素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーギーツ 37話「慕情Ⅴ:純白の破壊」

2023-06-03 15:08:18 | 仮面ライダーギーツ
デザイアロワイヤルはプレイヤー同士がIDコアを奪い合う延長戦に突入。景和、祢音、沙羅の前に現れた道長はバッファに変身。タイクーンらに襲いかかる。 一方、英寿はジーンから受け取ったヴィジョンドライバーで創世の女神のもとへ。女神となった母・ミツメを救おうとスエルに立ち向かう。 また、ウィンは、英寿の生まれた紀元前に奇妙な記録があるのを発見する。そこに書き残されていたものとは・・・。


ミツメ関連の真相解明編。

「ミツメがどうやって英寿を産んだのか」
「本来ならあり得ません。
 未来人の私たちには、命を産む仕組みはないので」


以前の放映(31話)にて

「お前たち未来人と俺たち現代人の間でこどもが生まれるはずがない、
 そういう意味か?」
「そもそも体の構造が違うからね」


というやりとりがあったんですが、
そもそも、こどもを作る機能自体がなかったんですね。
そりゃ、デザイナーベビーだけが存在してて、それが100年以上生きてるわけだから
人口を完全にコントロールしてるんだよな。

そこに、種の保存という生命体としての本能は働いてるんだろうか、とか
それぞれの個体に生殖能力がなくても、社会全体として種を維持する仕組みがあって
それが効率的なものであるならば、生存戦略としては「アリ」になるのかな、とか
でも1個体が100年以上も生きたりするのって、進化の停滞を招くんじゃ?とか
余計なことを考えてしまいそうですが、さておき。

「英寿の生まれた紀元前に妙な記録がある。
「デザ神の幽閉?」
「禁断の罪を背負いし男につき、歴史から抹消。
 それ以来、デザイアグランプリに新たなルールを課すこととなった。
「ルール。プレイヤーとナビゲーターが私的な関係になってはならない。
 この頃のナビゲーターって・・・」
「ミツメだ」


プレイヤーとナビゲーターが「家族」になるのは
「私的な関係」に含まれないんでしょうか(苦笑。
あと、「運営と」ではなく、「ナビゲーター」限定なんだなと思いました。なぜ。
どっちにしろ、社内恋愛禁止みたいな話だなとw。

「デザグラの記録にはこうある。
 禁断の愛を願ったひとりのナビゲーターは、三日三晩祈りをささげ
 その身に奇跡の命を宿した。
 その日、彼女は世界を創り変える力を手に入れたのだ」

「命を生み出す神話はいくつも存在する。
 岩や太陽の光から、神は子供を生んだ。
 同じように、古代のデザ神と未来人ミツメの間にも、奇跡がおきた」


うん?
「奇跡を起こして愛する男性とのこどもを授かった」は理解なんですが、
それがなぜ「世界を創り変える力を手に入れた」につながるのかと。
今まで漠然と「奇跡を起こす代わりに万能の願望器に変えられた」という認識だったんですが
それとは違う? 違うっぽいけど、肝心なことは敢えてふわっとした状態にしてるのかしら。

「女神に意思など存在しない。願いをかなえるただの道具にすぎない」

というのが運営の見解なんですが、
英寿の願いがキャンセルされたように、
意思はありそうなんですよね。

「罪は道具にあるか、それを使ったやつらにあるか」

そこが「仮面ライダーの神髄」だと思ってるんですけどね。
ショッカーの改造人間として生まれた仮面ライダーは、敵と根本を同じくするんだけど
ショッカーとして生きるか、仮面ライダーとして生きるかで、大きく話が違ってくる。
だから、「力」が悪いんじゃなく、必要なのはそれを「何のために使うか」という話、
・・・だと思うんですが。

「どっちにしろ、消えるべき存在に変わりはない」

どっちも消すか~(苦笑。
道長の思想も、最初から筋が通っててぶれないの、すごいですよね。

「ライダーになったことなんて忘れろ。
 そうすりゃ、これ以上不幸にならずに済む」
「そういうわけにはいかない!」
「何も願うな!願うから不幸になるんだ!」

「どの道、デザグラはこの世界から消える。
 なくなっちまったもんは、もう戻らないんだ」

「諦めろ。理想を願えば、別の不幸を生むだけだ」


後ろ向きというか、なんというか。
進歩が望めない生き方だよなと言う気はします。

でもまぁ。100歩譲ってその生き方を認めるとしても、
他人にそれを強要するのは違うと思うんだ。
「だから仮面ライダーをやめさせてやる!」っていうのは、迷惑でしかないかと。
しかも、今回なんか運営がゲーム終了するって言ってるんだから
ここでリタイヤする必要もない気がするんだけどな。


仮面ライダーギーツ 36話「慕情Ⅳ:かりそめの共闘」

2023-05-27 18:58:26 | 仮面ライダーギーツ
デザグラの運営がこの世界から撤収するグランドエンドへ動き出した。そんな中、ウィンは英寿に接触。グランドエンドですべての記憶を失う前に、英寿の母親について探っておくと約束する。 一方、祢音と沙羅はIDコアの捜索を継続。そこへ突如ダンクルオステウスジャマトが現れ、なぜか沙羅を亡き者にしようと襲いかかった。沙羅の危機を目の前にした英寿、道長、そして景和は・・・。


「死にぞこないが。目ざわりだ」
「死にぞこないは、お前の方だろ!」


確かに道長ってゾンビでしたね。
なんかもう普通の人間みたいな気分になってました。
ジャマトに侵食されつつある外見描写もなくなったし、
激痛に苦しむ姿も最近は見なくなってたので。

んで。もうひとつ勘違い。

「お前が手に入れたのは、仮面ライダーをぶっ潰す力だけだ。
 つまり、ジャマトの私には通用しないんだよ!」


道長が強いのは、ヴィジョンドライバーを所持してるおかげだと思ってました。
そっか、願いを叶えたから強くなったし、
そのせいで、デザグラのバランスブレイカーみたいな存在になってたんですね。

ギーツに蹴られたときも、まるで壁のように動かなかったし、
ゼロ距離射撃でもまったくのノーダメージ。
つまり、仮面ライダーからの攻撃は全部無効化できるし、
逆に与えるダメージについては倍増されてる、ってことらしい。
すごい。

ただ、その特質のせいで対ジャマトでは苦戦してましたが、
道長なら基本スペックだけでもジャマトと渡り合えるんじゃ?とか思ったり。
・・・まぁ、古代魚ジャマトも相当な強敵なんですよね。

対仮面ライダー戦においては王者のごとき風格で他を圧倒してた道長が、
ジャマト戦では久々にその恩恵を受けない状態で、
それでも、攻撃を真正面からくらい、外装をはがされつつも
力技で倒しきるっていう今回のクライマックス、なかなか胸熱だったというか
道長くんってそもそもそういうキャラじゃん!って感じでした。
そういう自暴自棄な戦い方、めちゃくちゃ似合ってるよ!(ほめてる。

という訳で。今回は表題「かりそめの共闘」ということで、
英寿と道長の同時変身、からの共闘!っていう
期待してたとおり絵面が良い!絵面が最高!って展開でした。最高。

ただ。「お前は本当はライダーを救いたいんだろ?」っていうのは知ってたというか。
運営恨んでるだけっていうのは認識してたので
いまさらの確認だなぁ・・・とか思ってしまったり。

それは、視聴者が神の目線で見ているからであって、
プレイヤーであるライダーたちには、悪役に見えてたのかなぁ。

・・・と思って想像してみたんですが、
ライダー陣営もわりと性善説を信じてる人たちばっかりなので
やっぱりみんなも「道長は悪い人じゃない」とか言ってそうだし。

そうなると、悪を気取ってバレてないと思ってたのは道長だけだったんじゃ?
ってことに気づき「なにそれ超エモいじゃん!」ってなりました。
(本人はひたすら恥ずかしいやつ。

一方。

「桜井景和を本物の仮面ライダーにするためには、悲劇が必要なんだよ」

なんて言ってるケケラがもう、完全に悪役。
「女神の力でな」と言ってましたが、
ヴィジョンドライバーを使わせてもらえてるってこと?
ベロバは前にも道長と手を組んでて、道長にヴィジョンドライバー取られたりしてたんだし、
使用権限をもっとちゃんと管理しておくべきだと思うんだ。また取られるよ?

「もうすぐグランドエンドを迎える」
「ついに来てほしくない時が・・・」


なんか、ソシャゲで言ったらサービス終了だな、とか思ってしまった。
それは来てほしくない展開だよな(謎の共感。

「スエルに盾ついていいのか。
 ゲートを通れずにこの世界に取り残されたら、
 グランドエンドと同時に俺たちは消滅する」


やりたい放題やってた悪質ユーザーですが、
運営に盾つくのが、かなりヤバいことだと判明(苦笑。

ソシャゲは何をやらかしてもせいぜいアカウントを消されるとか、
洒落にならない場合は損害賠償みたいな話にもなるでしょうが
さすがに「消滅」はないw。

でもまだ、ベロバ陣営には創世の女神へのアクセス権があるからなぁ。
それさえあれば、わりとなんとかなりそうな気もするし、
逆に言えば、それが命綱だとしたらギリギリまで手放さないだろうし。

てか。未来人単体だと現代に存在できない?
だとしたら、祢音を未来の世界に連れていくとかも無理なんじゃない?
って気もするんです。誘われたときから違和感あったんだよなぁそこ。

「幸せ」について。

「鞍馬さん、幸せとはなんなんでしょうか
 たとえば寒空の中、屋台で一杯のラーメンを食べたり・・・
 きっと存在するはずです。あなたの本当の幸せもね」


未来人であるニラムの方が、ささやかな幸せを見つけることに
喜びを見出しているというw。意外。
未来人ってそういう感性じゃなくない?

しかし、ニラムがちょいちょい飲食してる描写があったのに
そんな理由があったとは思わなかった。
ニラム、食べ歩きしに現代日本に来てる(苦笑。

「愛すべき息子たちよ。
 いつかお前たちが幸せになる世界に」


アルキメデルもさ、幸せになりたくて戦ってただけなんだよっていう。
他人の不幸を見ることが至上の幸福!っていうベロバたちも含め、
みんな、自分の幸せを追いかけて戦ってるんだよなぁ。

・・・ということで、
景和の台詞で今回の感想を締めたいと思います。

「みんなが幸せになれる世界が、きっとあるはずだから」

仮面ライダーギーツ 35話「慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い」

2023-05-20 16:41:01 | 仮面ライダーギーツ
デザイアロワイヤルの新たなミッションは「ジャマトに奪われたIDコアの回収」。一番多くのIDコアを集めたプレイヤーには誰か一人を脱落させる権利が与えられる。 英寿に共闘を拒否された大智は祢音と沙羅に接近。まずはバッファを脱落させようと、IDコアがある可能性が高い場所を二人に伝授する。祢音と沙羅は疑いながらも大智が示した場所へと向かうが・・・。


福沢博文さんの監督回!
戦隊レッドとか、アクション監督としてお名前を見かけたことがある印象で
まさかライダー側で監督されるとは。

今回、監督としてクレジットされてたのを見てびっくりしたんですが、
冒頭、英寿が1フロア分?の落差を軽やかにジャンプしてるシーンとか
戦闘以外でアクションシーンが見られるのって、テンションあがりますね。

他にもちょっとオーバーアクションな動きが入ったり、
コミカルな表現があったりとか、
特徴があって楽しかったです。
次回もそうなのかな、楽しみですね。

という訳で本編。

「それまでに一番多くのIDコアを集めたプレイヤーには
 誰かひとりを指名して脱落させる権利を与える」


っていうルール設定は、なるほどゲーム性が高くて面白い。
むしろ、これやっちゃうと早々に英寿が消されちゃうので
今までは、やりたくてもやれなかったルールかもしれないw。

という訳で。これで英寿を脱落させられるじゃん!とか思いましたが
デザロワ的には、いま一番のたんこぶは道長なんですね。
確かに、ゲームマスターと同等の権限を持ってるし。

「どう思う?ぽんちっちさん」
「・・・くれるというなら、もらっておくぽん」


姉ちゃんを守る!と息巻いてたくせに、
目の前の利益に釣られてしまう景和、ちょろい。もうちょっとがんばれ。

さておき。大智はどういうつもりで祢音たちに共闘を持ち掛けたのか。

考えてみると、「デザイアロワイヤル」と銘打って、勝ち残り戦を設定してはいるんですが、
今回のデザロワの終着点は「デザグラを存続させるか否か」の二択。

「少なくとも私たちは味方同士だから。
 デザグラを存続させるためなら、沙羅さんがデザ神になってくれればいい。
 私はそう思ってるから」


つまり、祢音が言ってるように、
「自分と同じ結末を支持するメンバーが勝ち残ればいい」
っていう、チーム戦でもあると言えるわけですよ。

だとすると、おそらくデザグラ存続を願っている大智は
むしろ祢音や景和たちと手を組むべきだったのでは?と。

それでなくとも、ずいぶん前にも言いましたけど、
バトルロワイヤルの鉄則は、序盤のうちに弱いメンバーで徒党を組んで
一番の強敵をつぶしておく、ってことなので、
大智としてはむしろ、お気楽テンションの女子チームを手玉にとって
道長を潰すのが最善手だと思うんだけどなぁ。

なにしろ、ややこしい手を使ってまで女子チームを潰す必要なんてないと思うんですよ。
・・・私怨か。マジ、私怨でやってるなら仕方ないですけども。

ただ、表向きデザロワのゲームが進行してるように見えるんですが、
運営の動きを見るとそうでもなくて。

「大至急、撤収の準備にとりかかる」

ってことは。
スエルとニラムが同じ思惑で動いているのであれば、
このデザロワは時間稼ぎでしかないってことでは。
まともにプレイしてる場合じゃないって気もしますよね。不安。

道長や英寿は、IDコア集めを真面目にやってるようにはまるで見えないので、
そんな運営の思惑を理解してる可能性もある・・・?

「意外だな、お前がデザグラの存在しない世界を望むなんて」
「あいつらから母さんを救うためだ」
「いままでくだらない願いを叶え続けてきたのも、全部そのためってわけか」
「真実がわかった以上、もう容赦はしない」
「まさかお前と気が合うとはな」


ともあれ。
今まで対立する立場にあった、チート級の力を持つふたりが
立ちはだかる巨悪を前に、同じ方向を向いて立つという展開が
ヤバすぎてヤバいですね。胸熱ッ!!!

「欲張るヤツほど痛い目を見る。
 昔から言い伝えられた『舌切り雀』のおとぎ話だ。
 まさかスズメ本人が痛い目にあうとは、皮肉だな」


久々の、動物絡みのネタ。これが言いたくてスズメに設定したのかしらw。
大智は、暗躍すると見せかけてあっさり退場?って感じですが
今後もまだ、道長と同じくゾンビ化して復活するのかな。できるのかな。

仮面ライダーギーツ 34話「慕情Ⅱ:ギーツの矛先」

2023-05-13 09:46:03 | 仮面ライダーギーツ
苦しむ母を創世の女神に変え、利用しつづけたデザイアグランプリを許さない!復活したギーツはデザグラとの対決を宣言する。そんな英寿と道長らは仮面の男から新たなゲームに招待される。ゲームの名はデザイアロワイヤル。そのルールとは?そして勝者に与えられる権利とは?新たなゲームの開幕を横目にケケラはベロバに接近、ある取引をもちかける。


という訳で新展開。
というか、本当に設定が目まぐるしく変わりますね。
エグゼイドの時もそうだったけど、1週抜いたら話についていけなくなりそう。

んで。相変わらず何と戦ってるのかわかんないっていうw。

ラスボスは誰になるのかなぁ・・・っていうのは、冒頭から思ってましたが、
ここまで話が進んでも、明確な「敵」が登場しない。
いや、ジャマトはいますけど。ベロパもいるけど、
ベロパも、言うたらゲームマスターと同格の未来人だから、
あくまでデザグラの盤上にいるんだよね。

ライダー同士で戦う、っていうのは最初から提示されてたテーマですけども、
それでここまで引っ張ってきて、まだ中だるみしないのって、本当にすごい。
結局のところ、彼らは敵と戦っているんじゃなく、
自分の主張を、信じる道とそこに賭ける思いの強さを、
戦わせているってことなんだろうなと。

「求めるものがあるならば、ゲームを始めよう。
 ルールはただひとつ。最後まで生き残った者に、この世界を決める権利を与える。
 デザイアグランプリが存在する世界か。
 あるいは、存在しない世界か」
 己の胸に沸き立つ欲望の火をつけ、戦え」


そして。ここにきてついに英寿と景和が真っ向からぶつかりあうことに。

「デザグラロワイヤルに参戦するんですね。あなたの願いは」
「俺が望んでるのは、母さんの自由と幸せだ」

「ねぇ英寿、今度は何を願ったの」
「デザグラのない世界」


デザグラのない世界を望む英寿。

「消えたまま救えてない人たちがいるんだ。
 デザイアグランプリをなくすわけにはいかない」

「創世の女神がやってきたことを許したわけじゃない。
 これまで犯してきた罪を女神自身に償ってもらう必要がある」


「世界中が鞍馬祢音を忘れた世界。
 そうすれば、ファンに心配かけさせなくて済むから。
「君は寂しくないのか?」
「これでいい。もともといなかった人間だから。私」


自分の理想をかなえるために、まだデザグラを利用しようとする景和と祢音。

道長については、今回は明確なスタンスの表明がなかったんですが、
ここまでの流れからすると、デザグラ消滅派じゃないかと。
ってことは、英寿&道長ペアが誕生するかもですね。やばいじゃん最強だよ。

立場を明確にしてないのは大智も同じなんだけど、
彼の願いは「この世の知識をすべて得ること」だから。
立場を曖昧にしたまま話をすすめていって、
クライマックスで漁夫の利っぽく、創世の女神をかっさらう展開に期待w。

「理想の世界をかなえるため、仮面ライダー同士が戦ったゲーム。
 デザイアロワイヤル」


劇場版の話か!!!

いやもうすっかり忘れてましたよ劇場版のことを。
・・・ですが。こういうときのためにちゃんと鑑賞メモをを残してあるわけですよ。
さすが自分!

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル

てな訳で、当時の記憶を読み返してみたんですが、
鑑賞直後でも「細かいところは忘れちゃったんですけども」ていうテンションでした。
ダメじゃん(知ってたw。

ただ、パンフレットに「本編に関わる謎のピースも散りばめてあります」とあったらしく
これか!ここで回収されるのか!ってなりました。
まぁ、まるで覚えてないんですけどねw。

今みたら、気づくこともあるのかなぁ。
ちょうど先月から配信始まってるようですが、まだまだTTFCでも有料公開なんで
無料公開になったら見直してパーツ拾いに行きたいですね。

あんど。英寿の復活について。

「浮世英寿さま。あなたはなぜ復活を?」
「さぁな。女神の力か、運営の陰謀か。
 案外、姉さんが祈ってくれてたりしてな」
「私にそんな力はありません。ただのナビゲーターですから。
 ・・・確かに、願いはしましたけど」


やっぱり英寿本人は自分の復活に関与してないし、
ツムリがその復活のカギになってるっぽい。

「姉さん」と相変わらず呼び続けている英寿ですが、
こうなってみると本当に姉さんっぽいし、
じゃあツムリがミツメの娘ってこと?ナビゲーターって世襲制?
ツムリが次の「創生の女神」になる展開もありってこと?
ってなりますよね。なるんですかね。なりそうですね。

仮面ライダーギーツ 33話「慕情Ⅰ:バッファ無双!」

2023-05-06 18:44:32 | 仮面ライダーギーツ
バッファがジャマ神となり、世界が作り変えられた。英寿と景和の消息は不明のまま、記憶を書き換えられた祢音は鞍馬家令嬢として平穏な日常を送っていた。 一方、デザイアグランプリの再開を目論むチラミは、ヴィジョンドライバーを奪還するため新たな仮面ライダーを招集させる。しかし、その動きを察知した道長は『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』を発動した! 「始めようか、仮面ライダー狩りを」


バッファの世界がスタート。

英寿の行方不明事件がニュースになり、
帰ってこない景和をお姉ちゃんが心配してるので、
今回は記憶の消去がなされてなかったのかな?
と思ったら。

「世界がつくり変えられて、人々の記憶も書き換えられた」

とか言われてて。え?

ただ、今回はジャマト側が主催になってゲームを進行してるので
多少のルール変更は誤差の範囲内、なのかな。

「英寿と景和の記憶が人々の中に残されているのは、
 彼らが本当の意味では消滅していないからだ」
っていうオチもあり得るので、いちおう言及だけしておこう(保険。

ただ、祢音に関しては従来のルール
(負けたライダーは「一番強く願う心」を奪われる)が働いてるようですね。
道長がそんな細かい設定を逐一やってるとは思えないので
基本的な部分はオートで動いてるっぽい。

祢音については、真実を忘れてしまった方が幸せだった気も、しないではないですが、
「誰かに愛されたい」という願いを忘れて生きるのは、やっぱ切ない。

「お前ら運営がいたから、
 理想の世界を叶えたいなんて考えるやつらが増えだしたんだ!
 他人を蹴落とし、自分さえよければいいっていうやつらがな!」
「何いっちゃってんの!
 あんたら古い時代の人間があさましいだけじゃない!
 あんただって、デザグラでその力を手にしたくせに!」
「あぁそうだ。だからもう、俺たちの世界にデザグラはいらない!」


問題なのは、「他人を蹴落として」自分の願いをかなえる連中がいるってことですよね。
「本来であれば生きて幸せになっていた誰かの人生」を犠牲にし、
それを糧にして稼働している女神の力を使って、
ライバルを蹴落としデザグラで優勝した者のみが、安易に自分の理想の世界を現実にする。
その仕組みが間違ってるんですよ。

道長は、その前提をまるっと省いて
「自分の理想をかなえようとする」のが悪だと非難してるわけで。
身の丈にあわないような幸せを願う心、そのものを否定しちゃったのが
道を踏み間違えてるなぁ感。

さておき。

「キツネだからな。化けて出てきたみたいだ」

なんて、自分に起きた現実を理解できないまま嘯く英寿をみるに
今回の復活劇は、英寿のシナリオにはない出来事だし。

「創世の女神は破壊と再生を繰り返す。
 ようやく目覚めたようだな。ツムリ」


先代のミツメが創世の女神に変じたように
デザグラのナビゲーターというのは、何かしらの存在っぽいなぁと。

なんやかんやございましたが、今回のラスト、主題歌が流れる中での英寿の復活は
もう100点満点な演出でございました。復活するとわかってても、この展開は燃えるなぁ。