮面ライダーギーツ
創世の女神こそが、英寿の探し続けていた母親だった。
衝撃の事実にさすがの英寿も動揺、道長に挑発されても変身すらできず、戦意を喪失してしまう。 はたして、創世の女神は人類とジャマトを争わせ、世界中の幸せを支配していたのか?
悩む英寿だが、直接会って、確かめるしかないと決断し、道長からヴィジョンドライバーを奪うためギーツに変身する! 「真実はこの目で確かめる!」


大きな区切りになる回でしたね。
だって、次回から「仮面ライダーバッファ」スタートだし!

・・・えっと、「仮面ライダーが敗北して終了した場合、死者は復活しない」ルールでしたよね?
前回、タイクーンが消滅したのを「でも英寿が勝てば復活できるんだし」と甘く見てましたが
まさかの。景和だけじゃなく英寿まで消滅してエンドとは。

言うて「だが予告には、元気に走り回るギーツの姿が!」ってヤツかと思ったのに
予告にも出てこない。マジか。最近はわりと、こういうとこにも配慮いただけるようになりました。
嬉しい反面、元気な姿を見ないと落ち着けないような気も(苦笑。

ギーツ復活のための抜け道があるとすれば、
・今回のはデザイアグランプリじゃなくジャマトグランプリだからルールが異なる
・未来人であるニラムを復活させるために、なんらかの裏ルートを使う
かなぁ。

運営としては、この世界からの撤退が確定事項だったので
ニラムをピックアップして、この世界の記憶を消去したらノルマ達成!だと思うので、
英寿や景和の復活については、「どっちでもいいけど手間のかからない方で」って感じでしょうか。

うーん、でも現状、英寿はデザグラにおけるバグみたいな存在になってるので
運営には邪魔だと思うし、できれば排除したいんだろうけど。
英寿って、排除してもまた転生して復活するんだろうか。

そもそも、なんで英寿は転生し続けてるんだろう。
ミツメが「創世の女神」の力でそうしてるってことですよね多分。
英寿は、創世の女神として利用される自分の存在を終わらせるためのカギとして
ミツメによって転生させられ続けてるってことかなぁ。

ともあれ。「母さんに会いたい」っていう英寿の願いが却下されたってことは、
ミツメの方は、英寿に会うことを拒否してるんだよな。

「母さんに会いたい」っていう気持ちを原動力にした息子が
自分の存在を探し当て、すべてを解決してくれるって期待して
記憶を残したまま、何度も何度も転生させ続けてるんだとしたら
それはそれで、母さんひどくない?って気もする。

その他。

「黙れ黙れ黙れ!
 誰よりもジャマトを愛していたのはこの私なんだよ」


アルキメデルはジャマトに食われた(消滅した)と思ってたんですが、
ジャマトと一体化したというか、アルキメデルの意識が表層に出てるような?

これ、前回ラストの展開を見てなかったら、
普通に「アルキメデルは何事もなく生きている」ってスルーしそうな。
でも、敢えてあのシーンをやったということは、意味はあるんだよなぁ。うーん。

あと、なんか道長くんがめっちゃ良いですね。格好良い。
ギーツの推しは道長くんかな。来週の「仮面ライダーバッファ」が楽しみです☆

仮面ライダーギーツ 31話「慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム」

2023-04-20 19:38:23 | 仮面ライダーギーツ
突然、大地の一部が切り取られ空中へと浮上した。ジャマトグランプリ最終戦「天国と地獄ゲーム」が始まったのだ。ポーンジャマトに襲われた人々は様々な色の円陣に逃げ込むが、円陣の色の選択を間違えた人々は地上に落ちてしまう。非情なルールに憤る英寿と景和。しかし、ベロバはこのゲームこそが“世界の縮図”だとうそぶく。ベロバの言葉の意味とは?真意を探る英寿はついに衝撃の事実を知ってしまう。


「そもそも、世界中の幸せの総量ってのは決まってる。
 誰かが金持ちになりゃ、誰かが貧しくなるようにな。
 つまり、デザグラで失われた幸せが、別のデザ神の幸せに変えられてたってことさ」


「幸せの総量が決まってる」っていう大前提に、めっちゃモヨモヨするわけですよ。

だってさ、幸せの基準って人それぞれじゃん?
たとえば世界中に10人の人間がいて、
その目の前にコップ一杯の水があったとした場合、
「水だ!ありがたい、助かった!」と思う人と、
「一杯しかない、これじゃ助からない」と思う人がいますよね。

10人がみんな前者であれば、世界は幸せな人で満たされるし、
逆なら、世界には不幸な人しかいなくなる。
見方ひとつ、考え方ひとつで、幸せの総量なんて幾らでも変動するのでは。

さらに。誰かのコップを奪い取って、他の誰かに与えたとしても
もらった人が幸せになるとも限りませんよね。
ある人は、他人の幸福を奪った罪悪感にさいなまれるだろうし
また別の人は、一杯が二杯に増えたところで焼石に水だと絶望するだろうし。

そもそも「幸せの総量が決まってる」が前提だとすると、
「すべての人々が幸せになれるようにデザインされた未来の世界」は
どうやって辻褄をあわせてるんだろう?って疑問も出てくるわけで。

・・・って考えたところで。前々回の放送、祢音がオーディエンスたちに
一方的に罵倒されてたシーンを連想しました。
「他人の不幸と比較することでしか、自分の幸福を認識できない」ということであれば
幸せの総量が云々という話も、あり得るのかもしれないなぁと。

下衆いんだわ(苦虫を嚙み潰したような顔で。

「女神の支配からは逃げられない。
 人よりも幸せでありたいと願うやつがいる限り、
 争いは終わらない。
 だったら、勝者になるしかない。
 女神を利用して、理想の世界を手に入れるためにな!」


まぁ、現時点で繰り広げられているのが「問題提起」に当たるパートで
ここから、「幸せってそういうもんじゃないだろ?」っていう展開に
持っていくのかなぁ。持っていってくれ。
みんなが幸せになれない世界だなんて、一部の選ばれた人しか幸せになれない世界なんて
夢も希望もないんだから。

ということで、総量の話はいったん置いといて。

「そう。本来、君は生まれるはずがない人間だ」
「お前たち未来人と俺たち現代人の間でこどもが生まれるはずがない、
 そういう意味か?」
「そもそも体の構造が違うからね」
「だとしたら、母さんはどうやって俺を生んだのか」
「あったのさ。可能にする術が」
「その方法があったとすれば、ただひとつ」


「本来結ばれるはずのない未来人と古代人。
 誰よりも幸せになりたいと願った彼女は、
 忌まわしき力を手に入れた。
 人々の幸せを奪い、大いなる理想の世界に作り替える力を」


「そして、かつて人々の幸せを犠牲にして誕生したのが、君だ。
 女神の申し子、浮世英寿」


未来人と現代人って、体の構造が違うんですか!!!(まずはそこから。

ということは、これは人魚姫みたいな話なのかもしれませんね。
未来人であるミツメが、古代人に恋をして、
「何か」を犠牲にしてその想いを遂げ、英寿を授かったと。

しかし、まぁたいてい禁忌をおかすように唆すのは
悪い魔女だと相場は決まっているわけで。
ミツメが禁忌をおかす代償として差し出したのは、彼女自身の身体であり、
悪い魔女によって、彼女の身体は「創世の女神」に作り替えられてしまいましたとさ。
みたいな。

「これまで数えきれないほどのゲームで多くの犠牲者を生んできた。
 彼らの幸せは女神のもとへと集められ、
 たったひとりの勝者の大きな幸せに変えられる。
 それが、デザイアグランプリの真実」
「敗者の幸せを奪って勝者だけに与える。
 そうやって人々の幸せを支配してきたのが、創世の女神だ」


純粋に、ただ幸せになることだけを願った彼女の身体は、
単なるシステムとしての存在に、
エネルギーを変換するだけの装置に変えられてしまった。

しかし、それだけの奇跡を可能にするとか、
ミツメのポテンシャルすごいな!って話ですよ。
未来人ひとり分の身体には、それだけの価値があるよってことかもしれないし、
あるいは、ミツメの得たもの(英寿)がとてつもない幸運で、
それと引き換えにしたからこそ、彼女は女神と呼ばれるだけの権能を得られたのかも。

まぁ、なんていうか。こういう設定を妄想するのすごく楽しいんですけど、
考えれば考えるほど、「そうさせたヤツはクソだな!(暴言」ってなりますね。
悶々。

あと。超絶いまさらなんですが、
手段を選ばず英寿をゲームから追放しようとしていたギロリの行動も
いま考えてみれば納得というか。
デザイアグランプリから引き離しておくことが英寿のためなのだと判断したのなら
ギロリも悪い人じゃなかったのかも。
ほら、劇場版でめっちゃ良い人ムーブを見せていたのも
そういう事情なら「なるほどな!」って、腑に落ちるってもんですよ。

なんなら。ギロリがミツメの関係者(つか、信奉者)だったりして、
ミツメの忘れ形見である英寿を守りたいと思ってたりして、
そんな英寿に、デザイアグランプリの景品としてでも
一時だけでも父親と呼んでもらった・・・なんて考えると、めっちゃエモい。エモいな!

景和関連。

「デザグラで犠牲になった町の人たちの中には、
 世界がつくり変えられても救われなかった人たちがいて」
「お前の両親のようにか」
「そのときのデザグラで、ライダーが全滅したからって聞きましたけど、
 どうして」
「世界をつくり変える力に変えられたんだよ」


直接的な関係ではないにしろ、
運営のリソースとして消費されてしまった両親がいて、
一方で、そのリソースを使って「スター・オブザスターズ(略」になった英寿が
目の前に、いる。

そんなことに、自分の両親の命が使われたとか
マジふざんけんなよ!って。そりゃキレるわ。さすがの景和もキレるわ。

・・・的外れでも、ありますけどね。
元凶は、そんなシステムを喜々として動かしてるデザグラ運営だから。

ラスト。アルキメデル。

「理解不能だね。自分自身を肥料にするなんて」
「あの人、ピュアだから。
 ジャマトを愛でたくて愛でたくて、仕方ないのよ」


なんか既視感あるなと思ったら、
エグゼイドのバガモン&作さんペアだ。いいですよね、あの二人。

それはさておき、冒頭の「幸せの総量」という設定に対して
アルキメデルの「自己犠牲のうえに成立する幸せ」っていうのは
なんらかのカウンターとして機能しないかな?と期待しています。

奪い合う幸せじゃなく、分け与える幸せこそ、あって欲しい。ね。ちゃんちゃん。

仮面ライダーギーツ 30話「慟哭Ⅵ:手紙の中の王子様」

2023-04-14 16:49:19 | 仮面ライダーギーツ
ベロバによって、自分が創世の女神によって作られた人間であることを知ってしまった祢音。記憶を呼び戻した母・伊瑠美にも突き放され、身も心も打ちのめされてしまう。 英寿は祢音を救うため、ナーゴのサポーターのキューンと接触。しかし、祢音は「闘牛ゲーム」ファイナルラウンドの戦場へと連れ去られてしまう。戦意を喪失した祢音は容赦ない攻撃にさらされるが、そのとき・・・。


「亡くなったあかりさんを蘇らせることも可能ですが」

可能なんですよ!

「ご希望ならば、あなたの記憶もお消しできますよ」

そっちも可能だったんですよ!!!
つまり、「あかりが誘拐されず、いまも元気に生きている世界」を作ることは
全然可能だったわけですよ。どうしてそうしなかった!

とか思いました。いや視聴者みんな思ってるに違いない。
だがしかし。

「あかりの死を背負い、あかりの死を記憶したまま生きていくなんて、耐えられるか。
 つくられた娘など、愛せるはずがない」


「私の娘は、誘拐事件のあの時に死んだんだ。私の愛と共に」

死んじゃったんだ。
たぶん気持ちが死んだら、心が死んだら、それはもう生き返らないんだな。
とか思ったら。なんか妙に腑に落ちてしまうところもあり。

「そうだ、全てをつくり変えればいいんだ。
 鞍馬財閥のために、新しい理想の娘を」


パパさんが祢音を作ったのは自分のためじゃなく、
残された妻や鞍馬財閥のため。
彼らが満足するような理想の娘を、「自分を取り巻く世界のために」作ったんだなと。

周りが満足するような娘を用意し、
自分は、自分だけは、愛する「あかり」の思い出と共に生きる。
あかりの死に殉ずるように、まるで自分も死んでいるかのように。生きる。

・・・まぁ。「逃げ」なんですけどね。
パパさんが逃げたから、この悲劇が起こったんであって。
しかし一方で、それがあったからこそ、この「祢音」が存在できた。
パパさんが現実と向き合い、奥さんと手をとりあって愛娘の死を乗り越えていたら
私たちの見ている祢音は存在すらしなかったわけで。

そっちが正解だったのかと言われると、
祢音に愛着を持ってる視聴者としては「ちょっと待って」と言わざるを得ないのですが(苦笑。

「彼女は人間だ。誰かの自己満足のためにいる偶像じゃない」

ほんまそれ。

ところで、英寿のこのセリフ。

「ナーゴ、君が生まれた意味だって、
 俺たちが生きる意味だって必ずあるはずだ」


この「俺たち」という言葉、
英寿も祢音と同じ「デザインされた存在」だという前提の言葉と見て良いのかしら。

っていうか、そういう含みがあるセリフだったとして、
そういうのって演者さんや現場にどれだけ共有されてるんだろう?という素朴な疑問を感じた。

東映の撮影現場と言えば、「キャラ設定や展開をわからない状態で必死でまわしてる」という話を聞きますが(苦笑
とくに英寿は謎の存在なんで、モノローグとか一切ないし。
こういう意味深なセリフを言うときは、どういう意図で話しているのか、
脚本家さんに教えてもらえてるといいなぁ。さすがにw。

さて。祢音まわりの問題に一応の決着をつけた今回ですが、
個人的に、こう、「ギーツ」という作品の根幹に関わるテーマが
出てきたなぁっていう印象があったり。

「お前もべロバと大差ないな。仮面ライダーが苦しんで嬉しいか」
「一緒にすんな! デザイアグランプリなんてもんがなきゃ
 こんなことにはならなかった。
 だから俺がぶっ潰す。
 全ての仮面ライダーと共に、デザイアグランプリの全てを!」


対決している英寿と道長ですが、
二人の行きつく先は、両立可能なんじゃね?
うまいこと協力しあえるんじゃね?なんて思ったりしたのですが。

「全ては幸せを願う人間のエゴが招いた不幸だ」

というのが、道長の主張らしく。どうしてそうなったw。

道長はおそらく、親友の透が死んだのは、
「身の丈にあわない願いを持ったから」だと解釈した・・・というか、
唐突に与えられた理不尽な死に対して、そういう形で心の整理をつけてしまったのかと。

だから、道長にとっての「悪」は、
夢を叶えてやると唆す「デザイアグランプリ」であり、
そのツールである「仮面ライダー」であり、
元をたどれば、身の丈に合わない幸せを願う気持ちであると。
そういうこじらせ方をしちゃったのかなと。

「仮面ライダーが戦う原動力は、幸せを求める思いの強さだ」

そういうテーマであれば、最終回ひとつ前でラスボスを倒して、
最終回は英寿と道長が殴り合い、「幸せを願って何が悪い!」と叫ぶような
そんな胸熱展開を期待できるかもしれませんよ!(言うだけならタダ。

「そのドライバーは、歴代のゲームマスターが見てきたあらゆる記憶を宿す真実の目」
「ほう、それは興味深い」


なんかすごくサラリと流されたシーンなんですけど、
大智の願いって「全人類の記憶が欲しい」で、
その可能性を宿すものが、彼の目の前にあるんですよね。
めっちゃ怖くないですかコレ。

その他大勢を「格下の存在」と思ってる(たぶん)大智なので
確実にドライバーを奪いにくるはずなんですよ。
ってことは、ラスボスは大智になるのかなぁ。ピンとこないなぁ。

「奇跡の力を宿したか。女神となれ、ミツメよ!」

「そう、ギーツの母親こそが創世の女神よ」

もう判明しちゃうのか。まぁ、「もう」っていっても30話ですけど。
次回展開も楽しみですね。

仮面ライダーギーツ 29話「慟哭Ⅴ:サプライズ!闘牛ゲーム」

2023-04-06 19:54:56 | 仮面ライダーギーツ
ジャマトグランプリ3回戦は道長が考案した「闘牛ゲーム」。ライダーとジャマトがチームとなり、順に1対1で激突。3回勝負で負け越したチームは全員脱落となる。 一方、誕生日を迎えた祢音は、ファンから寄せられた祝福メッセージに喜びを爆発させる。が、英寿は、生配信を終えた祢音が見せた暗い表情に違和感を覚える。 そんな祢音にも「闘牛ゲーム」の順番が迫ってきた。そしてベロバはまたしても恐ろしい罠を・・・。


ラストで祢音ちゃんをどちゃくそに糾弾していたのは
オーディエンス、なんですよね?

えー。完璧にデザインされた世界に生まれ、幸せに生きている未来人が
ああいう暴言を吐くとか、ちょっと嫌すぎるんですけど。
さっきまでフォローしていた祢音を? 本人には何も咎のない件で?
集団でよってたかって一方的に罵倒するの???

娯楽に飢えた未来人が「安全圏から一方的に」「みんなが認める罪人に石を投げる」
その、「正義」という名に裏打ちされた暴力のもたらす快感に酔い痴れ、
自らの行動に歯止めがきかない、歯止めのきかない状態になっていることすら気付かない。
それはもはや、「狂ってる」と言ってしまって良いのでは。

まぁ。それを言うならべロバもそうなんだよな。
他人の不幸を味わうことに快感を覚えてしまった中毒者。

「完璧にデザインされた幸福な世界」というぬるま湯の中で生きてきたものは
自分たちの世界から完全に排除された「不幸」「厳しさ」「悪」に触れた途端、
それに魅了され、虜になる。

ラストで英寿は、彼にしては珍しく本気で、真剣な怒りを見せ、
それをジャマトにぶつけていた訳ですが、
この流れだと、ラスボスは他ならぬ「未来人の社会システム」そのものになるのかな。
(英寿はそのために作られた生命というオチの可能性も含めて)

・・・と。あんまり飛躍させすぎたことを言っては、
翌週あたりに「また読み違えてました☆」と舌を出すことになるので、この辺で(苦笑。

「で、どうする?祢音ちゃんの誕生日」
「気持ちでいいだろ」


本来であれば、ひとつしかない「勝利者」の椅子を取り合う関係にあるはずなのに
なんで誕生日のプレゼントなんて選んでるんだよ!感がすごいんですが(苦笑。
なんというか、イマドキの人たちは昔に比べて「誕生日にはプレゼントを贈る」という習慣が
より浸透してきてるような気がします(気のせいかもしれないけど(滝汗。
世代を感じるw。

べロバ陣営。
せっかく軍師の大智くんがいるのに、彼を使わず
べロバや道長くんがゲームを設定してるの、なんでやねん感がありますがw
しかし3本勝負にして英寿を出させない作戦は賢いなと思いました。

まぁアレですね。英寿が五尾の狐になって五人分の活躍を見せた直後に
「どんだけ強くても、一人の力では一勝しか取れない」というルールを設定するのは
なるほど納得の流れでもあります。いや、めっちゃ賢いけどな道長くん。

「なんでだ!手紙だと素直に言えるのに、
 面と向かうと逆のことを言ってしまうこの気持ち。
 俺はあの子を応援したいと思ってないのかな」


キューン、面倒くせぇよ! 未来人面倒くせぇ!

しかし、とっくに祢音ちゃんにバレてるの、意外でした。
女子の勘、すごいな。

「私の妻は古風な考えで、昔の付き合いを大切にして
 祢音を嫁がせようとしているが、私は違う。
 鞍馬財閥の発展のためにも、未来の人間とコネクションを作りたい」


祢音ママの言う「婚約者」がキューンなのかと思ってましたが、違った。
してみると、祢音ママは勝手に祢音の結婚相手を見繕ってるし、
その件についてパパの承諾をまったく得てないのだなと。

最初はね。「本当の愛が欲しい」と願った祢音に対して
「そんなもんは自力でなんとかせぇや」とか思ってたんですが、
ここまで来ると、そう願わずにいられなかった祢音の気持ちもわかるというか。

自分がどんなに頑張っても、両親の愛はいつも自分ではない誰かに注がれていて
自分の上を素通りしていく。自分には何の非もないのに。
それはさ、傍から見ればめいっぱいに愛されている子だし、
その辛さは説明もできないし、他人にも理解してもらえなくて。
なんだろう、空っぽなんだよね。どこまでも。

「あなたの願いをかなえれば、スポンサーとしてデザイアグランプリを支援してくれますね」
「本当にかなうんだろうな」
「ええ。【私が理想とする娘、祢音が生きている世界】」


亡くした娘「あかり」ではなく、理想の娘「祢音」を手に入れたパパ。
「あかり」が「ネオン」にパワーアップしてるw。いやそうではなく。
亡くした娘ではなく「理想とする娘」を願ったのは何でなんだろう。
死者の復活は、さすがに創生の女神でも無理ということなのかしら。

それにしたっても、女神の力で理想の娘を得ておきながら、
やはりそれを愛せないというのは、何かしら教訓めいた話でもあり。

しかし。デザグラに勝たなくてもスポンサーになれるだけの財力があれば
創生の女神の力を利用することはできるのだなぁ。金の力は強い。

仮面ライダーギーツ 28話「慟哭Ⅳ:絆のレーザーブースト!」

2023-04-01 17:39:47 | 仮面ライダーギーツ
英寿は、タイクーンとナーゴに助けられかろうじて危機を脱出。しかし、英寿の危機を目の当たりにしたジーンは、心も体も深く傷ついていた。英寿はそんなジーンにこれまでの人生について語り始める。
戦国ゲームが再開され、今回はニラムも参戦を決断、英寿らはニラムを守りつつ戦いに臨む。そんなギーツの前にベロバが立ちはだかった。ベロバはグレアⅡに変身、ギーツとの一騎打ちとなる!


「これは預かっておいて。
 たまには俺のこと思い出してよ」
「え?」
「俺も、これからを生きようと思う。
 古きこの時代に思いをはせるだけじゃなくて、
 俺が生きている意味を見つけるために」


なんでだよおおお!
これからを生きる!それはそれで大事だけど!
それと推し活は別枠だろおおおお!

これからの命を一生懸命生きる!
推しの生きざまを見届ける!
両方やるのが、正しいオタクの姿だろうがよおおおおお!!

ともんどり打っておりました。ギーツ28話。
だって、真面目に生きるから推し活やめるとか、間違ってるよぉ!
推し活があるからこそ、普段の生活を真面目に生きることができるんだよぉ!
どっちかじゃダメなの!両方ないと生きられないんだよ!!!

「想像もしていなかった。俺が求めていた感動が、こんなに苦しかったなんて
 こんなことなら、秘密を知らなければよかった。
 ギーツの不敗神話を、ただファンとして応援していればよかった」


しかし実際問題、「これからを生きるって、具体的にどうすんの?」っていう疑問もある。
だって、ジーンたちの生きてる世界って「全てが完全にデザインされている世界」なんでしょ?
「やるべき仕事」「やらなければいけない仕事」は、既に手配されてるってことでしょ?

例えば「俺が生きている意味を見つけたい」ことの具体例として
「難病の原因を解明するドクターになりたい」を挙げたとしたら
難病が用意されて、解明するまでの手順が用意されて、
命が救われ涙する患者までが用意されるってことでしょ?
(違うのかな?(そこまでシュールじゃないのかな?

漠然とですが、個人的にはそういう解釈でいたので、
ジーンが帰ると聞いて「え?帰って何するの?」とか思ってしまった(苦笑。
まだデザグラに居たらいいのにw。

「レイザーレイズライザーには、理想の自分をデザインする力がある。
 だから君を、少しだけ俺色に染めさせてもらったよ。
 もう時差ボケはしないはずだ」
「粋なプレゼントだな」


俺色に!染めるとか!(悶絶。
もう、ファンの垣根を超えてやりたい放題だなジーンw。
ところで「時差ボケ」って何だろ。本当に時差ボケな要素があるのかしら。

というわけで公認サポーター1号が離脱してしまったギーツですが
来週からは他のサポーターが現れるのかな?
ぶっちゃけますと、現れないで欲しい。
ギーツのサポーターはジーン以外、認めたくないんだ!(これも同担拒否か?

「それは?」
「俺が前世の頃からずっと持っていたものだ」
「前世って、いつの時代の?」
「母さんと別れた、あの時代だ。
 あの日から母さんに二度と会えないまま、俺は一度目の人生を終えた。
 生まれ変わったとき、俺はなぜか前世の記憶を宿していた。
 そして、どういうわけか俺を生んだ親はみんな、俺に『エース』と名付けた」

「そしてこの金貨も。何度生まれ変わっても、俺がエースと名付けられたように
 なぜか巡り巡って俺の手に」


こないだ行った博物館で、まさに
「城跡から出土した古代ローマのものと思われるコイン」の展示を見てきたばかりで
どうやって移動したかはわからないけど、同じ地球の上にある以上、
どうにかして渡ってくる可能性もあるんだなぁと、ちょっとしみじみしたり。

でも、3~4世紀頃のコインで、直径2~3センチ程度のプチサイズでしたけどね(苦笑。
2000年前のコインは、たぶん英寿が持ってたほど大きくないwそこまでの技術がまだないw。

さておき。「コインが巡り巡ってくる」のも、
現実的にあり得ない話じゃないと思ったんですが、
英寿の場合は、「不思議な力」が発動した結果なんだろうなw。

あるいは。不思議な力でもなんでもなく、誰かが故意に英寿を転生させ、
「エース」という名前をつけるように仕向け、
目につくようにコインを置いた、という可能性も、あるのかも?
その方が面白いなと思いましたが。さて。

「俺はわからなかった。なぜ自分という存在が永遠に繰り返されるのか。
 俺が生きる意味は。俺が生かされている意味がわからなかった」
「それを母親に確かめたくて?」
「あぁ」


前回の感想で「2000年かけて母親探すとか、怖い。恨みでもあるんじゃ!?」とか言ってましたが
そんなことはなかったw。単純に「理由を確かめたい」だけだった。
本当にもう、勘の悪さが相変わらず。

「本当は350歳のくせに」
「歳のことは言うんじゃないよ!」


歳をとってもあんな外見を「デザイン」できるなんて、
うらやましい世の中だなぁと思いました。私のそっちの世界で生きたい。美女になりたい。
・・・とは言え。生まれてくる人間から「デザイン」されてるんだから
我々のような凡人はそもそも生まれてくることすら出来ないんだろうなと
思いました。残念!