世界各地に現れた巨大な本。ユーリによると、本が開くときに世界が崩壊するという。そして、その崩壊を防ぐために賢人は自らを犠牲にしようとしているらしい。飛羽真は、倫太郎とともに賢人のもとへと向かう。そんな二人の前に突如、蓮が現れた。「飛羽真!俺と勝負しろ!」蓮の思いとは?そして飛羽真は・・・。
「物語の結末を決めるのは、俺だ!」のキメ台詞が
最高にはまったワンシーンでした。
「物語の結末を、お前が勝手に決めるな!」ってね。
自己犠牲タイプの主人公には、本当にもう、声を大にして言いたい。
それはそれとして、
飛羽真の言ってることに何の重みも感じないのが、
話が終局まで来てる現時点で、本当に致命的なんだわ。
なろう系、みたいな感じなんですかね。
なんにも知らない俺が、いきなり伝説の剣に選ばれちゃって・・・から
なんにも知らない俺だけど、幼馴染を救いたい一心で、傷だらけになっても進み続けるぜ!
みたいな。
頑張ってるのはわかるけど、他のキャラから見たら
「いきなり伝説の剣に選ばれて、どんどん強アイテムゲットして強くなってく優遇キャラ」
じゃないかなと思うんですよ。
「ポッと出のくせに、重要キャラとして敵からも世界からも目をかけられてる」みたいな。
いや、頑張ってるのはわかるよ?でも俺らはずっと昔から、ずっと頑張り続けてきてるんですけど?
って気分になったりしない? お前ひとりが辛いわけじゃねーよ的な。
だから、飛羽真に何言われても「はぁ?」って思っちゃうんだよな。私が。
お前、一番の新入りじゃねーか、みたいな。
今回の蓮とのやりとり見てて思ったんだけど、「強いのが正義なんだ!」って叫ぶとこ
蓮が主人公キャラだったら良かったのになって。
そっちのが感情移入しやすかったのに。「力こそが正義だ!」と血を吐く思いで叫んで
んで、先輩から「強くなくたっていい、守るものを守れる強ささえあれば」って言われて、
先輩・・・!ってなるのな。あぁ、光の賢人くん癒される。
ユーリが芽依ちゃんにバハトの説得役を頼み、
「俺は意外と心を動かされたんだけどな」っていうの、良かったです。
現代人と違う感性もってる人がそういうんだから、そういうもんなんだろうし、
何より、ちゃんと芽依ちゃんのこと認めてくれてるのがいい。
飛羽真の、高いところから飛び降りての変身、よかったですね!
公式によると、6回おりたそうです。めっちゃ良かった。
あとセイバーの、吹っ飛ばされながらも回転してきっちり着地するとこ、格好良かった。
ワイヤーアクション、ステキ。