素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーキバ(第47・48話/最終話)

2016-04-26 13:36:57 | 仮面ライダーキバ
46話の興奮冷めやらぬうちに、最後まで見てしまった。
うん、46話が実質最終回でしょ?とか思ってたけど、
現代編も見事な最終回でした。

オープニングに過去編/現代編のダイジェスト映像が流れるんだけど、
46話からは現代編のみになって、当然だけど切なくなりつつのスタート。
すっかり変わってしまった渡くん。
生身のアクション。今までほとんど見せて来なかったけど、
さすがライダーに選ばれるだけあってかっこいい!
そして、ファンガイアを目線だけで制するとか。
もうファンガイアは敵じゃないんだなと。
(と言いながらザンバットソードで斬ったりもしてたけど)

ザンバットソードを背中に吊るしてキャッスルドランを歩き
玉座についてふんぞりかえる渡くんの格好良さ!
あの姿、みおちゃんが見てたとしたら、
地獄から舞い戻ってきて飛び蹴りくらいそうである。
「もっと早くやれよ!」っていう(笑)

何より「もう見られないよな」と思ってた太牙くんと渡くんが
最後に並んで戦うとか!素晴らしい!素晴らしいよ!

嶋さんが生きてたのは「ご都合展開かーい!」ってちょっと思ったけど、
最後に真夜さんが出てきたこと、
真夜さんを殺しきれなかった太牙くんの優しさ、うるっときました。

なんていうか、見たいものを最後に大放出してくれた感じです。ありがたい。

欲をいえば、恵さんの結婚式でヴァージンロードを歩くとき
横に恵さんの父親についてて欲しかった。
これはもう、どこにも登場しないAさんなんだろうな。仕方ない。

結局のところ、この現代編は最初から
「渡くんが過去へ戻った結果」の世界だったんだなと。

渡くんは、私の知る仮面ライダー史上でもっとも
戦うことに懐疑的であり消極的なキャラクターで。
その渡くんを戦いに駆り立てる最たる物がブラッディローズだったんですけど、
自由にあるがままに生きる音也さんの遺品が、渡くんを執拗に戦いに駆り立てるのが
ずっと納得いかなかったんですよね。

視聴中に「ここに音也さんがいてくれたら」
「渡くんにアドバイスをくれたら」って何度も思ったし。
私にとって「ブラッディローズ=音也さん」の確信が持てなかったんです、どうにも。

でも音也さんは「自由にあるがままに生きる」ために「命を賭して戦う」人で。
未来からやってきた渡くんの繊細な性格を知って
死しても、その想いだけはブラッディローズとして常に渡くんのそばにあり、
「戦え、自分の生き方を守るために、大切な人を守るために」
と、ずーっと応援してくれていたんだなと。

いやもう鳥肌ものでした。
ていうか「追い立てるように響くブラッディローズまじ怖い」とか言ってごめんね(笑)
また機会を見つけて、最初からゆっくり楽しみたいと思います。

いやもう本当に最初から最後まで面白かったです。大喝采。

仮面ライダーキバ(第45話)

2016-04-26 09:55:35 | 仮面ライダーキバ
CG戦は嫌いです。
でも渡くんの変身したドラゴンかっこいいのでアリです!激アリです!
うわぁ、あのドラゴンが着地して横滑りしながらキバに戻るシーン
素晴らしい。CG戦も悪くない!悪くないぞ!

というわけで怒涛の展開の45話。
これは長文になりそうな予感です。
まずはタイムトリップについて。

えっと。渡くんは「過去を変えるために」あれこれ動いてるんですが、
もしかしてこの「渡くんの来た過去」が、現在に直結してませんか疑惑。

というのもですね。渡くん来てからの主なイベントをあげてみると
○音也さん闇キバ化する(1回目)
○音也さんがじろさん達+太牙くんの奪還にキャッスルドランへ行く
○じろさん奪還し、キングと対決になる
×太牙くん奪還する
○音也さん闇キバ化(2回目)キングがキャッスルドランを闇落ちさせて
  巨大兵器化する
×キャッスルドランを元に戻す

こんな感じなんですけど、×印をつけたものは渡くんのお仕事なんですね。
太牙くんの奪還は、真夜さんかゆりさんが手伝ってくれればなんとかなるけど、
キャッスルドランを元に戻すのは、キバにしか出来ないよね。

この一件でキャッスルドランの権利が渡くん所有になったとすると、
渡くんの働いた歴史が現在に直結してる?って話になりませんか?
ただ、そうだとすると前回の記事でも触れたように
未来にきた音也さんが「渡?知らんなそんな名前」と言ったことが
つじつま合わなくなるんだよな???

とここまで考えたところで
「ていうか、渡くんが来ないと音也さん死んじゃうし、
 渡くんが生まれないんじゃね? あれ?あれ?」と
タマゴ/ニワトリ問題と化したため、頭が考えるのを拒否してます。

やっぱりあれか。
「父さんと母さんがラブラブになっちゃったら、僕が生まれちゃうんだよ!」
「なーに言ってるんだ渡。父さんと母さんはとっくにラブラブしてるぞ♡」
ということでしょうが。
あの「ラブラブ」という幼児向けの婉曲表現に、顔が変な笑いになってます。



えっと。次はキバについて。
キバをコントロールしてたのはキバット一族だったというオチです。
えー、ファンガイアの王を決める大事なとこが、他の一族任せだったなんて!

キングにもファンガイア体があったので納得しました。
しかも格好いいしな。あのツノ素敵です。

キバット一族が絡んでいるという時点で、
サガットで変身してる太牙くんは完全に王道逸れてる感じですよね。
つか、サガットもタツロットも「こいつら一体何なの?」と常日頃思っておりまして、
あいつら全部キバット一族にした方が良かったんじゃないの?

さらに細かいこと言うと。
中盤で「キバは王の鎧」とか言ってたのに、さらに闇キバが出てきて
「闇キバこそ王の証」みたいな話になっちゃって。
キバって何?みたいな根本がわからなくなってる私です。
キングになる前の鎧?必要かそれ? まあ「王子の鎧」て感じですかね(困惑)



キング。
「お前はもはやクイーンではない、好きに生きるがいい」
と言いながらの、太牙くんを人質にとるという下衆っぷりです。
なんていうの、この完璧なまでの歪みっぷり、むしろ美しいですよね。

キングに愛など存在しない、だから引き止めない。
全てを奪い取るけど、この世から消し去りはしない。
他の男のところへ行くことは許さないけど、
自分のところへ戻ってこいとか、自分にひざまずき懺悔しろとは決して言わない。
キングとしてもっとも大切であろう「世継ぎ」を犠牲にしても
決してクイーンを手放したりはしないっていう。

結局このキングは、全ての力を失ったクイーンが
枯れ果てて朽ちていくのをただ眺めて「愚かな」とつぶやく最後を
望んでいるのかなと。

愛の形は様々ですよね。
これもまたある意味ピュアな愛だなと思います。
キングの姿は今でも見ると寒気がするほど苦手だけどね!

「裏切り者の血をひくなら、俺の息子であっても不要」
と言い切るキングに対し、
「お前の子どもは俺の子だ」と言っちゃう音也さんの男前っぷり。
しびれる。

太牙くん(0歳)がリアルに泣いてるので心が痛みました。

ビショップ。
なんでみおちゃんを自分の手にかけたことを
ドヤ顔で太牙くんに報告しちゃうんだ、あほかー、あほかー。
この瞬間、現在編のラスボスがビショップに確定いたしました。

ん〜、でもラスボスはキングって感じですし、
次回が実質最終回みたいなノリになりそうな気がします。

仮面ライダーキバ(第44話)

2016-04-25 14:36:19 | 仮面ライダーキバ
前回のアレ。
からの、まさかの爆笑回。
冒頭、音也さんの前に現れる白衣の渡くんに「ファッ!」って叫んだよ。
いや〜、これはサービス回ですね。ありがたいありがたい。
でも、ちょっと詰め込みすぎた感がすごいな、
もっと時間を割いてゆっくりやって欲しかった。そこが惜しい。

渡くんの「僕は生まれてきちゃいけないんだ」発言で
またネガティブモードに戻るのかーと思ってたんだけど、
ポジティブに、自分を消そうと頑張ってた。
まあそれも確かに「自分のやりたいように生きる」なのか。

しかし渡くんの決死の覚悟はわかるけど、
並行世界でここまで見てきた私たちにとっては
「はいそうですか、で言うこと聞ける展開じゃねーんだよ!」
てな話で。どちらの世界にも、積み上げてきたものがあるわけで。

ゆりさんの前に立ちふさがって歩みを止めようとしてるのに
全然止まってくれなくてよろける渡くんに笑った。負けんな。

しかしゆりさんに「あなたの幸せのためです」とか偉そうなこと言ってたけど
おまえ自分のためだろうが!って思った。テキトーなこと言ったらダメ。
あと、万が一ゆりさんと音也さんで結ばれちゃったら
恵さん消えちゃうんだけどなー。それは知らないんだっけ?

音也さん。
調子の良い音也さんを久しぶりに見て幸せである。
もう本当に、なんでも受け入れちゃう懐の広さすごいよなー。
「おまえとこうして風呂にはいるのも久しぶりだな」
とか言っちゃうしな。馴染みすぎ。いいよいいよ。

もうね、この親子のふれあいは、本編ではありえないと思ってたので
ありがたい、ありがたい、とにかくもうその一言です。
親子ライダーの共闘とかな。そこからの親子ゲンカとかな。
名護さんのボタンが2個並んだりとか、その辺のパラドックス的なアレは
どうなんでしょう?と思ったりもしたけど、もういいや別に。

しかしそこへキングが現れちゃって、
元嫁と間男の間にこどもが生まれるとか
その子がキバの力を受け継いでるとかバレちゃって、
あらもう!あらもう修羅場ですよこれ。

次回予告で闇のキバの力がなんとか言ってたなぁ。
過去の世界で、渡くんは闇のキバの力を得てしまうのかな。
太牙くんが欲してるものを、22年も前に渡くんが手に入れてたとしたら
これまた太牙くんにはショッキングな設定。

!!!(ピコーン)
22年前のキングがどうして死んだのかと思ったらそれじゃないの!?
渡くんが闇のキバの力を欲しがる理由がないぞ、と思ったけど、
ここだよここ!
おーい!倒すべきラスボスがここにいましたよ!よかったよかった。

えーっと、そしたら。
闇の力を継承したキバがキングを倒して。
音也さんと真夜さんは毎晩コンサートをして幸せに暮らして。
過去編めでたしめでたし?
なのか、な?
音也さん実は死んでなくて、
キャッスルドランの中でのんびりバイオリン作ってたりしたらいいのになー(無茶)

そういや次回予告「最後の変身」ですよ。誰の?



いや〜しかし、いつもはスマホにイヤフォンさして静かに見てるんだけど、
今日はパソコンのモニターで、笑ったりツッコミいれたりしながら見てて
とても楽しかったです。

追記。
時間があるのでついつい19話(音也さん未来に現るの回)を見直してしまったんだが、
音也さんin渡くんが「渡?知らんなぁそんなヤツ」とか言ってて
なんでだよ!キバットのこと知ってるから45話以降から来てるはずだよな!
いや、その時点では過去が変わってなくって・・・あれ? あれ?
(タイムトラベルからむと話がややこしくなるよね)

仮面ライダーキバ(第43話)

2016-04-24 10:00:00 | 仮面ライダーキバ
まさかの!まさかの展開!!!
そして次回予告「僕は生まれてきちゃいけないんだ」
またか!また自分の生きる道を見失ったのか紅渡、
四回目だぞ!ここへきてまさかの四回目かよ!!!

えーっと。
まずは衝撃のラストですね。最後のカット、いつも入る鎖の効果音が
無音で終わるというね。うん、そうだね。

いや、扱いに困ってたみおちゃんが消えたのは、まぁ良かった(ひどい)
しかし、まさかキバの攻撃で死ぬ展開になるとは、思いもしなかった。
なんだかな、なんだかなぁ。渡くんより先に太牙くんと出会ってたら
もしかして二人は両思いになれてたんじゃないの?
そうだったら本当に良かったのに。

・・・とか思ったけど、あの二人は似た者どうしで始まったんだよね。
当時の展開を思い出したら、なんと遠くまで来てしまったのかと
ちょっと愕然としている。

太牙くんの想いに触れて、身を呈してかばったりしたけど、
最後の最後は渡くんとの結婚式の幻につつまれて消えてったので、
うーん、まぁそうだよね、やっぱり渡くんだよね。
そうなんだけど、太牙くん報われない。
太牙くんだってキングとして自分の種を守るために頑張ってるし、
大事な人と一緒の時間を過ごしたかっただけなのにな。

これは困った。悪党いなくね?

嶋さん。
「護衛は渡くんにお願いしたい」というので、
これはてっきり二人きりになったところでいろいろ言い残すのかと思いきや
普通にトレーニングするだけという。何がしたい。

しかしファンガイアは強い力を持つけれど、そのパワーを維持するために
食料で言ったら人間の10倍近く食べる必要があるってことですよね。
それを効率的に摂取するなら、人間からライフエナジーもらうっていうことで。

嶋さんは渡くんに対し「きみはすごいよ」と言ってたけど。
渡くんはどうしてるんでしょうね。キバだってかなりのカロリー消費ですよ。
「人間だと思ってたから別に」で済ませておく?スルー推奨?

青空の会メンバーは当然、誰も嶋さんを倒すことなんて出来なくて、
どうするの?と思ったら、まさかの太牙くん登場ですよ。
しかもわりと重傷負ってる身で。なぜ!いま!ここに来た!?
でもって、なぜあっさり嶋さん倒しちゃうかなー、
まだまだいろいろ活用方法があったと思うんだけどな(鬼畜)
渡くん本気にさせるため?でもいまお腹に穴あいてますよお兄さん。

怒った渡くんがキバットなしで変身。まじか、ファンガイア化するかと思った。
ていうか、渡くんも太牙くんもファンガイア体がキバでありサガなんでしょうか?
前から違和感あったんですよね。
ファンガイア体が別にあっても良いと思うんだけどな。

キング。
音也さんの「クイーンの愛した曲だ」という一言につられて
いましめを解いてバイオリン弾かせちゃうキングがちょっと可愛かったです。

しかしまぁ、ただでさえかなりのハードな設定なのに
「愛する女性をこの手にかけてしまう」という鬼畜設定追加してくるとか
とことん追い詰めてきますね。
その展開やっちゃったら、もうどうなってもハッピーエンドにならない気がする。
あと5話? 過去編もあるのに、ちゃんと収まるのかドキドキしてきたぞ。



さてどうでもいい話。
キバが楽しすぎて楽しすぎて終わらせたくないので
最終回はGW明けまでキープするぞ!と心に決めていたわけですが。
今回の展開を見て「あ、このあとはもう転がるように最終回に向かうだけだ」と
感じまして。じゃあ残り5話をGW明けまでキープしちゃう?しちゃう?

ということで脳内会議を行いました結果。
今日・明日で2話ずつ見てGW前に消化してしまおうと!
(けっきょく欲望に負けたという展開)
いや、ちょうど今日明日は仕事休みなんですよ、
これは神のお導きですよね!(全然関係ないし)

それでね、キバ終わったら、まあ劇場版なんかを消化してから
次はディケイド見ることにしましたわ。
ディケイドはね、平成を全部クリアしてから見ようと決めてたんだけど、
音也さんや渡くんも出るんだよね?いま見なければなりますまい!!!
これでまた、GW後も楽しく生きていける!

ただ、先輩男児ママが「電王?見てた見てた懐かしい〜」などと言ったついでに
「ディケイド!あれはつまらなかったな!」とガハガハ笑ってたのが思い起こされて
あまり期待はしていない。
・・・ていうか、「ディケイドはつまらなかった」=「キバは面白かった」
という意味も内包してると気づいてちょっとドキドキしてる。いや突っ込まないけど。

じゃあいきなりですが44話見てきますね!ひゃっふう!