素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

超光戦士シャンゼリオン 29. 速水はヤミに!

2017-11-22 14:00:00 | 超光戦士シャンゼリオン
エリと黒岩は恋愛を成就させた。一方、人間界を闇次元界にしようと目論むザンダーは、ヴィンスーの能力を使って人間の闇の心を増幅させる。ヴィンスーの攻撃で闇生物ボチャッカになってしまった速水はエリを連れ去り、暁と黒岩はその後を追いかけるが・・・。


なにはさておき。
ようやく両想いになれた彼女の目の前で、別の女のラーム吸ったらダメでしょ。

なんつうかな、そういう公共の場みたいなところで
本能のおもむくまま食事はじめちゃうっていうのは、マナー違反っていうか、
人通りのあるところで立ちションしちゃうのと同レベルのドン引きさがある。
幼児じゃないんだからTPOわきまえようぜ?っていう。

しかしエリさんはそんなことよりも、
他の「女」を捕食してることが気になった様子。
いやいや、問題はそこじゃねーだろ?っていう。
食い殺されてるんですけどね、彼女。殺人ですよねこれ。

そんなこんなで、すごく良い雰囲気だった黒岩さんとエリちゃんでしたが
結局、種族の壁を乗り越え切れなかった感じです。
無念。だがしかし、この壁は!いずれ紅音也が!乗り越えてくれるから!

ところでザンダー将軍とザファイアは共同戦線はってるんだな。
あの二人、元カレ元カノみたいな関係じゃないのか?

超光戦士シャンゼリオン 28. 犬と猫と馬と鹿

2017-11-21 14:00:00 | 超光戦士シャンゼリオン
都知事選以来、エリは黒岩が気になっていた。だが、傷つけられた黒岩は、エリと会うことを拒んでいた。黒岩は心の傷を暁にぶつける。一方、ユリカは闇生物にエリを襲わせるが、黒岩は命懸けでエリを守ろうとして重傷を負う。その姿にエリは激しく揺れ、黒岩もまた自分を見捨てないエリに想いを強くするのだった。


秦の2代皇帝・胡亥の時代、権力をふるった宦官の趙高は謀反を企み、廷臣のうち自分の味方と敵を判別するため一策を案じた。彼は宮中に鹿を曳いてこさせ『珍しい馬が手に入りました』と皇帝に献じた。皇帝は『これは鹿ではないのか』と尋ねたが、趙高が左右の廷臣に『これは馬に相違あるまい?』と聞くと、彼を恐れる者は馬と言い、彼を恐れぬ気骨のある者は鹿と答えた。趙高は後で、鹿と答えた者をすべて殺したという。(ウィキペディアより引用)


マジか。黒岩さんのネタは全て創作かと思ってたんだけど、
真実も混ざってたのか。(まぁ、「馬鹿」の語源には諸説あるようですが)

「言っておきますけどね、私、生まれてから男の人を好きになったことなんて、
 一度もないんだから!」


それはドヤ顔で言うようなことなんだろうかエリちゃん。

ということで、恋愛経験ゼロのエリちゃんvs
傷心中で「お前の顔なんか見たくない」という黒岩省吾さんの、
相思相愛なくせに不器用カップルの恋愛ドラマですよ。なんだこれ、やきもきする!

とくに黒岩さんな! 見るからに強面だしくどき文句も超絶俺様仕様だったのに、
エリちゃんにだまされたら急に傷心モードに入っちゃって、
お前の顔なんて見たくないと言いながら、話がしたいと言われたらつきあってしまう、
もー! 本当にもー! どんだけエリちゃんのこと好きなんだよ!!!っていう。

胸を貫かれて流血しまともに歩けない黒岩さんと、彼を支えるエリちゃんが
互いに互いをかばいながら、必死で非常階段を逃げる姿が
もう本当に胸キュンでした。まぁ、エレベーター使おうぜ?とも思ったけども。

そしてラスト。今まで幾度となく「これ子供向け番組かよ」とツッコミ入れてきましたが
今回のはマジ、21時台のドラマでしたね。良かったよ。すげぇ良かったよ。

んで、「放っておけばいい、人間のために何かをしてやるつもりなんて毛頭ない」
とくに必要もないのに村ひとつダムの底に沈めようとしてた黒岩さんが
最後に、ダム建設中止を決めたというのも、良かったですね。

ウィキペディアなんかを読んだりしちゃったので、ガウザーが途中で死ぬらしいことは知ってて
もしや今回が最期!?とかヒヤヒヤしたんですけど、怪我が治ってて良かった。

あと、エリちゃんが途中から「省吾!省吾!」と呼び出したのにはびっくりですよね。
彼女は心の中で省吾呼びしてたんだろうか。

黒岩さんに絶賛片思い中の秘書さんですが、そんな彼女に対しても
「少しは俺の方も見てくれよ、え?」っていう同僚がいたりなんかして、
いいよね、トレンディドラマですよね。

超光戦士シャンゼリオン 27. 朱美リターンズ!

2017-11-17 08:10:00 | 超光戦士シャンゼリオン
恵順会病院の院長の自殺を止めた朱美は、暁の事務所でるいと出くわす。どちらが暁の秘書にふさわしいかでぶつかり合う朱美とるいは、秘書の座をかけて暁とともに恵順会病院の捜査に乗り出した。偶然、食あたりで入院していた速水も巻き込んでなんとか闇生物ゲトラーを見つけ出したものの、るいは・・・。


朱美ちゃんお久しぶり回。

食あたりも、頭を強打したときも、寝ている患者を起こすときも
すべて注射でなんとかしようという、おそろしい回。

しかしるいちゃんが泡と消えたときは「え!えー!!」ってなったのに
ラームが戻ったら復活してて驚いた。泡になったのに!?
ということは、ダークザイドに殺された人っていうのはいない、のか?

超光戦士シャンゼリオン 26. 闇の騎士、出馬!

2017-11-16 09:00:00 | 超光戦士シャンゼリオン
黒岩が都知事選に立候補。デリンガーを始めとした闇生物たちの協力を得て、支持を固めていく。それを阻止しようと立候補した暁だが、黒岩のほうが一枚上手で苦戦を強いられていた。エリはスキャンダルを掴み取ろうと黒岩の陣営に参加するが、そこで黒岩の自分に対する想いを知り心が揺らいでしまう。


やばいもう、黒岩さんがめちゃくちゃ格好いい。
今回はもう、超絶黒岩さん回だったし、
超絶格好良かった。とくに、ザンダーとのやりとりな。

「ザンダー。ダークザイドとは、何だ」
「なに!?」
「わからんのか! 闇次元界は既に滅び、
 我々ダークザイドは人間界でこそこそと生きる亡霊へと堕落した。
 俺は、ダークザイドであることをとっくの昔に捨てているのだ」
「貴様・・・誇りまでも捨てたというのか。ダークザイドとしての誇りまでも!」
「誇り? 人間どものラームをちまちまと吸いながら
 生きながらえている俺たちに、誇りだと!?
 ・・・笑わせるな」


からの、振り返って一言。

「ザンダー、俺は遊ぶぞ? 人間界で、思いっきり遊ぶ!」

という黒岩さんが、大変に!大変によろしかったです!

一般的な悪の軍団は「世界征服」みたいなことを目標にしてるんですが、
ダークザイドはそこまでアグレッシブじゃない、最初はそんなことも言ってたんだけど、
結局のところ、人間に寄生して生きてるんだよな。

さてそんな黒岩さん。エリが味方についたことを
困惑しながらすごく喜んでるわけですよ。
パアァって音のしそうな笑顔!光属性の笑顔!まぶしい!

「驚いたよ。まさかあんたが、俺の応援に駆けつけてくれるとはな」

んで。すぐに我にかえって二人の立ち位置を思い出すんです。

「どういうつもりだ。女心は、わからんというが」
「好きだったのよ、あなたが、ずっと」
「いいのか、知っているはずだ。俺は、俺に惚れた女の、ラームを好むと」


そんなことをあらためて告白しちゃったら、ガチで好きでも怯むと思うんですが、
さらに黒岩さんはダークザイドの姿に変化しちゃう。ある意味「弱み」をさらけだしちゃう。

「これが俺の、真の姿だ。本当にこんな俺を、愛せるというのか?」
「どうして・・・どうして私のラームを吸い取らないの?」
「前にも言ったはずだ。俺は本気でお前のことを・・・」


ここでるいちゃんがカメラ片手に飛び出してきて、いまの映像を公表してやると脅すわけです。
もうさ、ひどくない? 主人公陣営のやってること、えげつないよね? それ、人としてダメだろ。

まぁでも、おそらくエリさんとるいちゃんもそんな計画ではなかったわけで

「きゃ~、やっぱり黒岩さんが大好き♪」
「そうだろうそうだろう」
「そんな黒岩さんの元の姿も、エリ大好きなの。ねぇ変身して見せて」
「よーし見ていなさい。ブラックアウト!」
「・・・な~んて罠でした♪ 誰がダークザイドのことなんて好きになるもんですか!」

くらいの気持ちだったんじゃないかな、とか。
そう考えると、軽いドッキリのつもりで乗り込んできたエリさんと
ガチで告白しちゃった黒岩さんとの温度差が、な。

見せ方によっては、ものすごく笑えるギャグシーンになったのかもしれないんだけど、
黒岩さんが格好良すぎるのと、その態度が真摯すぎるのとで、
もう、もーう見ててやきもきしちゃうよね。切ない。たまらん。

ラストで、黒岩さんの秘書がエリに平手打ちしていくんですが、
本当にそれはもう仕方ない。平手打ちで済んで良かったとしか言いようがない。
だってさ、自分が大事に想ってる人の、純粋な気持ちを、弄んだんだよ。ひどい。

そんなわけで、恒例のギャグ回かと思いきや、まぁギャグ回なんですけど、
前半は黒岩さんに萌え、後半は黒岩さんに涙するという、とにかく黒岩さんを堪能する回でした。
あと、「すずむらあきら」に票が集まったのはどういう理屈ですか。
せいぜい30票程度かと思ってたのが意外と好勝負になってて、
次回から「探偵」ではなく「東京都知事」の肩書きになるかと思った。斬新な展開。

超光戦士シャンゼリオン 25. 怪盗クロアゲハ!!

2017-11-15 09:00:00 | 超光戦士シャンゼリオン
世間をお騒がせしている怪盗・クロアゲハから首飾りを守ってほしいという依頼が来た。「怪盗VS名探偵」という図式に憧れていた暁は快諾する。しかしクロアゲハは、いい女のうえに、犯行予告時間を守らないなどいい加減な怪盗だった。結局首飾りを盗まれてしまった暁は、新たな犯行予告に対して老人に変装し捜査を開始する。


諏訪太郎さんが!出てる!しかも若い!
若いけど頭の雰囲気はいまと変わらないのであった。

さて今回も「暁に運命の女性現る」編です。
さすが恋愛ネタ多いよな。

「あれ? 女!?」
「そうよ、それも、とびっきりのイイ女よ」


しかし今度は人間の女性。暁とはキャラも発想もかぶりまくりで
もーお前らつきあっちゃえよ☆っていうイイ雰囲気が満点の、和み回でした。
いいよな、シャンゼリオンはどの回も癒し。

「なぁに。実は長い間、本当に長い間、私は待っていたのです。
 『怪盗vs名探偵』私立探偵なら誰でも憧れるこの図式!
 かつて、怪盗ルパンとシャーロックホームズがそうであったように、
 知力と体力の限界に挑むような、火花散る戦い。
 そう、男と男が正々堂々と真正面からぶつかりあうような好勝負!
 そして、俺の名は歴史に残る・・・」


意外とベタなものに憧れていたんだなぁ暁。

ところで昔の予告状って新聞雑誌の切り抜きが定番なんですが、
今にして思えば、指紋ベタベタじゃないのかな?と心配になります。
糊つかうとさ、粉かけるまでもなく指紋が目視できそうじゃない?

「女の身でありながら怪盗に身を落とすとは、
 きっととてつもない事情があるに違いない!」


もう、お前の住んでる世界には不幸な女しかいないのか!
という速水の通常運行。
そして、事情も何も、ホストを呼んで湯水のように金を使い
「飽きちゃった」とため息つくクロアゲハの態度な。事情なさすぎ。

泳げないのにイカダで逃亡を図るクロアゲハ。

おぼれるかもしれないクロアゲハに膨らませる前の浮き輪を投げる暁。

警戒中なのに、怪しい出前の持ってきたラーメン食べちゃう警察の皆様。

シャンゼリオンにマウストゥーマウスしちゃうクロアゲハ。
え?あの口って呼吸してるの!?

敵に相対し、自分の白頭巾をはずして投げる暁ですが、
近年の特撮(つか、戦隊モノかな)だと、かぶりものを投げると全然別の格好になるじゃないですか。
「下にいつもの衣装着てたんだよ」的な。
ニンニンジャーなんかでよく見るやつです。下にニンジャの黒衣装着てるっていう。

そういうのを見慣れてたので、頭巾をはずしてなげても他の服装変わらなくて
「変わらないのかよ!なんで格好つけて投げた!?」って思った。
思ったけど、白の革スーツが超格好良かったです。