素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー剣(第41話)

2016-06-15 09:19:38 | 仮面ライダー剣
おおおおお!やっぱり思ったとおりじゃないか!
アンデッドには、アンデッドを封印する能力がないんですよ。そんな気がしてた!
いままでそんな描写がまったくなかったもんね。
アンデッド同士のバトルファイトと言いながら、いままでその描写がなかったのは
「倒したあと、どうなるのか」を視聴者に見せまいとしてたんだよ。

て言うかね、「ブレイド、私だったらこういうストーリー展開にする」っていう妄想を、面白半分で考えてて
その中で、「アンデッド同士は封印できない設定にすれば辻褄があう。
 ・・・でも勝者が決まらないバトルゲームってただのクソゲーじゃね?」って悶々としたんですよ。

公式が!まさかの!クソゲーでした!

いや、伊坂さんがレンゲルのカード、カテゴリーAをゲットするときに
自分でいけばいいのに、わざわざ橘さんを誘拐してやらせてたじゃない? つまり

 アンデッドを倒したけど封印できない
→仮面ライダーはアンデッドを封印してる
→仮面ライダーの力があれば、この戦いで勝利できる!

ってんで。橘さんを拉致って洗脳して、カテゴリーAを封印させる。
一方でBOARDの研究所を破壊して研究所員を拉致し、レンゲルのベルトを作ってた。
適合可能であれば、伊坂さん本人がレンゲルになって、このバトルファイトで勝ち残る予定だった、と。

「うーん、ちょっと無理のある設定だけど、どうせ素人考えの妄想だし、
 『イレギュラーで始まったゲームだから多少の不具合もあるよね』ってことで♪」
という無理矢理感も含めて、実は公式の設定通りでした。
まじかよ!素人の俺でもちょっとためらう設定だぞこれ!

ということで41話。どうやらここから最終章スタートということらしい。
ちょっと読み違えてたね、前回までが「ジョーカー争奪戦」ではなく「広瀬パパ編」だった模様。

序盤は久々にたるい展開でした。
なんだろ、橘さん&剣崎くんペアによる睦月くんの説得って、なんか的外れだからさ。
お兄さん属性なのに、なぜか後輩の指導が徹底的に下手な橘さん。負けるな橘さん。

私はとにかく落ちたおむすびのことが気になって気になって、
レンゲルの足元に落ちたので「お前!それ絶対踏むなよ!!!」って睨んでたんですが
ちゃんと食べてもらえてよかったです。睦月くん良い子。

「なんか知らないけど・・・うまいんだ、あいつの」

今回のベスト心に残ったシーンはなぜかここでした。

ここまで来てようやく「残るカードは4枚か」というカウントが。
それ、ちょくちょくカウントして現状報告して欲しかったです!
オーズやゴーストであるじゃん?手元にメダルや眼魂がいくつあるよ〜みたいなカット。

まあ「アンデッド同士は封印できない」っていう例のルールがあるから
現状を曖昧にしておきたいという制作の狙いか。

とつじょ出てきた、クワガタメガネのお兄さん。いいキャラですね。長生きに期待。
どんだけ長生きしてもあと10話ともたないけど!

新たなる敵、ティターン。これは普通のアンデッドなのかな。ナンバーなしかも。
天王寺博士が「いけ!ちたーん!」とか言ってたのが、とても可愛らしかったです。
関係ないけど橘さん、「天王寺のことか?」ってさらりと呼び捨てにしてたよね。
仮にも自分の職場の前理事に対してその態度はどうよ? まあ悪党だけども。

やっぱアレでしょ?天王寺博士の目的は新しいジョーカーを作ることなので、
剣崎くんの使ってるアンデッドの力を活性化させて目的達成☆なのよね。
ジョーカー作ってどうするんでしょうね。

そして、ティターンに真っ先に狙われる睦月くん泣ける。
最強のライダーという触れ込みだったのに、いつまでも雑魚扱い。
私は「いつか最強になる」と信じてる(けど無理かなって気もしてきたけど)頑張って!

仮面ライダー剣(第40話)

2016-06-14 16:40:08 | 仮面ライダー剣
ちょっと待った。人類基盤史研究所のそもそもの目的が
「ジョーカーを作り出すこと」だったんじゃねーの?と思いついたところで、
序盤に出てきた烏丸所長関連のパスワードが「double-joker」を思い出して
あやうく叫びそうになった。

だってさ、違和感があったんだ。
アンデッドである始さんが、最初から何の説明もなく普通に仮面ライダーやってるっていう事実が。
そうじゃなかったんだ。むしろ始さんがオリジナルで、仮面ライダーがコピーだったんだよ。
他のカードの能力を自由に使える異端の存在ジョーカーに目をつけた人が
人間にも同じ能力が使えるように開発したのが、ライダーシステムだったんだよ。
もはやライダーじゃなくて擬似ジョーカーだよ!

ラウズアブソーバー(名前覚えてないので調べた)について、烏丸所長は
「キング単体と融合する予定だったのに、まさか13枚すべてと融合するなんてびっくり」とコメントしてたけど
そうじゃない、融合係数が上がったらすべてのカードと融合するように、最初から設計されていたんだよ。
ラウズ+アブソーブ(吸収する、同化する)という名前からして計画通りじゃあないか。

そう考えると、原因と結果が逆になる。
「ラウズカードの封印を解いたから」「ライダーシステムを発動した」のではなく
「ライダーシステムを発動するために」「ラウズカードの封印を解いた」んだ。
だとすると、ラウズカードの封印を解いた広瀬パパも、むしろ操られていた被害者じゃないの?
(例えば「この封印を解けば奥さんの命を助けられる」などと吹き込まれたとか)
チベットに飛んでる烏丸所長も、何も知らない下っ端の可能性もあるけど、全部知ってる可能性も高いな。

つまり、人類基盤史研究所は不死の研究をするために人為的にジョーカーを作り出そうとしていて、
ここまでの流れがむしろ「計画通り」なんだ。うわー怖い、びっくり。
序盤の「double-joker」がここまでつながっていることにもびっくりした(笑)

穿った見方をすると、序盤の橘さんの「このままライダーをやっていると、怪物になってしまう」
という恐怖も、BOARDがそそのかしたものかもしれないよね。
「怪物になるから変身が怖い」人と「それでもかまわないから変身する」人を選別するための
適性試験の一環だったかもしれないよ?なんてな。

と、長々考察を挟みまして、40話視聴です。

冒頭。鎖から脱出してブチ切れの睦月くん。橘さんや剣崎くんにも襲いかかる睦月くん。
そんな睦月くんに容赦なく銃を撃ちまくる橘さん。本気パンチする剣崎くんに、ごめん爆笑してた。
挙句、逃げようとする睦月くんを捕まえ「俺だって、人質にされたら悔しい」と
青少年の繊細なプライドをぶち折るデリカシーのない橘さん。仲直りする気あんのかお前ら。

トライアルGは睦月くんのコピーでロッド使い。ロッド使いの動き好きだな〜かっこいい。

睦月くんとアンデッドのお姉さんの関係が、不器用な姉弟みたいですごく微笑ましい。
このお姉さんは出てくる時期が遅かった。中盤くらいで活躍できたら生き生きしてただろうに、
アンデッドがわらわらしてる中で活動して欲しかった。本当に惜しい。

そしてトライアルBこと広瀬パパですよ。私はもう、なぜかパパに感情移入しまくってる。
「広瀬の気持ちを弄びやがって!」とか言われてたけど、本人は全然そんなつもりじゃなくて、
むしろ勝手に二人の仲を取り持とうとしてたのは、橘お前じゃねーか!って話なんですけど。
いや、それが橘さんのいいところなんだけど、なんか不運なまでにいつも空回りしてるよね。

「会いたい、父」なんてメールを送ってきたときは
「ほら逆ギレして本当に広瀬の気持ちを弄びに来たじゃねーか!」って思った。
栞ちゃんを追いかけて本気で走るパパ、人外チックですごく怖かったです。

トライアルBがどんな予定で栞ちゃんを呼び出したのかはわからないし、
むしろ橘さんにああ言われて「そうさ俺はアンデッドさ!」って開き直ってたのかも?とか思うんだけど、
栞ちゃんの顔を見て、広瀬義人として在ることを選んでくれたので、良い終末でした。

そして、本物の広瀬パパも最後は栞ちゃんを案じてくれてたことを知って安心した。
でもね、本当に娘の身を案じているならば、擬似アンデッドなんか作ってないで
娘の顔を見に行って、会って、手を握ってやるべきだったよパパ。科学者って本当に困るわよね。

「貴様なんてことを!!!」と剣崎&橘ペアにキレられるトライアルG。
トライアルGもきっと「えええ?いまの俺が悪いの!?」って気分だったと思う。不憫。
「いま合流したとこで訳わかんないけど俺も参戦するぜ!」っていう始さんもやってきて
登場早々、あっさり消滅してしまいました。残念キャラすぎる。

ブレイドがキングフォームに変身したとき、キラキラと降り注ぐ金の粒が雨となって
広瀬父娘を優しく包むのであった・・・みたいな演出がありましたが、
通り雨に降られたんだけど撮影強行したんですね、っていう。
雨の似合うシーンだったのでその選択は良し!ですが、キラキラ演出は余計だったかなと(苦笑)

その前にあった戦闘シーンでは、なぜか地面がぬかるんでいてスーツが泥だらけになってて
「泥だらけの戦闘珍しい!」とか「でもあとで洗濯大変!」とか思ったりしてたんですが、
あとにして思えば「待ち合わせシーン撮影(晴れ)」→「パパ死亡シーン撮影(通り雨)」
→「戦闘シーン撮影(雨上がりのぬかるみ)」だったのかも。
天候に左右されながらの野外撮影、本当にお疲れ様です。大変よね。

ところで今回になって突然、デリカシーに欠けてた天音ママが
始さんにべったりの天音ちゃんに眉をひそめるシーンが。えええ今更!?
娘の貞操が心配なら、そもそも若い男を母娘二人暮らしの家に引っ張りこんでる時点でアウトだよ!まじ今更。
ようやく始さんと幸せになれたんだから、邪魔しないで欲しい。心の底から。

仮面ライダー剣(第39話)

2016-06-13 09:12:32 | 仮面ライダー剣
自分の正体について聞かされ、まず口をついた言葉が
「では・・・私は、誰なんだ・・・」というのが辛いです広瀬パパ。
たとえ人が作り出した命だとしても、
そんなふうに、都合の良い記憶や人格を植え付けて利用するのは、辛い。

「たとえトライアル(試作品)だとしても素晴らしい、きみの功績は神に報告しておくよ」
という、相手をモノ扱いして、それに気づきもしない天王寺博士の言動。
うわー、こいつはマジ悪党だわ、こいつには共感できないわーと思った
第39話冒頭ですよ。こんにちは。

いや、しかし天王寺博士がトライアルA(しかも本人了承済み)の可能性もあるな。
待てよトライアルCも未確認だぞ、
「橘くん、キミはどうして、自分を人間だと信じているのかい?」みたいなね!怖いね!

広瀬パパは、とりあえず、
自分が人間だと信じていた間に、栞ちゃんに会っておけば良かったのにね。
「私には『広瀬義人として』すべきことがあった」という言葉の切なさよ。

橘さんに対して「私は実験にこの体を捧げたのだ!」とか言い出して
ちょっと待って勝手に設定作るなよ!と思ったけど、
でも本当にそうだったら、広瀬パパ改めトライアルBは幸せだったのかな〜とか。
信じたかった、演じたかったのかな、とか。

せめて、広瀬義人として、栞ちゃんのパパとして終われるといいよね。

いやしかし。みんなで口止めしてるのに
睦月くんがやってきてバラしちゃうとか。「そこかー!それは盲点だったわー!」ってなった。
クラブのQのお姉さん。なんやかや言ってレンゲルに惹かれるものがあるのか
睦月くんの世話焼いてるし、くノ一みたいなことまでやってて、
いいよね。でもこのお姉さんもじきに封印されると思うと切ないのぅ。

始さん。
まさかの遊園地でおおはしゃぎの始さん。
天音ちゃんと完全にデートモードの始さん。こいつら最終的に結婚するんだろな。

睦月くんを助けに行くよ!って誘ってるのに
まさかの「・・・(いまから天音ちゃんとケーキ食べるから無理)」と言外に断る始さん。
ケーキ食べるからって出動を拒否したライダー、たぶん始さんが唯一無二。

いや、トライアルを倒すにはジョーカーの力が必要で、
剣崎くんがもし暴走したら、誰が止めるの? 始さんしかいないんですけど?
って話なんだけど。まあいいやようやく訪れた始さんの春を邪魔する者は馬に蹴られるべき。

あ。広瀬パパは橘さんのデータとって、剣崎くんの血液サンプルとって、
今回は睦月くんの血液サンプルとったんだ、多分。
え?じゃあ始さんの血液とったらコンプリート? 4人のデータで集めたらすごいものが作れそう。

仮面ライダー剣(第38話)

2016-06-12 10:09:13 | 仮面ライダー剣
うーん、なんだかよくわからなくなってきた。

ジョーカーを救うために、小さな確率に全てを賭けた剣崎くんの態度が正義であるなら。
剣崎くんを救うために、広瀬パパの言葉を信じて頑張った橘さんも正義なのか。
亡くなった妻を復活させるために、わずかな可能性に賭けてアンデッドを研究している
広瀬パパも、正義なのか。

みんな、「大切な誰か」を助けるために、
大きな危険は覚悟のうえで、それでも必ず助けると信じて戦っている。
橘さんの選択を「考えなし」、広瀬パパの選択を「悪党」と言いながら
剣崎くんの選択だけ「すごい」と評価するのは、えこひいきなのかもしれないな、とか。

登場人物の数だけ正義がある。それを「正しい」「間違ってる」なんて一概には言えないよな。

しかし。「トライアルDってことは、いままでにABCの試作もいたんだな〜」とは思ってたけど、
まさかの!広瀬パパが!トライアルBとか! ていうかパパじゃなかったよ!びっくり!
「剣崎くん使って実験すんな、自分が被験体になれよ!」とか思ったら、既に人外だった!
そして、いまさら「しおり・・・」などと思い出したようにパパ面するのであった。いまさら!?

そっか、ということは広瀬パパを作った人がいるんだね。天王寺さん?
そもそも一万年前のバトルロワイヤルも「神の作ったゲーム」だったし、
突き詰めれば「神」が出てきちゃうのか。神が出てきちゃうと壮大すぎて困るんだけど。

んで。「頼りにならねーよ橘さん」と散々ディスってたけど。栞ちゃんにもディスられてたけど、
橘さんなりに「剣崎を助けて、広瀬さんと栞ちゃんを再会させてあげたかった」とか考えてて
お兄ちゃん!この人マジでお兄ちゃん属性だ!と感動した。いや頼りにならないけど!!!
でも最後にハートのキング持ってきてくれたからこその大団円だからな。ありがとう橘さん。

広瀬パパの持ってたもう一枚のカードって、何だったんだろうね。
スペードとハートはフルコンプしたので、残るはダイヤのキング?
と思わせて、まったく違う新種のカードだったりしそう。

始さん。
剣崎くんとの感動のシーンを橘さんに邪魔されて、容赦なくバンバン撃たれてたけど、
久々に晴れやかな顔をして、水面に映る自分の顔(いや正確には自分のじゃないけど)にウットリしてて、
もう本当に良かったね!良かったね!と。ようやく天音ちゃんとも再会できたし!

「今度は俺が、剣崎を救う番だ」もシビれた。

そして剣崎くん。挑発なんか無視して殴られておけばいいのに(痛いけど)
なぜかキングフォームに変身。そこはジャックフォームでも良かったんじゃないのか。
そんで暴走。初めての暴走。高笑いしながら戦う剣崎くんてば新鮮。

その剣崎くんを止めにきた始さん、ワイルドカリスに変身して、睦月くんを片手で弾き飛ばす。素敵。
剣崎くんにどーのこーのと説く姿が、1レベル上の高次の存在で、ただひたすらにかっこいい!
んで、剣崎くんの一撃を微動だにせず受ける(寸止めだけど)
変身してしゃべってただけだけど、強いぜワイルドカリス!

なんか、いつのまにか剣崎くんも始さんも同じ
「油断したらジョーカーになっちゃうけど、心を強く持って頑張ろうね」という仲間になってた。
「俺もジョーカー抑え込んでるし、おまえもできるよ!」とか、始さんがまさかのポジティブキャラになってて、
ジョーカー経由したせいかキャラ変わったぞ! まあいいやもう。

もう変身しない方がいいんじゃないのか? こればっかりは橘さんに賛成したよ。
だって、あとは普通に倒せる敵ばっかりじゃない?
いやまだトライアルシリーズ出てくるのか。
え?そしたら橘さん必要なくない?(ひどい)

まぁ久々に、ライダー4人が生身で集まる姿を見られました。なんか嬉しい。
これにてジョーカー争奪戦は終了か。いよいよ次回から最終章だね。

仮面ライダー剣(第37話)

2016-06-11 14:21:36 | 仮面ライダー剣
ふおおおおおおお!神回!!!
まさか、ブレイドで「神回」などと叫ぶ日が来るとはな!!!

とにかくすごかった!すごかったんだけど、この気持ちを言葉で表現できる気がしない!
素晴らしさを伝えきれなくて悔しいけど、すごかった。

キングフォームに変身するアレ(名前わかんない)を睦月に渡し、
ブレイド変身セットを橘さんに渡し。
自分の持てる全てを引き換えにして、始さんを救いに行った剣崎くん。
後半戦なのにこんなに丸腰のライダー、初めて見た。

橘さんとバイクですれ違いざま、急停車してのシーン。
立場の異なってしまった二人が、一瞬交錯するっていう構図がたまりません!
始さんをジョーカーの呪縛から解き放ちたい剣崎くんと、
破壊者ジョーカーの存在が恐怖だけど、剣崎くんを信じたい橘さん。
瀬戸際の二人の、ヘルメット越しの真剣勝負ですよ!!

ここで当然のごとく、躊躇せずベルトとカードを渡しちゃう剣崎くん。
そのシーンはなかったんだけど、これは睦月くんとのやりとりと被るし、
見せずとも「剣崎くんならそうしてる」って目に浮かぶようにわかるので、
たぶんすっごく絵になるシーンだった!だろうけど、敢えてカットしたのが素晴らしい判断。

とにかくもう、始さんを救うためにできることを全部やる!っていう
剣崎くんのまっすぐさが、純粋で美しい。
まあ逆に言えば、それが剣崎くんのバカたる由縁なんだけども。

いっつも画面越しにブレイドをみてる、覗きが趣味みたいになってた橘さんですが、
ようやくここで見せ場ゲットです。もっと現場に出てこいや!

生身のアクションは定番の萌えポイントです。
でも怪我したところを淀んだ色の川の水で洗うのは、衛生的にちょっと怖いぞ!

そしてカリスのキングフォーム!
やっぱカリスかっけぇ。キングフォームになったらさらにかっけぇ。

睦月くんの「なぜあいつばかりが強くなる」に、鎧武のミッチが見えました。
でも虚淵さんが仮面ライダーのあれこれオマージュしてるらしいので、
ミッチがパクってる可能性も、あながちないとは言い切れない?

でも紘汰さんの強さは「蛇の気まぐれ」という、人間の力が及ばないもので、
「なんで紘汰さんばかり」っていうのは視聴者も「ほんとそれ!」って感じなんだけど、
剣崎くんの強さは経験と、何より目的と思いの強さによるもので、
二人の差は単純に剣崎くんと睦月くん個人の実力差なんだけど。
それを「俺に装備が足らないせいだ」と他者のせいにするところが青い、青くてよろしい。

同じことを大人が言ってたら「おまえふざけんなよ一回殴ってやる」という気分になるんだけど、
高校生男子だと「青臭いよね、若いよね、うんうんがんばれ青春」と暖かい眼差しになります。
感想がおっさんくさいな。

この流れは、おそらく睦月くんはキングフォームになって(あのお姉さんを封印しちゃうのかな、惜しい)
キングである嶋さん(覚えてるかい?)と融合してレンゲルの影響が消える展開なんだろうな、
でも今の睦月くんは「レンゲルに乗っ取られた」っていうより、あれが睦月くん本人っていうか、
まんま「理想(最強のライダー)と現実(へたれ三下)のギャップに悩む高校生」なんですよね。
レンゲル、息してる?

天音ちゃん、一時的に失明。
あの流れは「目が見えない→でも始さん発見→ジョーカーに抱きつく→始さんに戻る」
という流れだと思って。ジョーカー倒れたところに天音ちゃん飛んでくると思ったのに違った。
もしかして「やると思った?でしょ〜♪でもやらない♡」ていう制作サイドの狙いだったら悔しい。
でも始さんが自分を取り戻す過程は、今回の展開が激アツだったので、盲目の天音ちゃんの出る幕なし?

ともあれ。この熱い展開はほぼ終盤チックなのだが、
これまだ10話以上残ってるよね?これ勢いを維持できるのかしら。