ギフに見限られた赤石長官は再びギフに認められるため、人類の戦略的退化ではなく人類の滅亡を目標に掲げる。 そんな赤石を阻止せんと立ち上がる一輝らだったが、人類の完全なる敵と化した赤石はギフの力によってギガデモスへと変貌して・・・。
「そうだ、聖なる男よ、また、会おう」
そうですね、やっぱ大ちゃんは、
聖属性という解釈がよく似合うと思いました。
なんか、私は大二の選択、めちゃくちゃ支持しちゃうんですよね。
26話ですよ。お互いの消滅をかけて対峙した大二とカゲロウは、
逃げることなく、言い訳することなく、お互いに正面から向き合って戦って
その結果、カゲロウは消えてしまったけれども、
それはそれで、お互いが納得する結末だったわけですよ。
あれは二人にとって正しい結末だったと、いま考えても、やっぱりそう思うんですよ。
なのに、さぁ。
「大二っち、カゲロウを消したことに、責任、感じてるのかな?」
「だとしたら、あとは大二は自分を許せるかどうかだ」
今になって周りが「やっぱり消したのは間違いだったよね~」みたいなテンションになってるの
ちょっと非道くない?って思うわけです。
とくに一輝とか、遠くからわかった風なコメントするだけで、
実のところ、放置ですからね。なんか、なんかその知った風な態度、なんかやだ。
ヒロミさんは、まだしも、大二と話をしてくれるんですけども。
「俺も散々間違ってきた。
失敗してもいい。大切なのは、そのあとだ」
「俺に一体どうしろと」
「それは、お前自身で決めろ」
その言い方だとさぁ、やっぱり「カゲロウを消したのが間違いだった」というニュアンスで
大二は受け取っちゃうわけですよ。
「俺はカゲロウを消してしまった。
もう、父ちゃんみたいにはできない」
「それは違う!」
「何より。・・・あいつとの戦いを、否定したくない」
おかげで、余計こじれてるじゃん。
父ちゃんが必死の覚悟で見せた「自分を許す」という意味が
もう、全然、もう真逆くらいの勢いで解釈されちゃってるじゃん。
ちょっと、もー。ちょっともうみんな、大二のこと心配だって言うくらいなら
もうちょっとちゃんと心配してやってくれ。(喉をかきむしりながら。
そもそもが!そもそもがですよ!
別に大二の選択、間違ってないじゃん!
(という意見に近いものを、ツイッターでもほぼまったく見ていないので
どうやら私の主張はおかしいらしいぞ?と察しながらも、素知らぬ顔をしながら
いや、ね。もちろん「それが正解」とは言わないよ?
少なくとも、誰にも相談せず、協力を請うこともせず、
一人で突っ走ってるところは、そりゃ直すべきだと思う。
でもさ、大二は自分の信じるままに、まっすぐに進んでると思う。
すごく良いと思う。めちゃ応援する。
「ギフ、俺と契約しろ」
それもまた、ひとつの活路だろ。
契約とは、そもそも、お互いの立場が対等な条件で発動するものですから、
こちらから持ちかけるのは、交渉を有利にすすめるという点でも、全然アリでしょ。
契約とは、縛りでもあるから、
どういう条件をつけるかによって状況はいくらでも変えられると思うし
例えば、人類の最低限の平和を保障してもらう形で共存するとか
もういっそのこと、地球から撤退してもらうとか
逆にこう、だまし討ちみたいな条件をつけて消滅させる方法とかも
まぁ、なくはないと思うんです。契約でだまし討ちするとか、ホントはダメですけれども。
・・・と思ってたのに、ツイッターが阿鼻叫喚の嵐になってたので「えっ?」って。
「ギフと契約するのは悪手なの!?」ってなってる。
いや、もちろん危険な賭けではありますけども。
でも・・・え、ダメ???
じゃあ逆に、みんなはどうしたら良いと思ってるの?
一輝が正攻法で戦って、勝てると思ってるの?(いやまぁ、勝つんだろうけど(主人公だからね。
そういう、戦って解決しようっていう発想が、そもそも間違ってるっていう可能性、あるんじゃない?
案外あぁ見えて、ギフ様、話のわかるやつかもしれないじゃん。
なんか、赤石もそんな感じのこと言ってたよ。
人間に利用されて裏切られた悲しい存在なんですよ~みたいな。
ね? そんなハッピーエンド、めっちゃアリだと思いませんか?
(いや、絵面的にはまったく映えないけどもな!
光くん。
彼には彼のストーリーがしっかりとあるんですが、
出されるタイミングが、なんか、受け取るタイミングとかみあわないっていうか。
「ボクがゲノミクスを最大出力に高めるまで、時間を稼いでもらえませんか!?」
「どういうこと!?」
「あいつを倒すために、必死で特訓したんです!」
「どういうこと!?」って、私も言いたかった。なにその唐突な設定。
んで。赤石が不老不死を解除してまで手に入れた「強大な力」を
光くんの「必死な特訓」が打ち負かしてしまうという、切なさよ。
まぁね、そこは「意志の力」だからね。
意志の強さでは、父母の仇をとりたい光くんの強さが勝るよね。
でも、覚悟で言ったら。不老不死を対価にした赤石の覚悟、覚悟も強かったと思うよ!
・・・ま。赤石の覚悟と言っても、やぶれかぶれなアレだから
二束三文な扱いなのか。切ないな、二束三文の不老不死。
もう散々に長文になってしまったので、その辺で切り上げたいところではありますが、
どうしてもツッコミ入れたいのが、もう1点だけ。
「しかし、最大の後悔が別にある。
私は、自らの悪魔をジョージの体内に移したのだ。
私は、ベイルを止めるために死を覚悟した。
そのとき、怖くなったのだ。
二度とジョージに会えないことを。
この世から消えてもなお、繋がりを持っていたいと。
・・・いま考えたら、狂っているよ」
いや、ないわーorz。
だってさ、ベイルを目の当たりにしてるんじゃん?
悪魔の恐ろしさを、身をもって体験してるんじゃん?
その悪魔を、息子に移す? はぁ?バカじゃん(暴言。
え、なんだろ。頭が良過ぎる人は、
一周まわってそういう発想に至ってしまったりするんですか?
えと。まぁ、マジレスすっと、これが今後の展開に必要なんでしょうけどね。
それならそれで、自分の悪魔と契約して、ジョージを守ってもらう(テイで中に入ってもらう)
みたいな設定のほうが良かったよなぁと。
契約したところで、どうせ悪魔だからね。
こっちの意図しない形で発動したとしても、
「まぁ、悪魔だもん仕方ないよね」でおさまるし。
それを、単純に「自分が死んでも繋がっていたかった」って理由で悪魔を移されるとか
もはやストーカーの発想じゃん、自分本位すぎるじゃん、怖くない?つーか怖いよ!
「ジョージの性格形成には、私の悪魔が影響を与えてしまったかもしれない。
申し訳ないことをしてしまった」
これも、あかん。
ジョージの性格について、他人に謝るとか、最低じゃない?
「うちの息子の性格、ぶっちゃけ有り得ないよね?」って、
他人に喧伝してるようなもんじゃん。
はぁ?そういうお前の方こそ有り得ないんですけども!(暴言。
いや・・・なんか、このシーンだけで真澄パパ無理ってなった。無理むり。
だが、逆にここで真澄パパの評価を地に落として「実は黒幕でした」っていう展開なら
実に評価できる展開である。そうなってくれんかな。