素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーカブト 第39話

2017-04-20 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
パーフェクトゼクターを得た天道の前に、敗北を喫したウカワーム―間宮麗奈。傷を負った彼女を救ったのは、風間大介だった。ワームとしての記憶を失い、人間としての生活を再開した麗奈を守る大介だったが・・・。


序盤数分を見て「これは井上脚本だ!(OP確認)よっしゃあぁぁ!」と叫ぶ信者。
根拠はない。もはや願望である。

しかし、寄り道回をメインライターが書いて、本編を井上御大が書くのは逆ではないのか。
井上御大の書く寄り道エピソードが見たかったなあぁぁぁ(わがまま)
とは言え。「敵同士がそれと知らずに出会い、愛し合う」というロミジュリ展開も
井上御大の得意分野なので、いやがうえにも期待が高まりますね!

さて本編。
大介が間宮麗奈に一目惚れしたシーンを、
樹花ちゃんの「だって、好きな人が出来たから」というセリフで説明するとか
御大らしい小技。そして動揺しすぎて声が裏返る天道というレアシーンごちそうさまです!

しかしワームがその本性を失うなんてことが有り得るんだろうか、
一時的な記憶障害で、またボスキャラに復帰するんじゃないかなって気がしますが。

影山くん。

「いいよなぁ、あの犬。褒められてる」

というセリフに思わず吹き出してしまった。可哀想な子すぎる影山くん。
その顔に当たる日差しを手のひらで遮り、「光を求めるな」っていう矢車さん、演出がいい。
なんかもう影山くんは完全に野良犬化してて、えー?そこまで堕ちるほどの目にあってたっけ?
とやや困惑している。二人とも完全にスラム育ちみたいになってるな。

神代剣。

「君のために!俺はかけそば専門の屋台を始めた!客は限定ひとり、君だけだ」

このキャラ、なんかすごい既視感があるなと思ったら、紅音也である。懐かしい。

ラスト。ダークカブト、だよね?これ。
フィギュア写真等では何度か見たことがあるんですが、本編登場キャラだったのか。
ダークだけど、これはおそらく天道自身なんだろうな。ハイパークロックアップで時間を超えられるから
存在していたはずの時間が消えて、迷子になってしまった天道じゃないかと。

その天道自身が、別の次元でひよりを守り続けている。
こちらの世界に戻ってくれば、ひよりは人からもワームからも狙われる存在なわけで、
だったら、皆既日食の世界にいた方が幸せなんじゃないの?とか思ったりするのだが、どうだろう。

仮面ライダーカブト 第38話

2017-04-19 08:00:00 | 仮面ライダーカブト
他愛のない「学校の怪談」。その裏にひそむ、おそるべき真実とは・・・。


女子生徒と一緒に歌って場を盛り上げつつ、
こっそりバスを抜け出し、一人ワーム退治に向かう加賀美先輩の格好良さよ!

さて本編。ちょっとわかりにくかった。
かつての合唱部は本当に実力で全国大会を制覇してて、
そのときの栄光が忘れられない理事長が、もう一度夢を見たくてワームと契約したとか
そういう流れの方がスッキリした気がします。

じゃないと、なんで昔のワームは合唱部丸ごと擬態したんだよーとか
なんで未だに合唱部の部室で歌ってるんだよーとか
なんで「通りゃんせ」なんだよーとか
なんで最近になって理事長はワームと手を組み始めたのんだよーとか
いろいろ気になるじゃないですか。気にしなくていいのか。

なんかな、なんか、今回の話は、組み立て方によってはすごく面白くなったんじゃないの?
っていう可能性を感じました。いや具体的にどうこうっていうのは思いつかないんだけど(無責任)

まぁなんていうかなぁ。見ていてちょっとダレてきたっていうか、
生徒相手に軍隊式指導を始める蓮華とか
言動が浮世離れしすぎてる神代剣とか
現世に愛想尽かしてる矢車とか、いつもいじめられる影山とか
そのあたり、見ててちょっと「面倒くせぇなぁ」とか思い始めている。

あとな、天道。
イケメンは何やっても許されると思いますが、
突然、女子の前に現れて「俺からのご褒美だ」と言ってむき出しの焼きそばパンを渡すのは
たとえイケメンでも通報案件だと思いました。怖いよ。

さて次回は久々の風間大介編らしいので、
ぼちぼち井上脚本が来て欲しいなぁと祈っております。

仮面ライダーカブト 第37話

2017-04-18 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
樹花の学校で起こった怪異。弱小野球部が全員消えてしまったという。しかもそれは「呪いの鏡」のせいだというのだ。中学校に潜入捜査を命じる天道だが・・・。


戦隊モノにはありがちな「学校潜入もの」です。
ライダーでは、キバの劇場版であったな。

なんていうか、本筋がこう盛り上がってきたところで
突然、番外編みたいなエピソードが挟まってきた感じです。

気になったところがひとつ。「合唱部の歌が聞こえると」という話でしたが
聞こえてきたのが女性ソロの童謡だったのが違和感。
雰囲気作りでやってるのか、あるいは何かの伏線なのか、
まぁ、気楽に見る寄り道エピソードだから、とくに意味はないのでしょうが。

「食」がキーワードになってるカブトですが、
無愛想な少女も、天道の料理を食べさせるだけで笑顔を見せるというのは
なるほど無敵の力だなぁと思いました。
普通なら、笑顔を引き出すためにはなんらかのきっかけが必要になるんでしょうが、
食事の力は、そういうハードルを簡単に飛び越えるからな。なるほどなぁ。

仮面ライダーカブト 第36話

2017-04-17 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
ワームから逃走するワーム・立川大吾。彼はみずからを「ネイティブ」と名乗った。その謎を追う天道たちだったが、行き着いたのは、マスクドライダーシステムの謎。そしてホッパー兄弟が天道と加賀美を襲う!


「戦いの神、ガタックに選ばれし人、加賀美新。
 光を支配しせし太陽の神、カブトに選ばれし人、日下部総司」


こういう意味ありげなフレーズ、いいですね。
さて、いかにも何か知ってるよ的雰囲気をプンプンに匂わせていた立川さんですが、
あにはからんや、2話で退場です。あっという間だった。
ワームは死ぬと爆発消滅するかと思ってたんですが、立川ワームの屍体はそのままなのが、変な感じでした。

「私たちは戦いを好みません。人間とワームとの戦いにも巻き込まれたくありません」

と。いかにも「俺たち関係ないから巻き込まないでくれるかな」的態度の立川さん。
でもさ、ネイティブが総司の両親を殺して擬態したところから物語始まってるんですわ。
立川さん自身も、人間を殺して擬態してるわけでしょ?おそらく。
人間殺しておいて「戦いを好みません」とか、お前よくもまぁ白々しいこと言えたもんだなと。お前の好みなど知らんわ。

と、モヤモヤが止まりませんが。
ワームっていうのは不老不死なんだっけ? 人間より寿命が長いみたいな設定だったと思うので、
立川さんもあぁ見えて、実は数百年生きてる仙人クラスの生命体だったのかもしれん。
そりゃ、古文書チックな言葉もつぶやくだろう。

加賀美パパ。久々の謎たとえ話発動である。

「君は、赤い靴の物語を知っているかね。
 ある少女が赤い靴を履きダンスパーティーに行く。だが靴が勝手に踊り出し、止まらなくなってしまう」
「・・・何が言いたい!?」
「カブトもガタックも履いているんだ。
 君たちの意志とは関係なく、全てのワームを倒すまで踊り続ける、赤い靴を」


天道が「何が言いたい!」と食ってかかろうとしたとき、心の中で拍手を送った。
もうね!本当にね!毎回思ってたよねそれ! 誰かがツッコミ入れてくれるのを待っていたぜ!

言われて早々カブトが暴走するという、タイミング良すぎだな!って話なんですが。
(これは、以前から暴走の予兆に気づいてたりして、パパの言葉で合点がいく、みたいな展開でもよかった)
むしろ、変な話を聞かされたせいで妙な暗示にかかっただけで、本当は暴走機能なんてないんだぜ!
っていうオチを期待したいところですが。しかしどうやらパパは開発者サイドなので、信ぴょう性は高いようである。

あの様子から察するに、日下部さん(総司パパ)がゼクトシステム開発の技術担当っぽいな。

ホッパー兄弟。兄弟では初登場です。
矢車さんが蹴り一辺倒だと思っていたら、彼は「キックホッパー」だったようで、
影山さんが「パンチホッパー」殴り屋さんだった。なるほど。
ザビーやってた頃の彼もボクサースタイルで戦っていたので「おぉぉ!」と思いました。
まぁ、殴り屋と言ってもボクサースタイルじゃなかったけどな。荒れてるから。

影山さんは、前回負った顔の傷が残りましたね。良い。

空き地での戦い、良いロケーションでした。
戦闘後に、二人仰向けになって会話するとか、青春だよな!素敵。

仮面ライダーカブト 第35話

2017-04-14 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
資格者でもないのにゼクターを自由にあやつる男、立川大吾。ZECTは彼をワームから守れと指令する。しかし、その彼自身もまたワームであった・・・。


「もしも俺が加賀美とやるときは、誰にも邪魔させない。そうだな?」
「あぁ、そのときは1対1で決着をつけてやる」


加賀美くんは本当に、天道と同格のキャラに成長しましたね。

そんな加賀美くんの成長と引き換えに、神代剣と影山がひどい扱いになってます35話。
とくに影山はザビーゼクター欲しさにプライドも何もかも捨て去り、
間宮麗奈に「こいつを始末しろ」と言われてホイホイ殺しに行っちゃうわけで、
君は一体何がしたいんだ、ザビーを取り戻してからどうするつもりなんだ、とか思ったわけですが。

でも考えてみたら「ワームを倒せ」「ワームを守れ」とめちゃくちゃな指令を飛ばしてるのはZECTの方で
影山はZECTの命令をただひたすら忠実に守っていただけなんだよな。
ザビーを失って初めて、ZECTより自分の意志を優先できたんですよ。むしろ「おめでとう」だよ今の影山。

そう考えると、ZECTの隊員達を洗脳レベルで従順な戦士に仕立て上げたのは
おそらく矢車さんの「パーフェクトハーモニー」だし、
あいつ、自分が不幸のズンドコみたいなことを言ってヘラヘラしてるけど
間接的とは言え、影山を含めたZECTメンバーを地獄に叩き込んだのは矢車さんじゃねーの?
まぁそれもZECTに利用されただけとは思うけど。

ともあれ。相変わらず低いテンションで現れてゼクトルーパーを蹴りでなぎ倒し
ボソッと「変身」とつぶやく姿は、見てて楽しいんだよな。

次回はいよいよ影山が闇落ちするそうで、
どうなんだこれ、BL展開とかあるのか、ありそうなテンションですね期待してもいいですか?

立川大吾。
うーん、物語のキーパーソン(?)がいきなり現れてきて困惑していますよ。唐突すぎない?
とりあえず、あっさりドレイクに変身しちゃったんですが、
風間大介はどうなったの? もう出てこないのかな。残念。