素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーカブト 第34話

2017-04-13 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
ZECT司令官の座を隠れみのに、ゼクターを集める天道。その目はついにハイパーゼクターに向けられた。危機感を強めた三島は、蓮華に天道抹殺を命じる。


前回OPを真面目に見ておらず、矢車さんの復活に度肝を抜かれたので、
今回は真面目に見ました。影山くんの肩書き「仮面ライダーザビー」が消えてた。泣ける。

「全てのワームは俺が倒す」「ひよりは守る」という自分たちの基準で行動する彼らが
アマゾンズを思い出させるなぁとか(「ムシを狩る」だし)
ハイパーゼクターの作動で時空が歪み、人間が消え去る展開が
バグスターウィルスの発動で人間が消滅したエグゼイドみたいだなぁとか。

「未来で再び作られ、時を超えてやってきたんだろうな。
 そして何度も現れた。
 あの、言わばハイパーフォーム。おそらく未来からやってきた俺自身」


という天道の言葉に、舞さん!!鎧武きたこれ!とか思いました。ちょうどリンゴ持ってるし。

あと、神代剣&たこ焼きとか。
たこ焼きとライダーとの絡みは、把握してる限りでも
・始さん(鯛焼き名人アルティメットフォーム)
・フィリップ(W)
・アラン様(ネクロム)
とネタ化され愛されているよね。

だんだんこう、ライダーシリーズの視聴蓄積が溜まってきた感じで、楽しい。

さて本編。ハイパーゼクター。

羽、かっこいい。昆虫の羽っていうのもシャープで美しいですよね。
最終的には時を超えまくるのか。ひよりちゃんが消えた時点に行って、彼女を救い出すのか。
それができたらカブトが歴代最強じゃあないか。

ビルから落ちる蓮華ちゃんとハイパーゼクターを追いかけ、一瞬ハイパーゼクターを手に取ったとき
「そっち!そっち優先!?」と思ったので、ちゃんと蓮華ちゃん助けてくれて良かったです。

直後、三島さんがハイパーゼクターを爆破するんですが、てっきり偽物つかませたんだと思ったら
本物だった。本物爆破してた。正直「どんだけ蓮華ちゃんを信用してたんだよ」って思った。可愛いな三島さん。

そんな三島さんと蓮華ちゃん。うわぁこの立ち位置変わってもらいたい!

矢車さん。

「地べたを這いずり回ってこそ、見える光があるんだ・・・」

お前本当に何があったんだ一体!?って感じですが、
この突き抜けた感が素晴らしく楽しいので、もう矢車さんが出てくるだけでワクワクします。

仮面ライダーカブト 第33話

2017-04-12 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
渋谷廃墟の深奥から、忽然と姿を消したひより。ZECTに入隊する天道。なぜ?何のために? そして、地獄から帰ってきたあの男、その名は、新たなライダー・キックホッパー!


「地獄兄弟」の名前をツイッター上でも何度か見かけていたのですが、
そっか!そっか矢車さんがキックホッパーだったのか!

以前までの育ちの良さを感じる振る舞いとは打って変わり、
気だるげで退廃的なその姿。すげぇかっこいい!!!
・・・と思ったんですが、「どうせ俺なんか」「はぁぁ(ため息)」ていう態度が
なんかこう、見てる方のテンションもガタ落ちさせるのな。

しかし「今ぁ、誰か俺を笑ったかぁ?」という世界中敵だらけな発想は浅倉だし、
長いコート翻して片っ端から蹴りを叩き込んでく姿は駆紋戒斗だし、
なにより、蹴り一辺倒の攻撃方法が格好良すぎる。蹴り、大好きです!

「ライダージャンプ」の構えもいいよな。なんとなくアマゾンズを思い出します。
そもそも「バッタ」が仮面ライダー1号のモチーフでもあるので
なんかこう、元祖っつか原始的っつか、未加工の原石でも見てる気分です。良い。

「影山ぁ、俺と一緒に、地獄に落ちよう」

とか、プロポーズですよね!!!(違う)
そんな感じで、久々の矢車さんに全部持っていかれた感しかないんですが。

新キャラ蓮華さん。かわいい。
けど、「食の喜びを知らないキャラ」はカブト上では問答無用の敵キャラ設定。
案の定、三島さんと癒着している。まぁ天道あたりはそんなこと百も承知で、
蓮華さんを使って三島さんをコントロールする予定なんだろうが。

神代剣。
ディスカヴィル家に代々伝わる名剣、ディスカリバーでワームを撃退します。強い。
しかし、じいやは(お家を守るためとは言え)勝手に家宝を売ってたりする。ダメじゃん。

樹花ちゃん。
パンケーキを焼いてる姿はかわいいのだが、
フライパンに!押し付けるな! ふくらみはパンケーキの命だ!潰すんじゃねー!!!
ってなった。まぁなんですか、カブトは食のシーンが多くて大好きなんですが、
時として「迷い箸はマナーが悪い!」「手皿!格好悪い!」とか気が散って仕方ないところもある。

天道。
天道のライダーキックは、基本、相手の攻撃を受けてのカウンターが多いんだけど、
今回は加賀美くんとの真っ向勝負であり、むしろ喧嘩をふっかけた側であるため
珍しく「カウンターではないライダーキック」を披露します。これも!これで!いいぞ!

天道は序盤で自身がカブトであることを隠している感じだったんですが、
その辺の設定を活かすことなく、今回「カブトとしてZECTに入隊」しちゃうという
なんかすっごく残念な気分ではあります。

仮面ライダーカブト 第32話

2017-04-11 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
ワームとしての本性をあらわにしたひより。動揺する加賀美だが、「ワームは倒す」と、あくまでもクールな天道。そして、カブトのライダーキックがひよりに炸裂する。


全然覚えてない!こんな展開だったか!
何はともあれ、間宮麗奈が美しい。

「ひよりだぞ!かわいそうだとは思わないのか!」
「甘いな、お前は家で昼寝でもしてろ」


という天道ですが、案の定、ワームであるひよりを手にかけることはしないわけで。
一方、加賀美くんは4話で、大切な弟の記憶と姿を奪ったワームを殺す決断をしているわけですよ。
その点では、加賀美くんだって相当の覚悟を持ってるんですよ。

うーん・・・なんていうか、あの4話のエピソードは、なんていうかなぁ。
あのエピソードがなければ、神代剣やひよりちゃんを庇おうとする姿もしっくりくるのにな。
なんかものすごく、惜しい。4話の展開を序盤でやるのは早すぎたんじゃないのか。

さてひよりちゃんの正体。
両親の姿と記憶を奪い取ったワームは、胎児までコピーできるのか。
ワーム(=昆虫)なので、卵生、しかもすっっっごく大量の卵を産みそうなんですが(怖い)
人間に擬態してるので、いや卵で産んだかもしれないけど、大量じゃなかった、良かった。
両親+総司、両親+ひよりの写真が別々に存在して、家族4人の写真がなかったのも
そういう理由だったか。ていうか、厳密には同じ両親ではなかったわけか。

しかし、天道の仇はひよりの実の両親だったんですよ。
コピーではない、本当の。
そう考えるとすごく複雑である。結局、天道が手にかけたわけではないんだけど。
でも「僕の両親を殺そうとした」っていうのは間違いなかったんだよな。

そして。天道はひよりがワームであることを最初から知ってた。
それでも、世界中の全てを敵にまわしても、ひよりを守る覚悟を持ってた。
本当の妹じゃないのに。記憶すら持たない、遺伝子情報だけをコピーした存在なのに。
そんな存在を、唯一の肉親として必死で守ろうとする天道が、痛々しい。

いままで冷静な態度をつらぬいてきた天道が、
ここで加賀美に本性をぶつけ、叫び、つめよる。
その落差が凄かった、「あの天道が」と思わせる迫力でした。

ところで、彼ら両親を殺したワームは、渋谷隕石よりも前に存在してるんですよね。
劇場版のひよりもワームだったってことかな?
まぁ劇場版は本編とつながってるようでパラレルの可能性もあるけど。

ラスト。渋谷隕石の落下地点に閉じ込められていた、もう一人の総司。
こんなイケメンがこの世に二人も存在するとか奇跡!
・・・とか正直思いましたが、冗談はさておき。

自身がワームであることを知らないワームが存在する世の中、
果たして、本編の主人公である天道は本当に人間なのか。渋谷隕石跡地の彼こそが、人間の天道ではないのか。
そしてワーム天道こそ、ひよりの本当の「兄」ではないのか。
こんがらがってきました。本当に、設定はすごく面白くなる要素を持ってると思う。

影山くん。17話に引き続き、女子供を誘拐する卑劣な役どころである。
彼自身は真面目に職務を果たしているのに、どうしてこうも不遇な扱いを受けるのか。
ザビーのクロックアップ、腕をくるりと回すの格好いい。

仮面ライダーカブト 第31話

2017-04-10 09:00:00 | 仮面ライダーカブト
かねてより ZECTで開発中だった「ハイパーゼクター」をめぐる攻防が始まる中、間宮麗奈はひよりに焦点を当てた。そして、追いつめられたひよりは・・・。


え!? ひよりちゃんってワームだったっけ!?
(うろ覚え2周目ですが、ほぼ記憶が残っていない)

というわけで、ここから本筋が再開するようです。
あぁ!劇場版が公開されたから、本筋が止まってたんですね(いまごろ)
だから、27−28話でゴンちゃんエピソードがあって
29−30話でギャグ回やってたんだな。

さて本編。

人の形で命乞いをするワームに対して容赦なくライダーキックを放つ天道。

「お前はワームを倒すとき、ためらったりはしないのか?
 ワームとは言え、擬態した人間の記憶を引き継いでいるんだぞ?」
「ためらえば、こっちがやられる」
「でも、可哀想とか思わな・・・」
「くだらん、相手がワームなら、俺は非情に徹する。そして、倒す」


ワームは全て倒すという天道と、
そんな天道に疑問を持つ加賀美くん。
いいですね!「ムシは全部、俺が狩る!」と叫んでいた仁さんと悠の戦いを彷彿とさせます。
アマゾンズ、いよいよ第2期が始まりましたね!!!

余談はさておき。

「ワームなら倒す」と断言した天道の、一番大切な存在であるひよりが、ワームであったという展開。
いいですね!こういうの、テンション上がります!

じいや。
神代剣がワームであることを知ってた。知ってて黙っていた。

大切な人を殺した犯人が、大切な人の姿と記憶を受け継いでいて、
犯人を殺すことは、大切な人の全てをこの世から消し去ってしまうこと。
本当にもうこの設定が極悪っていうか、深く唸らせる設定だし、
もっと!もっとそこ掘り下げてみようよ!っていう気がします。こんなに美味しい設定なのに!

加賀美くんについては、大事な弟の記憶を持つワームを斬り捨てた彼だからこそ
いまここで、剣ワームをかばったり、天道の態度に疑問をもったりするのは不自然なんですが、
うーん、そういうことを追及しない方が良い感じの作品なんかなぁやっぱり。
ワームが見える機器(サーモグラフィーみたいなの)も、なかった感じになってるしなぁ。

新しいカブト。
劇場版では天道の進化形態だったんですけど、本編では天道と別に存在してるんだよね。
なんなんだ。謎が深まる。

神代剣。

「これからは友と呼ばせてもらっていいか?」

この笑顔がかわいい。というか、うちの次男坊(4歳)がよくこんな顔をしてる。
神代剣もさ、鼻持ちならないヤツかと思いきや、まぁ鼻持ちならないヤツなんですけど、
育ちの良さっていうか、素直でまっすぐなとこがいいよなって思えてきました。
悪いヤツじゃないんだ。ただ、美味しいソバを作ろう → 伊勢海老てんこ盛り、みたいな
金かければ良いってもんじゃねーんだぞ!!!ってところはありますけれども。

仮面ライダーカブト 第30話

2017-04-07 22:30:00 | 仮面ライダーカブト
伝説の黒包丁を握った闇の料理人・生簀一郎。その包丁の冴えの前に、じいやも敗北を喫した。じいやのため、すべての料理人のため、天道が立ち上がる。果たして彼は料理の真髄をつかみ、生簀を倒すことができるのか?!


「全ての料理人のプライドをズタズタに切り裂き、奈落の底に突き落とす。
 そして、この俺が唯一無二の料理人となるのだ。
 感情を操るこの俺の料理で、世界中の人々を支配するためにな」


という生簀一郎。立ち位置が完全にラスボス!

ラスボスチックに強力で非道な生簀一郎ですが、すっごく格好良かったね!
奪った暖簾をくるくる回して担いで帰るとこなんて拍手ものの格好良さだったよね!

そんな生簀一郎に敗北を喫した天道。

「どうか俺を鍛え直してください。どんなことでも、耐えてみせます」

ヒーローものらしい展開! 鍛えるのは料理の腕なんですけど、
まぁ、王道のバトル展開を料理でやるっていう、すごく面白いエピソードでした。
ギャグ展開の多いカブトの中でも屈指のギャグ回だな。

そしてサイドでは、神代剣の正体を知った加賀美くんが、
そのことを誰にも打ち明けられないまま、カブトに対して本気で反撃するという、
なんか意外な展開になってます。そこは天道に殴りかからず、ちゃんと相談しようよ。