素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーゼロワン 第27話「ボクは命を諦めない」

2020-03-19 22:00:08 | 仮面ライダーゼロワン
突如現れたレイダーによって消防訓練対決が行われたビルで本物の火災が発生。救助される役として参加した福添副社長らがビルの中に取り残されてしまった。今度は福添らをいち早く無事に救助することをルールに勝負再開。ヒューマギアの119之助と消防隊長・穂村はビルへと突入していく・・・。/span>


燃える火の輪の中で戦う、金と赤金の仮面ライダー。
いやもう完全に趣味の世界ですね!
踊り狂う炎を反射してきらめくう二人の姿が、
善悪を超越して、ただただ美しかったです。良かった。

さてさて本編。
人命を守るために炎の中に身を投げ、機能を停止した119之助。
こういうのはもう、問答無用に刺さりますよね。
こどもの頃に読んだ絵本「幸福な王子」を思い出しました。

みすぼらしい姿になった王子の像は、心無い人々によって柱から取り外され溶鉱炉で溶かされたが、鉛の心臓だけは溶けず、ツバメと一緒にゴミ溜めに捨てられた。 wikipedia「幸福な王子」

灰にまみれてかき出された「鉛の心臓」(確か絵本では可愛いハートの形をしていた記憶)を
唐突に思いだしました。懐かしい。
「人間を助けるために」「自分の持てる全てを失い」「炎に焼かれ金属の塊に還る」
いや、もうね、幼児期に心にヒットした絵本の1ページを思わせるシーン、
刺さらないわけがない!とても良かったです!!

それはそれとして、ですね。

「バックアップで復元できるのに、なぜそこまで・・・」
「頑張ってくれた社員をほっとけないだろ」


序盤でも思ったんですが、ヒューマギアへの思い入れが深い、深過ぎる或人は
なんか危ういなぁと、思うんですよね。

言ったらアレですけど、復元可能なんですよヒューマギアは。
死んでしまっても、代替可能なんです。
だから、「いくら殺しても大丈夫」とまでは言いませんけど、
今回みたいな生きるか死ぬかの究極のシチュエーションにおいては
やはり、まず最初に犠牲として選ばれますよね。
或いは、ヒューマギアの犠牲を前提とした、ヒューマギアの命を踏み台にした救出作戦だって、
当然のようにたてられる訳で。

つまり、人間と比べて圧倒的に消費されやすい存在だと思うんです。
だから深く関わる人ほど、そこは割り切っていかないと、
人間と同じように扱っていたら、いつか自分が壊れてしまうんじゃないかと。

一方で。劇場版に登場したウィルは
「ヒューマギアの労働に対しても報酬が支払われるべき」と主張してまして。
「報酬って具体的に何よ?」って思うんですが、たぶんお金じゃないだろうし
高価なオプションパーツ? 最先端のシステム?っていうのもピンと来なくて
やっぱ「大事に扱ってもらう」「人間と同レベルの待遇を得る」ことなんじゃないかと。

いや、わかんないですよ?
そうなんじゃねーかな?っていう話で。

だとすると、或人のそういう対応こそ
ウィルが、迅が、全てのヒューマギアが求める「報酬」なのかもしれない。
でもさー。なんかとにかく危ういんですよ。バランスが悪いというか、
あの生き方が正解とは思えない。

さらに深読みすると、先代の是之介社長も同じようにヒューマギアに傾倒していて、
そんな是之介の在り様を心配した天津垓が、
ヒューマギアそのものを廃し、ZAIAスペックでその代わりを補おうとした?
・・・っていうと、美談すぎるし、流石に無理があるけど(苦笑。

天津垓。

「社長、彼の意見も一理あるかと」
「キミの意見は聞いていない」
「はい・・・すみません・・・」


東映公式で「冷静に見えても少しずつ綻び始める精神状態」と記述されてた天津垓ですが
唯阿の意見を一蹴する態度は、異様というか、
歯車狂ってきてる感じが、すごく不穏で。

今回のレイダーは、天津垓が準備したものじゃなく
ZAIAの研究員が自発的に動いたってことなんでしょうか。
愛社精神に富んでるな。

「君は・・・どこの部署の人間だ?」
「開発部です! ヒューマギアが勝負に負けるように仕向ければ
 社長のお役に立てると思って、会社からレイドライザーを持ち出して・・・」


結果、ZAIAでレイドライザー作ってたことがバレてしまったので
京極さんむしろミステイク!って感じです。
あの1000%社長、「全てはシナリオどおり」と謳う天津垓のことだから
社員がレイダー化したのも想定内じゃないの?って感じですが
その結果、追い詰められてる姿には、普段の余裕なんてなくて。

なんかな、ああいうマッドサイエンティストみたいな敵役は
計算高いのが魅力的なんであって、
それが自己崩壊しちゃったら、収拾つかなくなるんじゃないか?
どうなんのかな、天津垓が崩壊したあとには、それを背後から操る真の敵が!?
みたいな展開になるんでしょうか。やだなー。

「レイドライザーの価値も知らずに・・・。
 危険なヒューマギアに対抗するためにA.I.M.S.が使う兵器がショットライザーなら、
 民間人が使う兵器がレイドライザー、
 つまり、人命救助のための正義のテクノロジーなのですよ」


しかし。お仕事5番勝負はチェックメイト寸前で、
飛電インテリジェンスを買収しちゃえば、ヒューマギアなんて一掃できるんですよね?
「危険なヒューマギアに対抗する」必要もないと思うんですが、
なぜか、民間人用の兵器まで開発してるとか。

天津垓の見てる「シナリオ」では、
民間人がヒューマギアと戦争する未来が描かれているんでしょうか。
事前に兵器まで準備してるとか、その段取りの良さからすると
何かしら信用性が高いソースがありそうな気配も。話が読めないぞ。

まったく関係ないけど、遠距離からスナイピングしてくるパンダレイザー、
その攻撃スタイル、怪人にしては珍しく感じました。
だってほら、遠距離攻撃用の武器つかって近接攻撃してくる人ばっかりじゃん(笑。

副社長&専務ペア。

「副社長・・・お先に失礼します・・・」
「逝くなー!まだ勤務時間だろー!」


こういうセリフ、大好きです。

「人間とヒューマギアが手を取り合う未来は、かなわない夢なんでしょうか」
「信じよう・・・119之助を」


この勝負に負けたら飛電インテリジェンスは終わりなんですけど、
「負けたら自分の肩書きは」「収入は」を気にするんじゃなく、
是之介社長が目指していた「未来」を最初に考えるっていう。

劇場版を見てるから、この二人が意外とあぁ見えても
ちゃんと会社のことを愛してるんだなってことを知っていますが、
やっぱね、そういう態度をちょくちょく出してもらえると
好感度あがりますよね。最終回までバタバタ元気にやってる立ち位置ですね。

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仮面ライダーゼロワン 第26話「ワレら炎の消防隊」

2020-03-08 15:23:47 | 仮面ライダーゼロワン
お仕事五番勝負の4回戦は「消防士訓練対決」。ザイアからは熱いハートの消防隊長・穂村が出場。飛電は消防士ヒューマギア・119之助で受けて立つ。ルールは、消防訓練として設定された火災現場のビルからより多くの人を救出した方が勝利。しかし垓は勝利をより確実なものにするため、唯阿にある指令を出し・・・。


とにかく「消防士かっけぇぇぇ!」でした。
だってさ、序盤ちょっとチャラついてて、
助ける相手が美女集団だと「うおおおおー!」 ヤロー集団だと「おおぉ・・・おう」
救助者役が「助けてー(棒読み」と叫べば
「真剣にやれよ」とボヤいたりして。

でも、事故が起きたと認識するや、モードを切り替え
ほぼ反射で救助行動に移行してて。
いやぁもう、めっちゃプロ。めっちゃ格好いい。

「こいつはな、助かるはずの命を諦めて、見殺しにしようとしたんだ!」
「申し訳ありません。生命反応なしと認識したので」
「いいか!そのメモリによ~く記録しとけ!
 たとえ生命反応がなかったとしてもすぐに死亡すると決まったわけじゃねぇ、
 それが命ってもんだ!
 救える命を諦めるヤツは、消防士失格だ!」


いままでヒューマギアの相手をしてきた人間って
「ヒューマギアなんかに」「機械にわかってたまるかよ」みたいな
あからさまに差別的な態度を取る場合が少なくなかったんですけど。

穂村隊長はそういうんじゃなくて、
人間だから、ヒューマギアだから、っていうんじゃなくて、
その行動でもって、「消防士失格だ!」と叱る。
言われた119之介も、それが愛のある言葉だと理解できているから
暴走することなく、正しく学習する。

そして、ラストのシーン「さっさと準備しろ!」と声をかける穂村隊長。
邪魔だ!とか、現場に入るな!とかじゃなく。戦力として正しく評価している。
もうね、最後のシーンの穂村隊長がめちゃくちゃ格好良かったです。
穂村隊をメインにしたドラマはどこで放映してますか。

ところで。私などは「心配停止=大至急AEDもしくは心臓マッサージ!」って感覚で
これを放置しようとした119之介に対して「ええええ!?」って驚いたんですが、
トリアージの基準によると、あながち間違いでもないとか、
ツイッターで仰ってる方がいらっしゃいまして。

結果として助かったのだから、穂村隊長の判断が正しかったという話なんですが。
救急の現場っていうのは、本当に一瞬の判断が生死につながるし、
正解なんてない中、知識と経験を積み重ねてルールを作り上げていくことの
大変さを垣間見たっていうか、いやもうぶっちゃけ、素人には誰が正解かなんてわかんない。みんなすごい。

「命に対する理解が足りなかった! ・・・でも、それは俺も同じだ。
 俺たち、穂村隊長に大事なこと、ラーニングさせてもらったな」


これこそ、或人が理想とする、人間とヒューマギアの協力関係ですよね。
そんな風にあればいいんだと、思いました。
ヒューマギアが優れてるとか、いやいやZAIAスペックのが高性能だよとか、
そういうんじゃなくて。

人間の経験や感覚が物を言う場面もあるだろうし、
一酸化炭素が充満して、人間では活動できない場所でも
ヒューマギアなら救助活動が行える。
そういう風に、混成チームでもって、適材適所で活動できれば一番ですよね。

つまり。天津垓さえいなければ全てまるくおさまっていると(苦笑。

でもなー、天津垓、格好いいんだよ。
天津垓を推します!って決めたら、なんかスッキリしました!
顔が良いのは正義です! 言動はアレですけど。アレすぎるけど!

「A.I.M.S.からの報告ですが、滅亡迅雷.netの迅が姿を現したと」
「そうか」
「・・・驚かないんですね」
「100%、想定のうちだ」
「100%・・・?」


こんな、一見なんの変哲もない会話でも
「どうした!?」って思わせる社長。
どうした何があったんだ社長。100%じゃ全然足りないよ!

お仕事勝負は、その垓の目的のための一つの関門だと言えますが、今までフェアな戦いを心掛けてきたはずの垓が“勝つ”ために少しずつ変化し始めます。冷静に見えても少しずつ綻び始める精神状態。デイブレイクに端を発するアークと垓の関係にも今後注目です。(仮面ライダーWEB | 東映

「100%」も綻びの一端?
関係ないけど「フェアな戦いを心掛けてきた」って!いや存在そのものがアンフェアだよ!

しかし。ゼツメライザーのセットを唯阿にやらせるとか、正直ひきました。
テレビカメラに映ってるから?
でもそんなん、部下の所業は社長の責任でしょ。
単純に、「唯阿の手を汚させる」が目的っぽい。ひどい。

その他。
お仕事5番勝負のミーティング。
今まではカフェのオープンスペースでやってたのに
今回はホテルの一室でしたね。またカフェに行って欲しいな。

「もうひとりのヤツがレイドライザーをばらまいてる仲間か!
 そいつはどこにいる!?」
「・・・案外近くにいるかもね」


第18話でも「お前の背後にいるかもな。今はなき、我らの同志が」と言われてた不破さんですよ。
もうね、これ絶対、不破さん=亡(ナキ)じゃん!っていう。

残る一人は「亡(ナキ)」だと公式で明らかにされてましたけど、
引用したセリフ「今は『なき』、我らの同志が」って言ってるし!
うっわぁ!仕込まれてる!仕込まれてるよこれ!ってテンションあがってる。

「不破さんの近くってことは、唯阿じゃない?」と、うちの9歳が言ってましたが
それだと、滅のプログライズキーの在り処を不破に聞くのが不自然ではある。

久々にフリージングベアに変身。
「そういやメタルクラスタホッパー以外には変身できないって言ってたよね!?」と思いましたが
前回もアサルトホッパーになってたっけ。
ゼアと接続できた時点で解除されたってことですね。

あと、まったく関係ない話ですが。
上堀内監督が前回から担当されてて。でも2話1セットで監督を担当されるのが恒例なので
26-27話と続く今回どうなるのかな?と余計な心配(マジ余計な心配)してたんですが
3話連続で担当とのことで。良かったね!良かったね!

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仮面ライダーゼロワン 第25話「ボクがヒューマギアを救う」

2020-03-05 21:38:05 | 仮面ライダーゼロワン
イズが衛星ゼアと交信できなくなった。原因の解明を依頼された博士ヒューマギアは、社長室のラボで通信を妨害するジャマーを発見する。どうやら何者かがラボに侵入したらしい。そこへ諫が「滅が消えた!」と駆け込んでくる。ジャマーが仕掛けられた事件と関連があるのか・・・。


前回の予告で「ゼロワンの真実が語られる!」とやってたので、
新たな事実が続々発覚!?と身構えてたんですが、
総集編的な内容でした。折り返し地点だからね。助かる!

という訳で今回もいつものように感想を書き始めてみましたが、
なんかこう・・・「これってなんか腑に落ちないんだけど!?」が乱れ咲き
これじゃ私、アンチっぽくない?・・・違うんだ、アンチじゃない!むしろ愛してる!(逆に怖いヤツ。

とは言え、「腑に落ちないけど、気にしないことにするぜ!」っていうのも変な話なので、
今回はとりあえず、ネガティブっぽい感想を最初にあげといて
「迅がめちゃくちゃ格好良かったね!!」っていうのを
最後に放出する構成で、お届けしたいと思います。

さて本編。というか、設定の復習。
12年前の出来事は劇場版でもやってたんですが、
あちらはタイムジャッカーが関与したことで、途中でアナザー歴史に変わってるんですよね。
今回のまとめが正史。

「当時、衛星アークの開発はZAIAを中心に進められていました。
 その計画の裏で、ZAIAの社長、天津垓が
 衛星アークに人間の悪意をラーニングさせていたのです」


アークの開発はZAIAがメインだったのか。
それはZAIAに任せた人が悪い。

ちなみに、劇場版では或人の父・其雄がアークのシステム上で仮面ライダーの開発をしてました。
なぜアークのシステム使って開発するかな。だから滅亡迅雷.netに悪用されるんだよ!さておき。
飛電の人間がアークと関わる描写はあったのに、劇場版には天津垓やZAIAはまったく出てこなくて、
だから、アークの開発も飛電インテリジェンスがやってたものだとばかり。

劇場版に天津垓が出てこなかったのは、何かの伏線だったりする?

「その結果、衛星アークはヒューマギアをハッキングし、人類への反乱を実行した。
 そして、ハッキングしたうちの4体の優れたヒューマギアが滅亡迅雷,netを作り出した」


「衛星アークは人類を滅亡させるため、自らを宇宙に発射しようとした。
 しかし、或人社長の父上、飛電其雄が衛星アークとの戦いに備えて
 既に開発していたのだ。仮面ライダーを」
「お前の父親が・・・」
「あぁ、その遺志をじいちゃんが形にした」


「結果、町ひとつが消える爆発事故、デイブレイクが起きた」

アークの打ち上げ失敗が、デイブレイクに直結してた?
時系列で整理すると

・アークによるヒューマギアのハッキング開始
・異常に気づいた飛電インテリジェンスが、アーク打ち上げの中止を決定
・4体のヒューマギア(滅亡迅雷)が中心となって反乱を起こし、
  アークは自らの打ち上げを強行。
・其雄がアークの打ち上げを阻止。
・デイブレイク発生
・其雄は或人をかばって絶命する。

っていう感じですかね。

ここで腑に落ちないのが2点。
その1。第4話によると、製造工場のヒューマギアが一斉に反乱を起こしたので、
桜井工場長が工場ごと自爆する形でこれを封鎖。
工場の爆発が周囲の動力炉に誘爆して、結果、街ひとつが壊滅!って説明してたんです。

いずれにしろ、アークが扇動したヒューマギア反乱の結果なんだけど。
製造工場内のトラブルだと思った桜井工場長が自爆した結果、
デイブレイクシティー全体が大爆発、アークは打ち上げ失敗どころか地中に沈んじゃって
一体何が起こったの!?的な? 結果オーライ的な話だったんでしょうか。工場長GJ。

腑に落ちないの、その2。
其雄が或人をかばって死んだのは、爆心地からかなり離れた地点
なんならデイブレイクシティーの端っこだったかと思ってました。
だって、あの爆発の規模だと、中心地にいたら消し炭だからね。

でも、其雄が打ち上げ阻止に尽力したことと、飛電の立ち位置を考えると
或人もデイブレイクシティーの中心地にいたのかなぁ。うーん。

次。

「飛電はヒューマギア開発の再起をはかり、衛星ゼアを開発。
 ついに4年前、打ち上げに成功した」


4年前。意外と最近なんで驚いた。
劇場版では12年前の時点で、ゼアはほぼ完成してたっぽいんですよ。
(福添副社長が是之介に託されたゼアと共に、地下組織に潜伏していた)

まぁ確かに「アークがあるのにゼアも作ってたの何で!?」って感じだったので
「アーク失敗→再起を決意→ゼアの開発」っていう流れの方が、わかりやすいんですけどね。

「一方、滅亡迅雷.netは人類への反撃のときを待ち、息をひそめていた。
 飛電が運用していたヒューマギアが、シンギュラリティーに到達するそのときを」


「こうして、アークとゼアの戦いが始まった。
 人類滅亡のために生み出された悪意の力がゼツメライズキーのデータであり、
 人とヒューマギアの未来を切り開くために生み出された善意の力が
 プログライズキーである、というわけだ」


すごいキレイにまとめていただきましたが
実際のとこ、プログライズキーは戦闘データを元に衛星ゼアが作ってくれたものだから
「善意の力」とは違うと思うんだけどね。
善意の力っていうのは、前回の、ヒューマギア達が送ってくれた
あの小さいヤツの方じゃない?

公式で「謎のキー」と呼ばれてたアレですが、
「今後の物語に大きく関わっていくアイテムとなります。」とのことで、
おのれまたもや商品化の予定だな!(いや、うちはもうあんまし買わなくなったからいいけど)

「何も恐れるようなことはありませんよ。そのために、A.I.M.S.が結成されたのですから。
 滅亡迅雷.netを駆逐するため、ZAIAが全面バックアップして兵器を託した。
 仮面ライダーという兵器をね」

「人類を脅かす恐怖に立ち向かう、人類最強の兵器。
 いずれ警察や軍に利用されるようになれば、莫大な利益を生む」
「つまり・・・兵器ビジネスこそがZAIAの本当の目的」

「君は私を恐れている。恐怖に対するその怒りが争いを生む。
 その争いをビジネスに変えるのがZAIAだ」

「飛電を買収したらA.I.M.S.の役目も終る。
 ZAIAのビジネスが本格始動する
 仮面ライダーサウザーが究極の兵器を完成させる」


天津垓は、ZAIAの社長とは言え、本社が別にある世界的企業の中の雇われ社長なので、
会社そっちのけで遊んでたら、本社の人に怒られるんじゃ?と心配してたんですが、
なるほど兵器ビジネスという大義名分があったんですね。

でもなぁ、仮面ライダーの力がいかに強大であっても、
所詮は「個」の力、なんですよ。
兵器として活用するのであれば、強大な「個」の力よりも
意志を持たない「群」としての力の方が、使い勝手は良いと思うのです。
具体的に言うと、ヒューマギアを軍隊として使ったほうが、効率が良い。
どうせアレですよ、エライ人なんて、自分は戦場に出ないんだから。

軍事目的であれば「意志をもったヒューマギアは不要」という天津垓の言い分は納得ですが、
逆に言えば、「意志をもたないヒューマギアは有用」と言うべきだとも思うんです。
でも、天津垓はヒューマギアを全否定する。仮面ライダーサウザーも、製品と考えている?

「飛電は仮面ライダーという素晴らしい兵器を開発した。
 しかしアークという恐怖がなければ意味はありません」


すごいところから自分を正当化してきたな!
確かに、ヒーローが活躍するためには悪の存在が必要不可欠・・・っていうと
なんか自己矛盾が生じてしまうんですが。そういうのは置いといて。

14話「方舟が導く、新時代の神話」と言っていたように
天津垓にとってアークは単なる「仮想敵」ではなく、何か重要な意味がある・・・はず。
今回のこれらのセリフは、自分の行動に(一時的にしろ)納得してもらうための、
とおりの良い説明に過ぎないんじゃないかと。

まぁなにしろ、本心を見せるようなキャラじゃないよね。
唯阿と二人きりの時にしか本心を出さない印象。
ってか、この二人の関係性って何なんだ。

天津垓の行動は、おそらく是之介との過去に関わってると思うので、
「過去に何があったのか」が明らかになるの待ちですね。
本当に親子だったりするんじゃない?と、かなり本気で疑ってる。

「渡さない・・・俺の会社は絶対に」

拳を握り締める或人に、さりげなくアークが反応してましたね。
アーク推しなのでワクワクが止まりません。

振り返りダイジェストはそんなところで。

「わが社の工場でヒューマギアの開発・製造を担当している
 博士ヒューマギア、博士ボットです」


開発・製造担当もヒューマギアだったのかよ・・・。
そこはね、そこは、人間に担当して欲しかったんだ。
なんかな、「人とヒューマギアの」っていう割りに、ヒューマギアばっかりじゃない?
そりゃヒューマギアが権利を主張するはずですよ。むしろ、この世界って人間いらなくない?(暴論。

「さぁこれで、わしの仕事は終わりかな」
「・・・わし?」


イズちゃんが「わし?」って言うから、もう一度見直しましたよ。

「12年前、デイブレイクがおきる前から、
 僕がヒューマギアの製造主任を務めていたからね」


序盤で、一人称が「僕」になってた。
これは迅の一人称! いや、こんな伏線、イズちゃんの指摘がないと気づきませんよ!

しかし、シンギュラリティーを起こした迅は、他のヒューマギアを制御できるという設定
すっかり忘れてたよね。だって、制御可能になった途端に壊されちゃったから(15話

「当時、幼児教育に役立てるために、父親型ヒューマギアを開発していた。
 そのひとつが、滅の原型となる個体だ」


幼児教育のためのヒューマギア? しかも父親型???
なんだろうな。或人に父親を作ってやりたい、という是之介の発想から開発したんでしょうか。
それにしたって、其雄はone and onlyな個体だろうし
(劇場版でも、「飛電の姓を与えられた特別な存在」と一目置かれていた)
その成果を流用して(?)父親型ヒューマギアを量産しているとは思わなかった。

「僕は滅のなんなの?
 あ、わかった。僕はアシスタントってヤツだよね、きっと」
「いや、もっと大事な存在さ。
 迅、お前は俺の、息子だ」
5話

父親型として作られた滅は、当初の目的を失った今でも、
一番近しい存在を「息子」として認識していた、っていうのが
なんかこう、切ないですね。そういうとこは妙にロボットっぽい。

まぁ、大事な息子を自分の思い通りに育てるために、
強制的にリセットかけちゃうようなパパなんですけどね。昭和か。

「俺は、どんな時も夢を忘れずにいたい。
 だから・・・人とヒューマギアが一緒に笑える未来のために戦う。
 それが、仮面ライダーゼロワンだ!」


このセリフを決めたあとの或人の表情が大好きです!
不破さんとのWアサルト変身、見せ方がメチャ格好良かった!

「人間からヒューマギアを開放して自由を与える・・・。
 それが僕、仮面ライダー迅だ」


或人と対をなす迅のセリフ。
もうね・・・こういうの最高じゃないですか。良い。ひたすらに良い。
ということは、やはり或人の相手は迅、という設定なんだな。

「よく戻ってきた。人類滅亡の狼煙をあげるぞ」
「滅。僕はそのために戻ってきたわけじゃないんだ」


ヒューマギアを開放して自由を与える、っていうことは、
ヒューマギアの働きに対して正当な報酬が与えられる社会を目指す、ってことなんだろうか。
劇場版でウィルが主張していたヤツですね。

ということは、人類滅亡はその条件に入ってないし、
なんなら、或人の目的と両立可能なんじゃないの?
戦う必要なくね?

あと。滅亡迅雷.netは「アークの意志に従う」ための存在だったのに、
迅のその姿勢はアークの意志を無視してるよね。この展開は想定外。

さておき。もう迅が格好良かった。メチャクチャ格好良かった。
鳥モチーフがそもそも大好きなんですよ。キバの飛翔態とか最推しなんですけど、
今回の、不破さんを襲う火の鳥エフェクト、最高でした。大好きだ。
あと、仮面ライダーには珍しい短剣っていう武器も意外性があったし、
スーツ姿!迅のスーツ姿!はぁ、もう言葉も出ないぞ。

今回は上堀内監督だったんですが、え?ゼロワンはこれが初なの?言われてみたら確かに。
もー、上堀内監督は仮面ライダーの人なんですからね! 返してもらうからね!
って、大人げなく思ってしまいました。
だってサブタイの見せ方からこだわり出てるもん。随所こだわり見えるもん。ありがとう!ありがとう!

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仮面ライダーゼロワン 第24話「ワタシたちの番です」

2020-02-26 22:21:15 | 仮面ライダーゼロワン
サウザーの強力な必殺技でメタルクラスタホッパーは変身解除される。病院で意識を回復した或人だが、体にダメージが残りまともに動くことができない。イズはそんな或人をDr.オミゴトに任せ、「メタルクラスタキーのことは私にお任せください」と言うと、単独である行動を開始する・・・。


今回は時系列にそって箇条書きで。

・松田エンジに「社長」と呼ばれたときのメタルクラスタホッパー。
 首をぐりんと回して振り向く姿が、まんまゾンビゲーマーで気持ち悪い!
 そういえば中の人はゲンムのアクターさんだった。、

「調子にのるなよ、アーク!」
 って挑発されたら相手しに行っちゃう。意外と素直なアーク。

・ていうか、メタルクラスタホッパー=アークなんですね。
 アークには自意識があるのか。名前呼べば反応するんだ。

「私に従え!」と叫ぶ天津垓。
 この人はまぁ、何度やられてもメタルクラスタホッパーに絡んでくるなぁと思ってたけど、
 アークが現界したばかりの、戦い慣れてないうちに首根っこを掴んでおいて、
 自分の方が立場が上だと、首輪をつけておく必要があったんだなと。
 してみると、余裕ぶって見えるけど、意外と天津垓も瀬戸際だったのかもしれん。

・サウザーとメタルクラスタホッパーの必殺技の衝突。
 これは絶対、いわゆる「やったか!」「いや、やってない」パターンだと思ってたのに、
 白煙の向こうに見えたゼロワンが膝を突いて倒れたので、びっくり。というか、負けたの!?
 そこは、負けて欲しくなかったなぁ。アークには、人なんかに負けて欲しくない。なんとなく。

「予言しましょう、あなたはヒューマギアによって、破滅する」
 いや待て。確実にお前の手で破滅させられてるところなんだが。

「でも、いつまたヒューマギアが暴走するかわかんないし」
 「或人社長はそうお考えなのですか?」
 「ごめん。俺が一番ヒューマギアを信じてやらなきゃいけないのに」


 だって、アークの意思にのみこまれたら暴走しちゃうわけで、
 それはもう、信じるとか信じないとかいうレベルの話じゃないし。

 ・・・とか思ってたんですが、イズはその一手先、
 「自分たちで解決策を見つけ、それを実行」していた。
 イズの言う「私たちを信じて欲しい」というのは、「マギア化しない」ってことじゃなく
 「私たちの底力を信じてください」っていう意味だった。

 しかしなぁ。これもまたある意味、ヒューマギアの暴走っていうか、
 こう言ったらアレだけど、AIが人間の許可なく勝手に画策してたりするの、ちょっと怖くない?
 などと、思ってしまったりする、身勝手な人間なのでした。
 たぶん、「老害」と呼ばれるカテゴリに片足突っ込んでると思う。時代に取り残されるタイプ。

 なんかな。ゼロワンの世界には、ヒューマギア開発の人がまったく見えないからな。
 開発スタッフと協力して頑張って欲しかったな~っていうのはある。

「私はあの時、わざと暴走したのです」
 前回のマッチの暴走は、唐突すぎたな~って思ってましたが、
 わざと!暴走!(驚愕。

 「本当は暴走するふりにとどめておくつもりだったのですが、
  アークの力は想定以上でした」
 「アークの力に逆らうのは、難しいな」

 暴走するふりで、アークに接続しちゃうとか、うっかりにも程がある(苦笑。
 んで。なんか普通にヒューマギアに共感してる或人。キミは本当に人間か。

・実は今回で最後のターンだった、滅と不破さんの恒例トークタイム。

 「アーク様の言うとおりってわけか。くだらねぇ」
 「お前も同じだろ?」
 「何を言ってる? 確かに俺はA.I.M.S.の人間で、A.I.M.S.の技術はZAIAが築いた。
  だが、納得できない命令は聞かねぇ。俺は・・・俺のルールで動く」
 「なぜ言い切れる? お前が、おまえ自身の意志で動いていると、なぜ言い切れる」


 ホラーだなぁ。
 18話でも感じたことなんですが、不破さんはやっぱりアークの何かを仕込まれてるし
 滅はそれを把握してる・・・って印象ですよね。

・ヒューマギアから善意のデータを集めるイズ。
 データをわざわざアナログ媒体に入れて、それを箱詰めして宅配便で持ってくるというあたり
 「ちょっと待てーい!」ってなった。まぁ、情緒ですかね。

・暗殺ちゃん・・・ではないけど、祭田ゼット(松村龍之介)の名前がOPにあったので期待してたんですが、
 ちらっと!でしたね。ちらっとだった。もっと見たかった。

・仮面ライダーの伝統。ガードベント発動。
 今回は外出してたのでリアタイできなかったんですが、ツイッターではさぞや
 「ガードベント」の文字が躍り狂っていたんだろうなと。祭りに参加できず無念。

 ガードベントについては、せっかくこう、感想記事については馬鹿みたいな数を誇ってる当ブログなので
 元ネタになった回のリンクを貼っておきますね。龍騎19話
 こうして世間からネタ扱いされてますが、実際に見ると、すごいきつかったよ。
 めちゃへこんでるよ感想記事が。

 んで。そんな衝撃のガードベントに使われたくせに、
 なんで無傷なんだマッチ! うちの7歳息子も「なんで!?」って驚いてたぞ。

「どうやら、アークにハッキングされたヒューマギアを元に戻す機能があるようです」
 それなんてリプログラミング。
 まぁ、リプログラミングのときは、遺伝子の後天的装飾の消去及び再構成っていう
 学術的な裏付けまでついていた訳ですけども。(エグゼイド22話

 「なぜだ、いったい何をした!?」
 「へへっ、わかんねーだろ。俺も、わかんない。
  でも、俺だけの力じゃできなかった。
  ヒューマギアを信じたから、できたんだ」


 わかりませんよね。今回は全部、イズのお膳立てだから(苦笑。
 でも察するに、善意で構築されたヒューマギアを悪意で塗りつぶし、
 その上から更に善意の塊をぶつけることで悪意を吹っ飛ばした、的な?

 だから、盾にされて攻撃をくらったように見えるけれども、
 マギアにとって、これはダメージにはならない? ならないってことですか?

・ついで、二撃目は盾のない天津垓を直撃。
 あー、これはもう「殺(や)っちゃったなぁ」ていう勢いだったんですが、生きてた。
 思ったより大丈夫だった。
 こんなとき、檀黎斗だったら上半身まっぱだったのに。惜しい。

プログライズホッパーブレードのおかげで、アークとの強制接続を解除、
ゼアと接続することができて良かったね!ってなるんですが、
個人的な趣味の話をすると、「ゼアがいれば大丈夫!」みたいなの、あんまり好かないのよね。

第15話の感想でも書いてたんですけど、
ゼアはほら、生まれてすぐ大地を離れ、遥かなる高み、完全なる清浄な世界(宇宙)から
人間を見ている。きれいなもの、美しいものだけでできた、そんな存在じゃないですか。
物理的にも精神的にも遠過ぎて、理解しあえる感じがまったくしないんだよね。

対するアークは、人間の醜さを知り、空を目指しながら飛べず、地の底に落ちたもの。
苦しんで苦しんで苦しみぬいて、そして「人間を滅ぼす」という目的を得たもの。
まぁ現状、人間にとってもヒューマギアにとっても害悪でしかないんだけど、
この流れでいくと、いつか或人がアークのことも救ってくれるんじゃないかな。
人間の善性も認めてくれたら、アークめちゃくちゃ魅力的になると思うんですよ!

うーん。ゼロワンにものすごくハマっているわりに、
これという推しキャラが決まらないなぁと思ってましたが、
こうやってつらつら文章を書いて読み直していると、
確実に天津垓とアークを推している。ペアで推してる。あれれどうしてこうなった?

おまけ。今回の解説をしてくれる不破さん。


迅を蹴り飛ばしたのは岡田龍太郎さんのアイデアだそうです。
そのシーンを見たときは「さすがは不破さんだぜ!」って思いました。
或人がもう、天津垓に対してきっちり怒らないからさ、
拘束されて無抵抗な人間を蹴り飛ばす不破さんは、まぁぶっちゃけほめられる話ではないですけど、
「ほら!不破さんだったら、怒るときはきっちり怒るんだぜ!」って。

ところで、「海老井千春」の名前に意味があるんですか?
海老=ABとか? 千春=thousandとか?

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2020.02.23 ひらパーショー

2020-02-23 23:21:43 | 仮面ライダーゼロワン
脚本構成力の高さに定評がある「仮面ライダーショー@ひらパー」に
行ってきました!



今回はですね、「次男の誕生祝いのご接待」という名目で
夫から予算を出してもらっての参戦だったわけですが、
正直言うと、「1月の、レーザーがゲスト出演するのはガチで観たかった」とか
「こないだ情報解禁された3月の、555の方が面白そうじゃない!?」
っていうのが、ありました。こんなツイも流れてきたし。


ぶっ飛んでるの、見たいじゃない!

結論から言いますと、今回のエピソードも大変面白かったです。
ホントに見るもの全部クオリティー高い。
ひらパーさんはどうにかしてDVD化してくれませんか。

という訳で。さくっとあらすじ。覚えてる範囲で。脳内補完もバリ込みです。録画はしていない!(キリッ



・突然現れた謎のタイムジャッカーにより、常盤ソウゴが殺される。
・それを知ったウォズは「わが魔王が殺されるはずがない」とタイムジャッカーを追う

・ヒューマギア工場が襲撃を受ける
・襲撃者を戦う或人。やがて刃唯阿がサポートに入り、撃退する。
 「ありがとう。でもなんで?」
 「事態を早く収拾しろ、という社長命令だ。今日のお仕事勝負も中止にするそうだ」
・工場襲撃の被害報告を受ける或人。幸いにも人的被害は無かったが、
  おかしなことに、納品直前のヒューマギアが20体、強奪されたことを知る。

・そこへウォズが合流。
 「あ、ウォズ」
 「お久しぶり・・・ということは、記憶が残っているんだね」
  令ジェネのラスト(過去改変の記憶を消そうとするソウゴと拒否した或人)
  を踏まえたセリフですね。

・ソウゴが殺されたことを聞かされる或人
 「殺された?ソウゴが・・・?」
 「いや、おそらく死んではいない。わが魔王が殺されていたら、私も存在できないはずだからな」
  この後も、「ソウゴの死=ゲイツ・ウォズの消滅」という前提で進むんですが、そうだっけ?
  劇場版Over Quartzerのラストが「消滅するはずなのに、なぜか復活してましたテヘ☆」みたいな感じだったけど、
  その後に何か設定が追加されてますか? 全部は追いきれてないからなぁ。

・工場襲撃も、おそらくタイムジャッカーの仕業に違いない。
・強奪されたヒューマギアから発信される位置情報を手がかりに、タイムジャッカーのアジトを探すことに

・敵陣営。
・グランドジオウライドウォッチを手にしたタイムジャッカーが、手下に語る。
・「お前はジオウが存在しない世界のアナザーライダー。
  お前が存在し続けるためには、ジオウがこの世界に存在してはならない。
  データ抽出が完了したから、このウォッチはもう必要ない。
  もしかしたら何かに役立つかもしれない。持っていけ」

・なんかの話をする或人とウォズ(忘れた)(なんか恨んでるとか恨んでないとか?)
・鷹揚な態度を見せる或人に「王ではなくとも、人の上に立つ器か」と呟くウォズ。
・さらになんかの話を続け(ごめん忘れたw)お互いを知ることが大事だよねーみたいな話に。
・「ソウゴを助けるためには相互理解が必要!
  はい!或人じゃーーーーーーないっと!」
・聞こえないふりをする皆さんw。

・タイムジャッカーの元にたどりつく一同。
・アナザーライダーに足止めを要請し、逃げるタイムジャッカー。
・「捨て駒扱いだと思うんだが、いいのかい?」
 「はっ、好きにするがいいさ」
・或人と唯阿が、アナザーライダーの脇をすり抜けタイムジャッカーを追いかける。
 「止めなくて良かったのかい?」
 「好きにするがいいさ」
・攻撃を仕掛けるが、アナザーライダー相手では通常攻撃がまったく通用しない。
 アナザーライダーだから、本ライダーの攻撃じゃないと効かないんでしたね!
・「諦めの悪いヤツだな」
 「諦めない!わが魔王はまだ死んでない!」
 「これを見てもまだ、そんなことが言えるか!?」
 「それはグランドジオウライドウォッチ・・・!」
・そこで突然、時空が揺らぎ、ゲイツが現れる。
・「ジオウはまだ生きている! 俺がここに存在していることがその証拠だ!」
 「さすがゲイツくん、わかってるじゃないか」
・アナザーライダーに飛びかかり、ウォッチを取り返すウォズ。
・「ゲイツくん。ちょっとの間、そいつを足止めしていてくれたまえ。
  では(会場に向かって)皆さん。私が『せーの!』と言ったら
  ご一緒に『祝え!』とお願いします」
 「お前!そんなことのために、俺に足止めさせてるのか!?」

・ウォズの「祝え」にあわせて、グランドジオウが復活!
・「そんな・・・確かに死んだはず!」
 「あれはねぇ・・・死んだフリしてただけだよ。 
  力をカードに封印する能力を持った平成ライダーがいたから、その応用」
・グランドジオウが剣キングフォームを召還。
  ひらパーのショーでは毎回シークレットゲストが登場するんですが、
  まさかキングフォームとは・・・サプライズ。

・ジオウと剣のW攻撃で、アナザーライダーを見事に撃破。
  ということは、剣関連のアナザーだった?
  でも「ジオウの系譜には出てこないアナザー」と言ってたから、違うか流石に。

・片がついたところで、ゲイツがウォズに歩み寄り、いきなり殴りかかる。
 「何故俺を呼ばなかった!?」
 「キミこそ、どうやってここに来れたんだい」
 「ディエンドが、何が起こっているかを説明して、俺をここまで連れてきてくれた」
  ディエンド云々はエンディング後のエピローグの会話。2号ライダー同士で仲良しっていうか
  「あーわかる!あいつそういうことやりそう!」っていう納得が深い。


・タイムジャッカーの元にたどりつく或人と唯阿。
・「ジオウの代わりに魔王にでもなるつもりか?」
 「魔王? そんなものには興味がない。俺はただ、世界の終わりが見たいだけだ」
・タイムジャッカーなので、自由に時間を止められる。一同は手も足も出せず、一方的にやられる。
・どうすればいいんだ・・・と悩んだとき、衛星ゼアから或人と唯阿に通信が入る。
・再びタイムジャッカーに切りかかる或人。「何度やっても無駄だ」と
  時間を止め、或人を弾き飛ばすタイムジャッカー。
・弾き飛ばされた或人を、正面にいた唯阿が蹴り返す。
・意表をつかれたタイムジャッカーは時を止める間もなく、飛んできた或人に斬られる。
・「どういうことだ・・・連携をとる余裕なんてなかったはず・・・」
 「衛星ゼアだよ。数秒もあれば作戦を立てるには十分だ」
・唯阿に感謝の言葉を述べる或人。
 「それにしても、絶妙な力加減でちょうど良かった」
 「無茶なことを。不破だったら殺されてたぞ」

・「だが!これで終わりではない!」
・タイムジャッカーは強奪した19体のヒューマギアに、平成ライダー19人の情報をラーニングさせ、
 それらの端末を残る1体にリンクさせることで、
 平成ライダー全ての力を使用できる「ヒューマギア版仮面ライダージオウ」を完成させていた。

・登場するヒューマギア=ジオウ。
・そして、ジオウ、ゲイツ、ウォズが合流。
  グランドジオウとジオウが対面するという、激レアなシチュエーションが発生!
・「ワタシこそが、最低最悪の魔王だ」
 「ふざけるな!これは力の継承じゃなくて、単なる学習だ!」と叫ぶゲイツ。
・ヒューマギアを悪用されたことに激怒する或人。
  ヒューマギアの存在意義を熱く語るのだが、最低最悪の魔王を自称する相手に届くはずもなく。
・ヒューマギア=ジオウはリンクしたビルドから天才物理学者の能力を使用し、
  衛星ゼアのシステムにハッキング、衛星落としを開始する
・さらに、ドライブの能力で周囲に重加速を発生させる。
  いや考えてみたら重加速ってドライブの能力ちゃうやん。
 
・カブトのクロックアップを使い、止まった時間の中をひとり動くヒューマギア=ジオウ。
・しかし、なぜか止まった時間の中でグランドジオウも動き出す。
・「どういうことだ!?」

「お前も、ジオウの記憶を学習したのであれば、私のことを知っているはずだ」
グランドジオウの口から響く声は、常盤ソウゴのものではない。
それは、紛れもない、オーマジオウの声(by小山力也)!
「過去に干渉されたことで、私の存在にも揺らぎが生じた。
 ・・・最低最悪な魔王?
 おまえなど、最低最悪には程遠い!」
 格好良い!!! この瞬間、オーマジオウ推しになることを決めました。

そこからは反撃のターン。
グランドジオウが腕や太モモを叩いてレジェンドライダーの武器を召還し、撃破。
ヒューマギア=ジオウは元のヒューマギアに戻り、停止しましたとさ。おしまい。



抜けてるところも、間違ってるところも多いと思います。うろ覚えなので。
途中でヒューマギア=ジオウがシンギュラリティーを起こしてたんだけどな。
流れが思い出せない(苦笑。

今回は、コロナウィルスの影響で握手会(物販購入者限定のヤツ)は中止になったんですが、
代わりに「壇上で撮影用にポージングするタイム」が導入されたので
なかなかに良い写真が撮れました。
いやー!ネットにアップしちゃダメっていうから!見せられないの残念!残念だなぁ!!

ところで。ジオウ本編的には
SOGOを倒したことでオーマジオウのルートが消えたんだと思ってたんですが、
ぶっちゃけその辺はどうなってるんでしょうね。
オーマジオウへつながる現在は、「この時点では」消えているけど、
もしもソウゴがどこかしらで足を踏み外すようなことがあったら、
いつでもオーマジオウのいる未来へとつながる用意はできているんだぞ?と。

そういった意味で、未来への可能性のひとつとしての「オーマジオウ」が
ソウゴの中に内包されてるのかもしれないなぁと思いました。

あと、子供達が「強化系に変身しなよ!」「ウォズ、ギンガファイナリーになればいいのに!」
「グランドジオウはライダーを呼べばいいのに!」と、もーう好き勝手に言ってて
ショーには限られた予算とか人員とかっていうものがあってだなぁ!?って思いました。
「なんでヴァルキリーなの?バルカンは!?」って言われてもなぁ。ポスターにも書いてあっただろ。
大きいお友達はこの辺のやりくりを理解したうえで鑑賞してますが、
小さいお友達は「なんでフォームチェンジしないの?」と思っているかも。無理やで。