素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーセイバー 第37章「未来を変えるのは、誰だ。」

2021-05-30 11:30:27 | 仮面ライダーセイバー
世界各地に現れた巨大な本。ユーリによると、本が開くときに世界が崩壊するという。そして、その崩壊を防ぐために賢人は自らを犠牲にしようとしているらしい。飛羽真は、倫太郎とともに賢人のもとへと向かう。そんな二人の前に突如、蓮が現れた。「飛羽真!俺と勝負しろ!」蓮の思いとは?そして飛羽真は・・・。


「物語の結末を決めるのは、俺だ!」のキメ台詞が
最高にはまったワンシーンでした。
「物語の結末を、お前が勝手に決めるな!」ってね。
自己犠牲タイプの主人公には、本当にもう、声を大にして言いたい。

それはそれとして、
飛羽真の言ってることに何の重みも感じないのが、
話が終局まで来てる現時点で、本当に致命的なんだわ。

なろう系、みたいな感じなんですかね。
なんにも知らない俺が、いきなり伝説の剣に選ばれちゃって・・・から
なんにも知らない俺だけど、幼馴染を救いたい一心で、傷だらけになっても進み続けるぜ!
みたいな。

頑張ってるのはわかるけど、他のキャラから見たら
「いきなり伝説の剣に選ばれて、どんどん強アイテムゲットして強くなってく優遇キャラ」
じゃないかなと思うんですよ。
「ポッと出のくせに、重要キャラとして敵からも世界からも目をかけられてる」みたいな。

いや、頑張ってるのはわかるよ?でも俺らはずっと昔から、ずっと頑張り続けてきてるんですけど?
って気分になったりしない? お前ひとりが辛いわけじゃねーよ的な。

だから、飛羽真に何言われても「はぁ?」って思っちゃうんだよな。私が。
お前、一番の新入りじゃねーか、みたいな。

今回の蓮とのやりとり見てて思ったんだけど、「強いのが正義なんだ!」って叫ぶとこ
蓮が主人公キャラだったら良かったのになって。
そっちのが感情移入しやすかったのに。「力こそが正義だ!」と血を吐く思いで叫んで
んで、先輩から「強くなくたっていい、守るものを守れる強ささえあれば」って言われて、
先輩・・・!ってなるのな。あぁ、光の賢人くん癒される。

ユーリが芽依ちゃんにバハトの説得役を頼み、
「俺は意外と心を動かされたんだけどな」っていうの、良かったです。
現代人と違う感性もってる人がそういうんだから、そういうもんなんだろうし、
何より、ちゃんと芽依ちゃんのこと認めてくれてるのがいい。

飛羽真の、高いところから飛び降りての変身、よかったですね!
公式によると、6回おりたそうです。めっちゃ良かった。
あとセイバーの、吹っ飛ばされながらも回転してきっちり着地するとこ、格好良かった。
ワイヤーアクション、ステキ。

仮面ライダーセイバー 第36章「開かれる、全知全能の力。」

2021-05-23 10:31:58 | 仮面ライダーセイバー
飛羽真の活躍もあり、それぞれの聖剣とワンダーライドブックを取り戻した剣士たち。そんな飛羽真らはルナを取り戻し、マスターロゴスの野望を阻止するため、改めて結束することを誓う。 しかし、マスターロゴスは新たな行動を開始した。 そのころ異変を察知した凌牙と玲花も新たな決意のもと、行動を開始する。


なんていうかな、ストーリー全体の流れについてはアレなんですけど、
要所要所で魅せてくるからな。
なんかもう、結果「いいもん見たな」みたいな気分になってしまう(苦笑。

よかったとこ①神代兄妹
兄至上主義の妹と、お家絶対の兄。
前回、マスターロゴスの化けの皮がはがれたことで、空中分解するかと思ったんですが、
兄者の忠誠の対象が、マスターロゴス個人じゃなくてその理念だったので、良かった。

いや、兄妹の連携、尊いっすね!
いままで、妹を道具扱いしてるんじゃ?くらい冷たい雰囲気あった兄が
ちゃんと妹を守りながら戦ってて、すごく良かった。
このまま二人とも仲間になってもらいたい。

よかったとこ②蓮とデザスト
この二人は、画面に出てきただけで良い。私、めっちゃ蓮のこと好きになってる(笑。

「どうせ一緒に戦えって言うに決まってる」と口をとがらす蓮に、
なぜか不満そうに「その気はないのか」とデザストが言うんですが、
もうさ、これ、デザストの中身って蓮の師匠じゃない? 回想シーンにも出てきたし。

蓮を強くするために引っ張りまわしたりとか、本当に危ないときは身を挺して守ったりとか
何かしら、蓮にとってのキーパーソンであることは間違いないと思うんですよ。
ただな~、デザストも古くからある存在だからな。カリバーみたいに代替わりしたりする?

よかったとこ③賢人
もう画面に出てきただけで(略。

「この世界を消滅から救うためには、俺か飛羽真、どちらかが犠牲になるしかない」
だったら飛羽真を犠牲にしようよ!賢人くんはもう充分に頑張ったじゃん!幸せになれよ!
と、真顔で思いました。

ごめん、ぶっちゃけ、「俺はルナを救いたいだけなんだ」などと言い、
「お前はそれでいいんだよ」と、お前のその在り方だけで世界は救われるんだ的に
甘やかされている飛羽真が、あんまり好きではなかったりする(苦笑。

いや、ワンダーワールドに行くだけで、死ぬわけじゃないじゃん。知らんけど。
今回は鎧武的な、神様オチに持っていくのかなって思いましたが
ユーリが「それすらも変えてくれるんじゃないか」と言ってたので、違うのかな。

何しろこの勢い、6月いっぱいで終わりそうな展開じゃない?

あと。倫太郎がソフィアに対し「あなたも普通のホモサピエンスと変わりませんよ!」と叫んでたけど、
いやいやいや。倫太郎の言う「普通のホモサピエンス」って、剣士でもない普通の人間って意味だったじゃん?
「自分たちは普通のホモサピエスとは違うんですよ」って立ち位置だったじゃん?
「普通のホモサピエンス」という単語だけが流行って、基本を見失ってる感が否めない。もうホモサピエンスはお腹いっぱいだよ。

仮面ライダーセイバー 第35章「そして私は、神になる。」

2021-05-16 11:25:06 | 仮面ライダーセイバー
ついにルナが飛羽真と賢人の前に現れた。再会を喜ぶ飛羽真らだったが、その喜びもつかの間、サーベラが現れて。 倫太郎らは奪われた聖剣とワンダーライドブックを取り戻すため約束の場所へ。そこへマスターロゴスが凌牙と玲花とともに出現。倫太郎らはライダーに変身し、戦いを挑むが・・・。


飛羽真が川の中に走っていったかと思ったら、思いっきりやられて水の中に倒れていたので
「そういや今回は、前回に引き続き諸田監督」って思いました。
もはやライダーの水落ちはお約束。今回もノルマ達成ありがとうございます。
いや、水を爆破させる演出も派手で良いですね!

さて本編。
前回の予告で「全ての本と聖剣が集まった」とか言ってましたが
集まるのかよ?と思ってたら、怒涛の勢いでしたね。
ツイッターでも言われてましたが、なんでみんなホイホイ集まって行っちゃうかな(苦笑。
しかも尾上さん達とか、戦えないのに現地に行って人質に取られるという、
言ったらアレだけど、来るだけ迷惑なんだけど案件だったよね、

あと、マスターロゴスが用意した本を、あっさり使っちゃう飛羽真、なんなん?
それがゾンビガシャットだったら、お前即死してんで?
って思った。販促か、劇場版のブルーレイ、CMしてましたね。

まぁそんな感じで、グッドタイミングで限界したルナも含めて
いい感じで全てのピースが集まって、目次録が完成しちゃうという、ご都合展開な今回でしたが、
絵面が派手で、まぁ楽しかったです。

今回のイチ推しポイント。
賢人くんが、目の前に落ちてきた雷鳴剣と暗黒剣を見比べて、結局、暗黒剣を選ぶとこ。

もう、今回はそれに尽きる。あのシーンの溜めと、選択したところと、
雷鳴剣を置いて立ち去るところ、全て良かった。最高だった。
でも、個人的には雷鳴剣を選んで欲しかったけれども。最高だった。ありがとう。

あと、蓮が変身できるのがすごく謎だったんですけど(前に剣を封印されてたから)
うちの次男が「蓮は双剣使いだったから、一本封印されても、まだ残ってる」と
解説してくれました。一緒に見てくれる人がいると、いろいろ捗る。
蓮くんが、ここ最近ですっごくしっかりしてきてるの、嬉しい。

しかし、賢人くんが蓮くんをかばったときのシーン、
「前回のユーリの台詞と飛羽真の態度に触発されて、仲間の大事さを思い出した」
っていう流れだったんですが、
もう、それはさ、自分を慕ってくれた蓮くんを見捨てられなかった!みたいな流れでいいじゃんって。
なんでもかんでも飛羽真に絡めなくてもよくない?
賢人くんと蓮くんの間にも、それなりの情があったっていいじゃん?
って思いました。うん、私はどうやら、セイバーではこの二人を推す。あとデザスト。

ルナ&ソフィアまわりの設定については、公式サイトで説明があって、
どうやら、Blu-ray特典の映像で語られているようです。
うーん、なんていうか、そういうのを購入する層を最優先したいのはわかるんですけど、
メインに関わる重要な設定をそっちだけで説明するのは、なんだかなぁと。

買わない層を最優先しろ!とか言うと、自分勝手な話になっちゃいますけど
やっぱメイン視聴者はキッズ達なわけで、Blu-rayなんておそらく見ないし
公式サイトだって読まないと思うんですよね。

「キッズ達は、難しい設定なんて知らなくても全然気にしないだろ!?」って言われたら
まぁ、それまでなんですけど。
私は井上御大や靖子にゃんを信奉しているので、
子供向け番組だから子供向けに作ればいい、難しい話は大人だけが見る媒体でやればいいって話だとしたら
え~!?って思ってしまうんですよね。個人的な感想ですが。

バハト。
「全ての剣士は俺が倒す!」とか、
「全てのアマゾンは俺が殺す!」を思い出してワクワクが止まりませんでした。
格好良かったのに消滅させられて残念でしたが、たぶんまた出てくる。待ってる。

神代兄妹。
妹に引き続き兄も「あれ?マスター信じてたのに、裏切られてる?」って顔するの
もう、どんだけ素直に信じてたんだよ!って感じで面白いです。
そういうもんなのかなぁ、「他の剣士は利用されてるけど、私達だけは違う」とか思っちゃうの。
そう考えると、潔いまでに全てを使い捨てにするマスターロゴスの鬼畜っぷりが清々しいですね。

さて次回は仮面ライダーソロモン登場。
え?ラスボス?
まだ5月なんだけど、早くないですか。
ゴーストみたいに、最後は概念みたいな真の敵が出てくるパターンですかね。

仮面ライダーセイバー 第34章「目を覚ます、不死の剣士。」

2021-05-09 11:22:50 | 仮面ライダーセイバー
ルナが生きていることを確認し、意気上がる飛羽真たち。一方、マスターロゴスもルナを確保するよう凌牙と玲花に命じると、『破滅の書』を開き不死の剣士・バハトを復活させる。 セイバーと最光エックスソードマンの前にバハトが現れた。 バハトは仮面ライダーファルシオンに変身。セイバーはエレメンタルプリミティブドラゴンの力で立ち向かうが・・・。


「あれが・・・マスターの言っていた猟犬?」

鳥です。バハト、お腹寒そう。
劇場版見て以来「本編にも来てくれるに違いない」と楽しみにしていたファルシオンが
とうとう満を持しての登場です。やったね!

しかし、セイバーの劇中としては充分なキレキャラなんですが、
仁さんを見てきた身としては「まだ余裕残してるな」って感じが若干。
まぁ本気出されたら日曜朝には不適切な映像になりかねませんが。

さて本編。
かつて、闇堕ちした親友を救うことが出来ずに、封印してしまったユーリが、
いま闇堕ちしている賢人に向かって「どうして親友を信じてやれないのか!」と叫ぶ
俗に言う「おま言う」展開をセッティングしていただいた訳ですが。

それがなんかもう、ノーザンvsサウザンvs全てを破壊する者っていう三派入り乱れての
しっちゃかめっちゃか展開というか、
ライダー的によく見る乱闘とはちょっと違うような、なんかグダグダな印象でした。
なんでだろ。

とりあえず、ユーリの言う「だが飛羽真にならそれができると思うんだ!」に対して
「根拠は!?」って思いました。え?飛羽真ってなんかそんなすごい感じだっけ?
うーん、その場その場では必死に頑張ってるというのはすごくよくわかるんだけど、
1,000年単位で揉めてる事象を解決できるほどの説得力があったか?っていう。

でも、結果として飛羽真と賢人が並んで戦うシーンになったのは良かったです。
いや賢人も、見たことない展開が起きた時点で
飛羽真たちの力になってやれよって話なんですけどね。

そんなこんなで次回は聖剣と本が全部揃うらしい。
展開の緩急のバランスがすごいな(苦笑。

仮面ライダーセイバー 第33章「それでも、未来は変えられる。」

2021-05-02 09:30:00 | 仮面ライダーセイバー
飛羽真は、ノーザンベースへ連れ戻そうと賢人の前へ。ルナと3人で過ごした思い出の場所で説得する飛羽真だが、賢人は「最悪の未来は変えられない」と突き放すだけ。 そんな二人の前にマスターロゴスが現れた。聖剣を渡せと迫るマスターロゴスの前で飛羽真と賢人はセイバー、カリバーに変身。マスターロゴスに戦いを挑むが・・・。


デザスト、好きだわ。
「カラミティストライク」って言いながら降ってきたときは、
格好良すぎてため息でたわ。イケボが過ぎる。

デザストと蓮の二人組がたまらなく好きで、
この二人が画面に出てきただけで笑顔になります。ありがとう。

ところで、蓮の剣って賢人に封印されたんじゃなかったっけ?

デザストが蓮をかばって消えたんですけど(また出てきたけど)
あれって何ですかね、蓮のお父さんか何かですか?
そう思ったら、「お前と一緒に強くなってやるよ、そして最初にお前を倒す」
と言ったあとのデザストの沈黙がですね、胸に来たよね。

あと、ソフィア様ってルナを元に複製したの?
なんか、ちょっと余所見してるときにさらっと流されてたんだけど。
(横でこどもがプロレスやってるので気が散る)

そし予告!ファルシオン出るの!?
鷹山さん(違う)、劇場版は顔見せ程度だったから、本編にも出てくると期待してたけど
とうとうですね!楽しみ!!